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北陸の高校が野球、サッカーで勝った理由は?
- 北陸三県(富山、石川、福井)の高校が野球、サッカーの大会で勝利し続けている理由を探ります。
- 地元の人々の粘り強さや長年の練習による成果が北陸の高校に勝利をもたらしています。
- 今後も北陸の高校は競技で活躍し、北陸出身の選手も注目されるでしょう。愛知以西の学校が再び強くなる可能性もあります。
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高校野球にしても、高校サッカーにしても、地域格差は昔より縮まってきたと思います。もちろん越境入学もあります。マー君もダルビッシュも出身は関西ですからね。しかしかつては二回戦に進むのも滅多になかった北海道の高校が甲子園で上位に勝ち上がることも出てきたわけですから、上位と下位との差は縮んでいると思います。 一方で、かつては「常連」「名門」といわれていたものの、近年は甲子園にご縁がない高校もあります。上宮高校、池田高校、松山商業、横浜高校などは最近はほとんど名を聞かず、ご存じだと思いますが、PL学園に至っては監督がいないということです。いないのは監督だけではなく、もう野球部員がいないそうですよ。この件に関してはOBの元プロ野球選手も異常なまでに口が重いので、よほどどうにもならない事情があるのでしょう。「誰もやらないんだったら、俺がやる!」と母校のために一肌脱ごうという人が誰もいないんだものね。別に有名な人じゃなくても、優秀なOBなんて一杯いるのに。 福井県の甲子園(高校野球)の成績を紐解くと、1995年夏大会で敦賀気比がベスト4になった辺りから、翌年に福井商業がベスト4、97年も敦賀気比がベスト8、2002年のセンバツで福井商業がベスト4と、だいたい出場校は敦賀気比か福井商業なんですが、結構安定した成績を残しています。95年とは20年前で、そのときの高校球児も今はもう30代後半なのですから、昨日今日の話ではないわけです。 ちなみに石川県はあの松井秀喜さんがいた辺りの1993年(ベスト4)から95年の準優勝あたりがピークで、特にセンバツでは2004年以降出場できないか、出場できても1回戦で敗退しています。有能な選手は隣の福井県に越境しているかもしれませんね。 全国高校サッカーはですね、なかなか過去成績のデータが見つからなくて苦労しました。ここがやっぱり熱心なファンが多い野球との違いですね。高校野球なんていろんなデータを集めてHPで公開している人が大勢いますが、高校サッカーファンに「学校の熱心なファン」は少ないようですね。野球に比べると、国見、鹿児島実業、市立船橋、東福岡、帝京、藤枝東といった名門校の顔ぶれに変化はありません。ベスト4の成績を見ると、これらの名門校以外の学校が顔を出すのは「当たり年だった」としか思えない程度(その後にまたそのレベルの成績を出すのが少ない)で、北陸勢もここ数年に目立つくらいです。なにしろサッカー名門校の名前は60年代から出ていますので、これら名門校の牙城を崩しそうな感じの学校は、ガイジン(越境入学者)部隊スポーツ高校で有名な青森山田高校くらいです。 ちなみにこれはトリビアですが、甲子園常連校には、新興宗教系の学校が多いんですよ。天理高校、智弁学園(智弁和歌山)、PL学園・・・。学校の名前を売るには、甲子園出場が一番効果的なようですね。私の出身校は地方大会準々決勝敗退レベルだったので、結構学校関係者は野球部には気合が入っていて、インターハイ出場レベルにあったバスケットボール部の連中が「俺たちのほうが(全国レベルでは)強いのに野球部のほうが予算がもらえる」と不満たらたらでした。 「目立ちたがらない」というのは北陸人の気質としてあるかもしれませんね。なんせあの森元首相のおひざ元ですから。いや、森の爺ちゃんが目立ちたがらないのではなく、取って代わろうという人も出てこなければ、あんだけいろんな意味で真っ黒な人なのに地元民も変えようとしなかったですからね。 