- ベストアンサー
「あなた」の用法について
今、「あなた」の用法について調べています。 日本語で「あなた」は二人称を表す代名詞として使われていますが本来この語は人を指し示す語ではなかったという話を聞きました。 そこで元々どういう意味で使用されていたかが載っている本を読んで調べたいのですがどの本を読んだらいいのかわかりません。誰か教えて下さい。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
超ききかじり。 一番近くから順に 「此(こ)」「其(そ)」「彼(あ)」 「こ」につくと「ここ、そこ、あそこ」 「っち」につくと「こっち、そっち、あっち」 「の~」につくと「この~、その~、あの~」 で「~」に方向を示す「方」が入って、 「このかた、そのかた、あのかた」・・とはならずに 「こなた、そなた、あなた」。 つまり、1人称が「こなた」、二人称が「そなた」で・・ 三人称が実は「あなた」とも。 また、もともと「此」と「彼」は対の語でもあり、 「此岸」と「彼岸」といった対の語も作ります。 「あなた」に漢字を当てると「彼方」なるわけですが・・ 彼には遠くを示す「か」の意が強い「かなた」があるため・・(もともと同じ語ですが)・・「貴方」なんかが使われる様になりました。
その他の回答 (3)
ではこちらの本をどうぞ 『目からウロコ!日本語がとことんわかる本』 講談社 ¥951 語源関係の本は古本屋にもありますよ。自分で棚を探さず店員に聞くのが早道です。
お礼
古本屋さんですか!そこまで考えませんでした。今度行ってみようと思います。 何度も回答ありがとうございました。
昔の人は他人に安易に名前を教えない習慣がありました(現代でもその名残はありますが)それは多分呪いをかけられることを避けようとしたものと思われます。又不幸なことがあると名前を変えることもしました。 このようなことから他人を直接呼ぶことは礼を欠くこととなり、今日まで残る「殿」(高貴な方の住む屋敷、その屋敷に住む方を指して○○殿)や「あなた」が使われたようです。明治生まれの女性で本名とは別に日常使う名前を持つ人は珍しくありませんでした。又アメリカインディアンには今日でも本名は人に明かさず、俗名で通す習慣があるようです。 「あなた任せ」という言葉は仏の情けにすがるという意味から、今日では仏が忘れられ、他人の力に任せるという意味に変わっています。 このような言葉は「広辞苑」など大型の辞典に載っていますが、手軽なものとしては下記のような安い本もあります。 『知ってなるほどの語源1000』」講談社 ¥951 『言葉のルーツおもしろ雑学』PHP文庫 ¥457
お礼
回答ありがとうございました。 早速、紀伊○屋書店さんで調べたのですが「知ってなるほどの語源1000」は入手不可になってました。「言葉のルーツおもしろ雑学」は入手できそうなのでこっちを読んでみようと思ってます。ありがとうございました。
- kumanosennin
- ベストアンサー率25% (61/236)
もともとは「あなた」、「こなた」という風に 方向を示す言葉であったようですね。 こちらのサイトにありました。 http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/8361/zasugaku/gogena.html
お礼
回答ありがどうございました。早速、サイトの方にいってみました。とても参考になりました。 あと、何か良い本知りませんか?
お礼
そうだったんですか!知りませんでした。回答ありがとうございました。