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動物は、痛みを感じるのか?

polnareffの回答

  • polnareff
  • ベストアンサー率52% (119/225)
回答No.8

 痛みを感じるというのは「怖い」ことです。「怖い」という感覚は本能的に「死への恐怖」と結び付くものです。人間を含めあらゆる生命体はできる限りこの「死」というものを回避して、種の保存に努めようとするものです。生存競争において優位に立つためには「危険回避能力」が備わっている必要があります。「危険回避能力」はつまり「死への恐怖」を感じることであり、それを恐ろしいものとして認識することです。  全ての生命体が「痛み」という感覚を感じるのかは今後の研究結果を待たなければなりませんが、少なくとも「恐怖」というものは感じているでしょう。No.1のnyanzowさんがお答えになっていたように、ゾウリムシでさえ自分の身の危険を感じると本能的に「危険回避能力」を働かせるのですから。  また、脊椎動物は基本的に痛みを感じるというお話が前にもありました。これに関連することなのですが、南米にペーシュカショーロという魚がいまして、日本でも熱帯魚として飼われている方が結構いらっしゃいます。ペーシュカショーロとはポルトガル語で「犬のような魚」という意味なのですが、本種の最大の特徴が下顎から生えている牙にあるため、そのように名付けられたようです。ところで、この下顎の牙には、それに見合った「さや」があるのですが、つまり上顎に牙を収納するための穴が2つ開いているのです。これについて、以前おもしろい話を聞いたことがあります。あるお宅で飼われていたペーシュカショーロが、ある事故によって2本あるうちの1本の牙を折ってしまいました。しかし、数日後には新しい牙が生えてきました。ところが牙が復活してから、魚がやけに暴れるようになってしまいました。不思議に思った飼育者が目を皿のようにして観察していると、どうもエラを動かす、すなわち口が開閉するのに合わせて暴れていることが分かりました。さらに観察を続けると、なんと、新しい牙が納まるべき場所よりも少し前にせり出してしまい、上顎の先端を突き刺していたのです。明らかにこのペーシュカショーロは痛みを感じて暴れていたのです。  無脊椎動物に関しても以前おもしろい話を聞いたことがあります。オーストラリアではロブスターの調理法に関して法律があるそうです。この法律というのが、国家としての法律なのか、あるいは州としての法律なのかは忘れてしまいましたが、ある研究機関が「無脊椎動物であるロブスターも痛みを感じている」という研究結果を発表したのです。残念ながら、どういった研究方法によってこのような結果を導き出したのかは私にもよく分かりませんが、オーストラリアではこの研究結果を受けて、レストランや一般家庭を問わずロブスターの調理法に関して細かい条件がつくようになりました。例えば、ロブスターを生きたまま茹でることの禁止、活き作りの禁止、また、ロブスターに包丁を入れる際にもロブスターができるだけ痛みを感じないようなさばき方などが事細かに規定されています。もちろん法律ですから、これに違反しますとそれ相応の懲罰が科されることになっています。  人間が勝手に「こんな小さな動物は痛みなんか感じない」と思っているだけで、実際はどんな生物でも痛み、あるいは恐怖を感じるのではないでしょうか。そうでなければ、ほとんどの生物は危険を回避する術を知らないがために、現在ではすでに過去の生物となっていたことと思われますがいかがなものでしょうか。  

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