また、他県民に比べても郷土愛は薄いように感じます。うどん県副知事となり地元アピールする要潤さんとか、東北人であることを前面に出す芸人のサンドイッチマンさんのように、出身をアピールする芸能人も思い当たらなければ、ゆるキャラやB-1グランプリなどのサブカルチャー的なイメージキャラ(フード)も思い当たりません。出身の人と話しても、少なくとも私の知り合いの範囲では「地元には帰りません」という人たちばかりでした。ちなみにあの遠藤関が石川県出身です。石川出身のお相撲さんといえば、輪島さんがそうですね。・・・うーん、なんだろう、この「あっ、そうなんだ」感は。 「何色にも染まりたくない」のかもしれません。戦国時代、今の石川県の辺りは一向門徒が蜂起して自治していた地域でした。ここはどこの戦国大名も手を出せなかった戦国大名の空白地帯だったのです。 関ケ原の合戦のときはあの辺りといえばあの前田家なのですが、前田家は形式的には東軍でしたが、あまり積極的には参加しませんでした。江戸時代は加賀百万石として繁栄を謳歌しましたが、結構お金を持っていたはずなのに、明治維新では存在感ゼロ。上手いこと薩長にも幕府側にも(積極的に)つかないで、金沢が戦場になることもありませんでした。新政府軍は平和裏に金沢を接収すると、その先の長岡であの河合継之助の長岡藩に足止めされます。なにしろ存在感がないから、あの幕末動乱で何やってたのかもよくわからない。お金がなかった新政府軍にたかられた様子もないんですよね。はっきりいうと「うまく立ち回ったな」って感じです。関ケ原でも幕末動乱でも、決して語られない(京都に近くてあんなに大きな外様大名なのに)不思議な存在です。
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>●今後も、この三県の高校は当該競技で活躍しそうですか 野球なら、星陵、金沢、遊学館が常連ですが サッカーは、星陵以外、常連らしい常連は記憶にありません (桜ヶ丘が強かった気がしますが・・・) 少なくとも、2年連続で決勝に進んだのは、まぐれではありませんから 星陵のサッカーの実力は本物だと思います ただ、世代交代(卒業)をしたチームがどうなるかまでは未知数ですね >●高校より上、大学や実業団、プロでもその北陸出身選手というのは注目されていますか。 注目はされると思いますね、特に敦賀気比の松本選手 二打席連続満塁ホームランを放ちましたから、スカウトの目に止まり マークされるのは必然だと思います >石川県に限っては、目立つ芸能人少ないです…。 これに限っては、私も同意ですね 何せ、芸能人と聞いて真っ先に思い浮かぶのが ダンディ坂野ですから・・・ それ以外のジャンルだと、結構居るんですがね 大相撲では、元横綱の輪島に現役だと遠藤 プロ野球では、元中日のエースの小松に、メジャーに行った松井 前回のオリンピックの柔道女子で金メダルを取った松本選手と スポーツ関係は結構な人を輩出しているのですが 何故か、芸能人は少ないですね
- あずき なな(@azuki-7)
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北陸は地味ですよね~ 北陸と言えば金沢か新潟です まぁ 毎年のように優勝してるなら実力でしょうが 1度ぐらいなら偶然でしょう 100回近く大会やってればそういう事もありますって
お礼
長文、ありがとうございます。どちらのご出身、在住の方かは存じ上げませんが、身近に北陸の出身者がいなかったり、縁がないと考えは及びませんよね。明治以降の成長がなかった、つまり人口も少ないために、とにかくイメージは希薄…とそれに尽きるのでしょう。 私が最後の部分で書き募った、北陸のデータで証明されている優位性も、ほとんど知られていない。気候が悪い、冬の雪が多いとか、ネガティブな印象も強いかもしれません。いや、それは行ったこともない人が大多数だろうから、そもそも『いいも悪いもない』のかもしれませんね。