ウルトラマンや仮面ライダー

質問

今日、弟がウルトラマンを観ていて言いました。「どうしてウルトラマンは口より先に手を出すの？悪者だって理由があって行動しているのに…学校の先生だって最初に注意してから怒るのに…説得すれば辞めるかもしれないのに」
私はその場で何も言えずに「何でだろうね」で終わってしまいました。その場で適切な答えが出せなかった私がとても恥ずかしいです。弟の言うことに説得力があり、経験を踏まえなが説明していたので私としてもあまり良い例えが出てきませんでした。
皆様はどの様にお考えなのか、また、どう言えば適切な答えになるかお力をお貸し頂けると幸いです。どうかよろしくお願い致します。

回答No.5

TAKA2015MAR · ベストアンサー

元々のウルトラマンは、ただ暴れる怪獣を倒す巨大化したヒーローのような単純な話ではありません。当時の時代背景を描き、問題となりつつあったいじめ問題（帰ってきたウルトラマン）を取り上げた話など、およそ子ども向きとは思えないクオリティの高いシナリオに基づいた話が多々あり、地球に迷惑をかけない（街を破壊したり無差別に人間に危害を加えない）怪獣には温情をかけ、宇宙に連れて帰るような話までありました。

例えば、目覚しく発展する科学がもたらす犠牲を描く、『ウルトラマン』第23話「故郷は地球」に登場する「ジャミラ」が有名です。某国が打ち上げた人工衛星が水の無い惑星に不時着し、搭乗していた宇宙飛行士「ジャミラ」が地球からの救助を待つ間に水の無い環境に適応、やがて怪獣へと変化します。「ジャミラ」の母国は、宇宙飛行士を危険な目に合わせたことへの国際批判を恐れて事故を隠蔽。「ジャミラ」に地球からの助けはありません。彼は後に地球への復讐を近い自力で帰ってきます。科学特捜隊は、パリ本部（本部はパリ）からの「元が人間であることは明かさず、一匹の怪獣として葬り去れ」という命を下します。水の無い環境に適応した水に弱い「ジャミラ」は、科学特捜隊の人口降雨作戦と、ウルトラマンの出す水流で絶命、科学特捜隊の手により丁重に埋葬され墓標が建てられます。科学特捜隊のイデ隊員は「この墓標は犠牲者であるジャミラに対する人間のエゴにすぎない」と吐き捨てるという重厚なストーリー。被害者であった「ジャミラ」への同情と、無差別な復讐によって加害者に転じてしまった不条理をも描いた有名な作品です。

> 「どうしてウルトラマンは口より先に手を出すの？悪者だって理由があって行動している
> のに…学校の先生だって最初に注意してから怒るのに…説得すれば辞めるかもしれないの> に」

平成に入ってからのウルトラマンは、おもちゃが売れるよう、シンプルに分かりやすい敵と戦うヒーローとして描かれ、おもちゃっぽい武器を使ったりもしますが、元々のウルトラマンは、光の国からやってきた宇宙人で、素手で戦い、地球上での活動は3分に限定されていました。

怪獣が暴れて、多くの人が犠牲になっていることが明らかになっている時には、それ以上の被害拡大を防ぐ為に即効で当然手を出さねばならず、地球上では3分しか活動できないので、万一説得に失敗すれば地球は壊滅。暴れ狂う怪獣に説得する余地はありません。

ですが、超メジャーな「バルタン星人」や、「メトロン星人」など、怪獣では無く異星人が相手の場合には、話し合いで解決を図ろうともしていました。元々は、相手が怪獣だからといって、やみくもに鉄拳制裁を加えているわけでは無いと、弟さんに伝えてあげてください。

> 仮面ライダー

平成に入ってからの仮面ライダーもウルトラマン同様、おもちゃを売らんかなで子ども向けの分かりやすいストーリーになってしまっていますが、色々な星からやってくるウルトラマンの怪獣や異星人とは違い、仮面ライダーの敵は、悪い地球人に改造された悪い奴ばかりでした。オープニング直後から人間に魔の手を伸ばしているので、仮面ライダーが登場するまでに十二分な悪さをしています。これは即効で鉄拳制裁を加えられても仕方が無いと思います。

どちらも50年近く前の作品です。テーマが重厚であったり、ストーリーが秀逸であっても弟さんに理解してもらうのは難しいと思いますが、本来はこんな話だったんだよ、と教えてあげてくださいね。

お礼

ご親切にありがとうございます。ウルトラマンも仮面ライダーも歴史があり、その断片だけを乏しい知識で認識していた事をとても後悔しています。
私は平成に入ってからリメイクされたウルトラマンや仮面ライダーを少し見たくらいだったのでウルトラマンがそんなに時代を反映し意味のある深い話だと言うのを全く知りませんでした。それと同時にとても興味が湧きました。是非観させて頂きます。
質問に関して1つお詫びがあります。質問内容は私が思った事を質問したので、全く弟は関係ありません。誠に申し訳ございません。私が質問すると如何しても大人気ないと思ってしまったからです。
回答して下さった皆さんどうもありがとうございます。

回答No.4

ooikusa

たしか説得するウルトラマンもいましたね。説得してる間にも町を壊したりするから仕方なく…ってところかな

回答No.3

sutorama

蚊やゴキやシロアリに

言葉が通じなのと同じだよ？

・・・・と、優しく教えてあげてください

回答No.2

SPROCKETER

どちらも漫画が原作ですが、広告会社の企画なので、政治絡みだと言われています。

　ウルトラマンはウルトラＱの続編として作られましたが、元々は同時期に米国で起こっていたＭＫウルトラ計画という非人道的な洗脳事件の揉み消し番組だったのではないかと言われています。

　仮面ライダーは月光仮面の続編番組として作られたようで、オートバイに乗って戦う設定は全く同じです。

　どちらもスーパーマンや月光仮面と同じ内容のアクション番組なので、問答無用のアクションシーンしか出て来ないのでしょうね。

　ウルトラマンに関しては批判があったようで、怪獣として出て来るのはアジアの神々であり、ウルトラマンは西洋化した神人同形同性論的な神の姿で、アジアである日本文化の否定だというものです。

　荒唐無稽な番組なのに、米国文化の浸透を謀るのが目的で作られているのはどちらも同じようですね。中国が日本の子供向け番組を嫌うのは、その為だと思います。

回答No.1

ponyo7

怪獣は動物なので言葉が通じず、ライオンや虎に乱暴はやめろと言っても無駄だから。

それよりはいつもアナログでなぐり合って、最後はスペシューム光線なら、最初からスペシューム光線をなぜ出さないのかという質問の方が説明ができないように思います。