• 締切済み

電力は競争で安くすればいいとは限らないのでは?

今のTBSひるおび!で電力会社に送電線分離を義務化する閣議決定があったそうです。 それを受けて来年から同一マンション内でも好きな電力会社を選べるようになり 新電力会社の参入により競争が始まり、 電気代が下がる可能性があると総じて肯定的に報道してました。 私が以前、「リニアー新幹線は壮大な無駄遣いでは? 東京一極集中をなくせばリニアーはいらない」 と質問したら、あんた馬鹿か! JR東海は民間会社であり、民間会社がすることを政府が口出しするのは共産圏。 と言われました。 それから考えると電力会社は完全な民間会社であり民間株主です。 私もちょっとだけ孫子に渡そうと国債につぐ安定電力株を持ってます その民間会社を閣議決定で送電部門と発電部門を分割するなど、株主の利益を損ねるのではないでしょうか 第一今までコツコツと全国に電柱を立て送電線を引き維持管理してきたのに、新規参入する会社は只乗りするのはずるいのでは・・ また一社独占にすると、テニスコートを作るとか何とか企業努力をしないので電力料金が高くなる・ 競争によりその弊害をなくすといいますが、、 電気は公共財の基礎の基礎です、競争で安くすればいいとは思いません。 無駄遣いがあるから会社を分割なんて乱暴だと思います、無駄遣いを注意すればいいだけだと思います。 なぜ民間会社に政府が強制介入するのでしょうか、 詳しい方 解説してください

みんなの回答

回答No.8

統括原価方式が問題ですね。 コストを掛ければ掛けるほど電気料金を高くして好い事になっていて、電力会社はコストを下げる努力をしないのです。 社員の給料も高ければ高いほど電気料を高く出来る。 官僚の天下りを沢山引き受けて高給を払っても電気料を高くすれば良い。 火力発電用燃料も、安定供給のためとして相場より2割くらい高く買っているのです。 地域独占企業ですから、宣伝する必要もないはずですが、宣伝費用も沢山掛けてきましした。 それも原価に入ります。 それらの費用をすべて合算して、その上に3%の利益を上乗せする。 コストダウンするとその分利益も減ってしまう。 だからコストを下げようなんて一度だってやったことがない。

noname#210226
質問者

お礼

それで世界一質の高い電力が安定供給されており日本に精密産業が発達してきました、別に文句も出ませんでした。いいじゃないですか・・だめですか? 開き直るとこうなりますが、確かに回答者様のおっしゃる事は問題なのでしょうね。 番組でもそんなこと言ってました。 送電会社は送電線の質を高める努力をするでしょうか経費を安くあげようとメンテナンスをサボりませんか。 あまり安さ効率一辺倒ではものがモノだけに危険ではないでしょうか 回答ありがとうございました

