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大腸菌群数の低減方法
自分が勤める下水処理センター(標準活性汚泥法)から河川に流す放流水の大腸菌群数が 月によって多少変動があるものの、それなりに存在しています。 (1日のコンポジットサンプルによる試験結果より) そこで 今年1年を使って大腸菌群数を低減させる為に検証実験を色々やる予定です。 そのために色々と検証計画を思案していますが 最初に思いついた方法は 次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素)の注入率を上げるって方法があります。 それ以外の方法も検討して 検証実験を行いたいのですがどんな方法があるのでしょうか? 接触時間を延ばすという方法も検討したのですが 自分のいる下水処理センターは 最終沈殿池出口水(高級処理水)が塩素混和池で次亜塩素に接触時間は1,2分程度、そこには攪拌機はありません。 しかし、攪拌機を付けるのも現状難しい状況です。 また接触時間を延ばす方法も特に思いつきません。 そこで1年がかりで現存する施設や設備を用いて 色々と検証実験を行いたいと思い、大腸菌群数の低減方法を思案しています。
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最後に殺菌するだけでいいならば、次亜塩素酸で殺菌せずとも、加熱殺菌でも、UV照射殺菌でもいいから、事前に「生きている細菌数」を減らす策を取る。 活性汚泥の中の微生物が一生懸命に油とかの有機物を食べて沈殿してくれている、その上澄み液に活性汚泥の微生物のほか、大腸菌類も漂ったままで最後の沈澱池に向かうわけですから、 活性汚泥は沈殿して再復活できるように一部は上流に戻ってもらうように回収が終わった後で、上澄みの部分にいる微生物は大腸菌類だろうか活性汚泥だろうが、殺菌して単なる有機物になってもらう、というステップを組み込むしかないかと思います。
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前回回答が付かなかったのでカテゴリーを変えて再投稿致します。 下水処理水の放流に関する衛生面での基準の一つとして、「放流水1立方センチメートルあたりに含まれる大腸菌群に属する細菌数が3000個以下」というものがあります。 そして、将来的にはこの基準における「大腸菌群数3000個以下」の部分を「『大腸菌“群”数3000個』に相当する大腸菌数以下」に変更すべきではないかとする動きもあるそうです。 何故このような基準が設けられているのかについて疑問があるのでここに質問させて頂きます。 自分なりに調べてみましたところ、地方共同法人日本下水道事業団技術開発部が配信しているメールマガジン「いまさら訊けない下水道講座 4」( 2005年9月5日配信 №44号) 【参考URL】 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/im/pdf/i4.pdf において 「『ある環境中の大腸菌群数が人間への危険性が無視できる程度であれば、その他の病原性微生物による危険性もそれ以下』であると考えられることから、それら病原性微生物の指標として適当だからです。」 という記述を見つけました。 しかし、大腸菌は大腸内の環境に特化して適応した細菌であるため人体外の自然環境中では他の微生物との生存競争に負けてしまうので、体外環境中では絶滅してしまう種が殆どです。 その事は、先述の「いまさら訊けない下水道講座 4」においても「その高い栄養要求性等から通常糞便が存在する環境でなければ増殖できません」と記されています。(生物は自然死や事故、他の生物からの攻撃等々によって死ぬ個体の累積数が時間の経過と共に増え続けますから増殖出来なければ絶滅するだけです) 要するに体外環境中において大腸菌は他の多くの微生物と比べ非常に絶滅しやすい訳です。 一方、大腸菌以外の微生物は大腸菌よりも体外環境に適応したものが大部分であり、それらの中には(ウェルシュ菌やセレウス菌などのように)病原性があるものもある程度の割合で存在していますから、例え大腸菌数が0であった場合であっても糞便由来の大腸菌以外の病原性細菌や細菌以外の病原体が生き残っているおそれは十分考えられるのではないかと思います。 大腸菌専用の培地で培養を試みた際に大腸菌のコロニーが生じなかったからと言って、ノロウイルスのようなウイルスや有鉤条虫卵のような寄生虫の類が存在していないとは言えないはずです。 つまり「大腸菌の検出数が基準値以上」である事は「滅菌が明らかに不十分」である事の証にはなりますが、だからと言ってそれは「大腸菌の検出数が基準値未満」である事が「滅菌が十分」である事の証になる事を意味するものではないわけです。 下水処理後の水が放流しても安全である事を保障するためには、「『滅菌が不十分である』と確実に分かっているわけではない」(単に証拠が見つかっていないだけで「不十分」である可能性も否定出来ない)というだけでは不十分で、「滅菌が十分である事」即ち「放流水の中に病原体が含まれている事による危険が十分低い事」が保障されていなければならない筈です。 それにもかかわらず「『ある環境中の大腸菌群数が人間への危険性が無視できる程度であれば、その他の病原性微生物による危険性もそれ以下』であると考えられる」とされ、それを根拠に大腸菌が「それら病原性微生物の指標として適当」で、下水処理場の放流水中の大腸菌密度が基準値以下であれば衛生上問題が無いとされているのは何故なのでしょうか? 尚、私が知りたい事はあくまで「規則の一つとして大腸菌(群)数を指標に用いる事にした理由・根拠」ですので、「規則でそう決められているから」といった類の回答は御遠慮願います。
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ご回答をありがとうございました。 >事前に「生きている細菌数」を減らす策を取る。 なるほど、それは一つの手ですね。 当下水処理センターでは脱臭層の排水を最初沈殿池の入口に送ってます。 実は放流水での大腸菌群数が増え始めたのは脱臭層を設置した頃からです。 ひょっとしらそれが原因ではないかと思い始めました。 脱臭層の排水って大腸菌群数の増加にどう関係があるのかは不明ですがね >加熱殺菌でも、UV照射殺菌 新しい施設等を設置する事ですか? 質問項目にも書きましたが、現存する施設や設備を用いてやらなくてもいけないです。 >一部は上流に戻ってもらうよう これは返送汚泥の事ですよね >上澄みの部分にいる微生物は大腸菌類だろうか活性汚泥だろうが >殺菌して単なる有機物になってもらう、というステップを組み込むしかないかと思います。 これは 当下水処理センターでいう、塩素混和池の次亜塩素注入率を上げるしかないって事ですか?