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童謡「お猿のかごや」
今初めて知ったのですが、童謡の「おさるのかごや」に出てくる小田原提灯は「おだわらぢょうちん」なんですか? 「ちょうちん」ではないのですか?
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Q童謡「お猿のかごや」 もしかしますと、歌の歌詞が「ぢょうちん」なのかそれとも「ちょうちん」なのかという事ではなく、「小田原提灯」という言葉の読み方が「ぢょうちん」なのかそれとも「ちょうちん」なのかという事に関する御質問なのでしょうか? 日本語では「ちょうちん」の様に単独では濁らない音(清音、仮名文字表記では「゛」や「゜」を付けずに表記される音)で始まっている言葉も、「小田原提灯」の「おだわら」+「ちょうちん」の様に他の言葉の後に組み込んで1つの言葉として扱う場合には、「おだわらぢょうちん」の様に濁った音(濁音、仮名文字表記では「゛」を付けて表記される音)に変わるという特徴があり、これを「連濁」と言います。 「日傘」が「ひ」+「かさ」→「ひがさ」となっていたり、「渡り鳥」が「わたり」+「とり」→「わたりどり」となっていたりするのも連濁によるものです。 但し、「赤玉」は「あかだま」と読んでも、「勾玉」は「まがたま」と読む様に、直前の音が濁音になっている(この場合は「たま」の直前が「が」になっている)場合には、「連濁」にはならず清音のままとなります。 そのため、同じ「地域名」+「提灯」というパターンであっても、「加賀提灯」が「かがちょうちん」という具合に「ちょうちん」のままであるのに対し、「小田原提灯」は「おだわらぢょうちん」になる訳です。 連濁になるのかならないのかのルールは本当はもう少し複雑ですし、そのルールから外れた例外もありますが、「小田原提灯」の場合はルール通りの「おだわらぢょうちん」と読むのが正解だという事です。 【参考URL】 アルク > 日本語・日本語教師 > 日本語Q&A > ことばの音(音声) > 連濁はなぜ起きるの? http://www.alc.co.jp/jpn/article/faq/02/75.html 言葉の世界 > 日本語とその周辺 > 連濁(れんだく) http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/nihongo/rendaku.htm 連濁 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E6%BF%81 連濁生起の傾向と定着化 - 国立国語研究所 http://www.ninjal.ac.jp/publication/papers/07/pdf/NINJAL-Papers0702.pdf
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小田原提灯は「おだわらぢょうちん」←ちょうちんを歌にした時 歌い易くしたのが「ぢょうちん」だと感じたが? 様は同じ・・http://www.weblio.jp/content/%E3%81%8A%E3%81%A0%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%A2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%A1%E3%82%93
お礼
ありがとうございました。 よく理解できました。
- kagakusuki
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「ぢょうちん」となっている歌詞検索サイトが幾つもありますから、正式に登録されている歌詞は「ぢょうちん」の方だと思われます。 【参考URL】 おさるのかごや - 歌詞GET http://www.kget.jp/lyric/72133/%E3%81%8A%E3%81%95%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%94%E3%82%84_%E6%B1%A0%E9%87%8E%E5%85%AB%E5%8D%83%E4%BB%A3,+%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A%E5%85%90%E7%AB%A5%E5%90%88%E5%94%B1%E5%9B%A3 お猿のかごや - JLyric.net http://j-lyric.net/artist/a00126c/l01325a.html ごんべ007の雑学村- インターネットまほろば > なつかしい童謡・唱歌・わらべ歌・寮歌・民謡・歌謡 > Enter > お > お猿のかごや http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/osarunokagoya.html お猿のかごや - Hoick楽曲検索 http://hoick.jp/mdb/detail/2603/%E3%81%8A%E3%81%95%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%94%E3%82%84
お礼
ありがとうございました。 よく理解できました。
お礼
ありがとうございました。 納得できました。