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脱原発
朝生を見ていて、政府が2030年の電源構成を、原発20%、日本のほぼ全ての原発を再稼働させるという趣旨の話に、驚いてしまったのですが、その場で反論した方は誰もいませんでした。日本は脱原発に向かうと思っていたのですが、違うのでしょうか? 別の本で、日本の原発政策は対米従属の表れともありました。アメリカの指示で原発再稼働を進めようというのでしょうか?民主党は、脱原発だったと思うのですが、なぜ反論しないのでしょうか?小泉さんだけなのでしょうか?確か10%以下だったはずで、全再稼働はおかしいと思いました。
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>日本は脱原発に向かうと思っていたのですが、違うのでしょうか? 菅政権のときだけですね。野田政権になったらアッサリ「脱原発はやめにします」となりました。野田氏は良くも悪くも官僚と対立しない人ですからね。もちろん、政権が自民党に戻ったら原発推進政策に戻ったのはいうまでもありません。 >日本の原発政策は対米従属の表れともありました どうもそうみたいですね。道理で原子力村の人々が使えないやつらばかりなわけだと妙に納得しました。時代的に古かった福島第一原発はアメリカのゼネラルエレクトリック社製でした。 >アメリカの指示で原発再稼働を進めようというのでしょうか? そういうアメリカが脱原発というか、もう30年くらい新規の原発は作っていなくて、アメリカ単独ではもう原発は作れないのだそうです。アメリカではシェールガスによる発電ができるし、京都議定書には参加していないのでCo2削減も頑として拒否しているので原発を利用する理由がないのです。少なくともアメリカにおいては原発はオワコンなのです。 >民主党は、脱原発だったと思うのですが、なぜ反論しないのでしょうか? お金がばら撒かれてるみたいですからね。日本の石油会社のお偉いさんと話をする機会があって、そのときにちらっと原発の話になったことがあるのですが、その方曰く「ものすごい利権の塊なんでしょうね」ということでした。エネルギーの専門家からすると「とても割に合うエネルギー源とは思えない」のですと。コントロールが難しい上に廃炉などにかかる費用と手間を考えたら莫大なお金がかかると。 しかし逆に考えると莫大なお金がかかるということは、関連企業にとっては莫大な収入になるということでもあるのです。だからものすごい利権の塊になるんですね。しかもその費用は全部電気料金の中に混ぜてしまえばいいのですからね。 ただ個人的には、村の人たちがどう頑張ろうと原発は終わっていくと思います。まず、今から日本のどこかに新規で原発を作ろうとしてももう絶対に作れません。例えば廃炉が決まった福島第一原発と現在停止中で再稼働の目途が立っていない福島第二原発の代わりになる原発を作ろうとしてももうどこにも作れません。東北電力や中部電力の管内に作ろうとすれば「なんで東京の人間のために我々がリスクを負わなければならないのだ」となりますし、千葉や茨城や神奈川に原発を作るのは事実上不可能。 だから今、村の人たちは原発の輸出に必死になっているのです。国内需要はもう望めないから海外に活路を求めています。だけど海外で原発に興味があるのはトルコとかサウジアラビアとかでね。敵対するロシアやイランが核兵器を持っているので、原発をきっかけにして自国も核武装をしたいと願っているからなのですよ。
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- wagamichi
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>日本は脱原発に向かうと思っていたのですが、違うのでしょうか? 日本は世界との貿易によって、数十年も前から生長し豊かになって来ました。 これからは近隣国の追い上げも厳しく、そこで使うエネルギーは化石燃料や太陽光ではとても間に合いません(価格の面でも)。地球温暖化を配慮し、365日安定した電気エネルギーを安価に供給できるのは今の所原発が最も有利だから脱原発が困難なのです。 日本が買う化石燃料は世界でも最も高い価格で買っているので、これでは国際競争には勝てない事を考えると良く判ると思います。 >日本の原発政策は対米従属の表れともありました。アメリカの指示で原発再稼働を進めようというのでしょうか? 米国が日本に源発を進めていると言うのはないでしょう。 米国にはそんな必要は無いと思います。 >民主党は、脱原発だったと思うのですが、なぜ反論しないのでしょうか?小泉さんだけなのでしょうか? 民主党も政権を取って初めて、安定したエネルギーの必要性を理解したからでしょう。 野党の時はだた政府に反対することが主だったからね。 巷では太陽光、風力など言われていますが、曇りの日や、無風の時間、梅雨時、台風、・・・この様なエネルギーは産業には安定性の面であまりにも信頼性が低いのです。 ヨーロッパの国々の電力は全てつながっていますので、発電電力が少ない時は、各国から買う事が出来ますが、関東と関西の様な狭い地域でさえ電力の融通が出来ないような日本では、再生可能電力が主力になるのは100年以上先でしょう。 小泉元総理が言っていたのは、核のゴミ処理問題をいっているので、これはこれで重要な問題ですね。
お礼
安定エネルギーは原発ということですね。もう与野党一致なんでしょうか?誰かが言っていましたが、国会議事堂の下とか、原発を使う大都市近郊の地下に、使ったり決めた責任として核のゴミ処理場をつくればいいと思います。それを含めての原発再利用計画ですね。ありがとうございました。
- bardfish
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結局は「利権」。 国会議員と言っても、選挙資金を出してくれる大口のお得意さんには本当に逆らうことはできないということなんでしょうね。 原発産業の中核を担う企業って、政治家にとっては無くてはならない資金源。 それがシャープの身売りとか、東芝の身売りにあらわれているように厳罰事業に依存していた大企業が青息吐息で国会議員にかなり圧力をかけているのかもしれません。 結局、日本を支えている大企業って、税金が財源の助成金とか補助金事業がないと立ちいかなくなっているのが現状なんでしょうね。 だから大企業に有利な税制改革ばかり行われてきた。 アベノミクスも失敗という空気が濃くなってきましたからね。経済政策に力を入れている安倍政権にとっては原発再稼動は悲願の一つなんでしょう。でも、それを声高に訴えると支持率が下がるから言わないw 自民党系の議員は、本質をあやふやにして論点をずらすのが大得意。 そして、それに簡単に流されてしまう野党も能力不足。 小泉純一郎は総理時代に原子力行政の闇を目の当たりにし、現役時代は従わざるを得なかったのでしょう。 現職から退いて、そういうシガラミから脱却したからこそ本音を言えるようになった。 だからこそ、本音で物を言っている人の話を聞き、建前で言っている人の話も聞いて、説得力のある話を取り込み、調べて咀嚼し、考える。 有権者はそういうことをするべきです。 選挙の時だけうまい話をひけらかす偽政者にはもううんざり。 過去にも回答として書き込みましたが、いま閣僚とか党役員をやっている国会議員が過去の選挙でどういう公約を掲げて、選挙でどういう演説をしてきたか。そして、当選したあと、どういうことを言ってきたか調べてみてください。 面白いほどコロット変わっているはずです。 そういうのを知ると、国会議員って特別な資質なんていらないんだなぁ、結局はカネかよって思えちゃいますよwww
お礼
やっぱり「利権」ですか。 原発産業の中核を担う企業ってどこなんでしょうか?庶民にはさっぱりわかりません。この問題の根本は企業の国会への圧力ということですね。ありがとうございました。
- 白い 牙(@shiroikiba)
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日本は 原発技術を売りたいのです。 売っているお店が 危ないから使わないと言えないので稼働する必要があります。
お礼
「売っているお店が、危ないから自分たちは使わないと言えない」はユニークですね。大都市は安全に安く電気を使って、危険やごみは地方へ。 先進国は安全に守られ、後進国は死と隣り合わせという、テロ問題と何か共通性を感じます。ありがとうございました。
お礼
詳しいご説明ありがとうございます。関連会社の方なんでしょうか? 利権の塊・・・死語かと思ったらまだ生きているんですね。政府関連は明かされないんでしょうね。
補足
リアルな話が載っていたのでBAに