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デッサン力と色を塗る能力

デッサン力を上げると色を塗る能力も平行して伸びますか? それとも、別に練習しないと下手なままですか?

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回答No.1

美大卒です。 「デッサン力が上がる」ということは、よりしっかりとした形を取ることができ、光を意識でき、描く対象の素材感の描き分けができるということ。ひとつの絵として紙の上に表現できる手段が多くなることを指します。 「色を塗る」は、デッサンに透明水彩、水彩などで色を付けることを質問されていると想定して回答します。 デッサンの上手さと、彩色(さいしき/色を付けること)の上手さがそのままイコールにはなりません。ですが、デッサンが上手くなってくると、彩色の時にも同じ考え方が使えるので、色の塗り方のレベルは上がると思います。同じ考え方というのは、光の当たり方を考慮した彩色ができるようになったり、描く対象の素材感を彩色でも、より適切に再現できるようになる可能性が上がるということです。 なのですが、彩色は画材により特性があり練習は必要です。油絵の具は不透明で下地を完全に隠しますが、透明水彩は半透明で下地を隠すことはできません。逆に、この下地が見えることを利用して、色を重ねて効果を出すような技法を多用します。 同様に、パステルなら、色鉛筆ならと、画材により描き方のコツがあり、それぞれ異なるので、やはり練習は必要ですね。アニメの彩色のような、ベタ塗りの場合は特殊ですが、光の当たり具合を考慮して、ベースカラーに濃淡を付けて色を使い分けます。顔も、髪も、衣装も全てです。光を考えて彩色するテクニックは画材を問わず共通するポイントです。 最後に、デッサンと彩色とどちらか重要かと言えば、これは間違いなくデッサンです。どんなに彩色が上手くなっても、巧みなテクニックが使えるようになっても、元々のデッサンが狂っている絵に色を付けても作品としては残念なものになりますから。 頑張ってくださいね。

noname#221968
質問者

お礼

とても分かり易く、詳しく書いていただいて、ありがとうございます。 私は、デッサンも、色を塗ることも、納得するまでやり込んで鍛えた事がなく、絵も上手くありません。 だから、絵を描く感覚がよくわからなかったのですが、非常に参考になりました。

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