noname#224207
noname#224207
回答No.7

>それから考えると電力会社は完全な民間会社であり民間株主です。 完全というところが曲者です。 電気事業法なる法律があって、事業活動の内容まで決められています。 さらに許認可制になっています。 その事業の開始が公共の利益に照らして適切であること、などという条件があります。 製品の売り先(電気の供給先)に経産大臣が口出しできる、などと決められています。 こんな設備をそろえろ、余計な設備は作るな、品不足を起こすな(停電回避)、などと決められています。 製品価格(電気料金)は政府の許可を得て決めろとなっています 極めて特殊な事業を営む企業です。 たまたま民間に株式を公開しているのだ、お考えになられた方がイメージに合うかと思います 参考 電気事業法 law.e-gov.go.jp/htmldata/S39/S39HO170.html >その民間会社を閣議決定で送電部門と発電部門を分割するなど、株主の利益を損ねるのではないでしょうか 超大雑把に言いますと 上記の電気事業法には送電設備も兼ね備えろ、となっているのを発電会社は発電設備だけでよろしい、送電は別な企業が請け負ってもよろしい、とするだけの話です。 法律論上だけの話です。 一般の民間企業が自主的な判断で事業を分割して別会社を設立することに政府が口出しをしているのとは、話が違います。 法の改正によって、送電設備を持たない発電会社が誕生して、従来の電力会社の発電事業と競合することになります。 現在の太陽光発電会社がこれに相当します。 現在は、送電設備が欠落している部分を補うために、既存の電力会社に買取りを義務付けるという極めて変則的は法律が定められています。 この企業間での売買価格即ち買取り価格まで決められています。 電力会社もこれではかないませんので、買取りでコストが上昇した分を製品価格に転換しています(電気料金の値上げ) 電力会社は品質維持のためのコストを負担しています。 小手先の法改正で、不利益を被ったのは買手である消費者です。 こんなアホな法律はやめてしまえ!というのが今回の法律改定議論です。 >第一今までコツコツと全国に電柱を立て送電線を引き維持管理してきたのに、新規参入する会社は只乗りするのはずるいのでは・・ 送電を請け負う会社は設備使用料を徴収すればいいだけです。 かつての電電公社もNTTになってから、回線使用料を徴収して従来の敷設コストと維持費を賄っています。 >電気は公共財の基礎の基礎です、競争で安くすればいいとは思いません。 法を改正しても必ずしも安くなる保証はありません。 海外の事例などからもこの点は議論されています。 ヨーロッパでは、発電会社が他国に所在していて電気も貿易商品として取り扱われています。 結果として正確なコスト比較が難しく議論が分かれます。 コスト問題よりも誰が品質の安定性を保証するのか、という問題です。 発電事業者に責任を持たせると、品質の維持管理のための設備と維持費で中小規模では採算割れになります。 送電会社に責任を持たせると、品質管理目的で発電会社を支配することになり、現在と同様の寡占体制になる可能性があります。 結局は今と何ら変わらないということになります。 電気というのは品質の維持管理に恐ろしく手間のかかるエネルギーです。 現在の状態のまま品質がバラツケば日本の産業はガタガタになってしまいます。 単に株がどうの、権利がどうの、無駄遣いがどうの、というのとは別次元の問題を抱えていることをご理解願います。 この先どうなりますかね~

noname#210226
質問者

お礼

>この先どうなりますかね~ まさにそうですね・・得られるメリットより混乱のデメリットが・・ 値段が下がるというのがメリットなら、それこそ値上げを許可しなければいいだけの話だとおもうんだけどなあ、電気事業法とやらで(法人の値上げ許可がいらないというなら法を改正すればいいし) 詳しい回答をありがとうございました

  • 8823mujin
  • ベストアンサー率30% (81/270)
回答No.6

電力会社は民間企業の名を借りた公共事業です。 だから電気料金値上げの際は行政の認可を必要としていますし、逆にそういった制約の元で独占企業足りえることを認められていた訳です。 で、質問者さんにお聞きしたいのですが、質問者さんは電気料金に占める基本料の意味をご存知でしょうか?。これは各国色々違いがある為一概には言えない面もあるのですが、アメリカにおいては電気料金は完全に使った分だけを請求する売り上げ制で、ヨーロッパ諸国の多くもこの制度を取り入れています。確かにこの制度だと電力単価自体は多少高めの設定となりますが、先ずはわかりやすいという利点があります。電力にかかる原価を割り出し、それに売り上げ予測と利益分をリンクさせ、そこから電力単価をはじき出す。つまり一般小売業者が仕入れ原価から逆算して売価をもとめる手法そのまま形です。 でも日本の現行制度はそうではなく、基本料金と使用料の2本立てになっています。勿論、この制度においては電力単価自体は多少低めに設定されている様ですが、実際のところその経営実態がわかりません。 では何故この様な制度を採っているのか。それは最低の売り上げを確定させ経営を安定させる必要があったからです。アジアや中南米それにアフリカといった諸国では、電線が通っていない事から電気の使えない所あったり、未だに電力が安定せず、電力不足による停電が日常茶飯事といった国も多数あります。日本においても昭和40年代頃までは電力供給がままならず、都会においても時に停電といった事態が普通にありました。そしてこう言った自体を打破する為には需要に則して配線したり発電所を建設する必要がある訳なのですが、そうなると莫大な費用が発生し、それを日本では民間会社である電力会社の設備投資に委ねていた訳です。 もし欧米並みの単純売り上げ制をとっていたとしたら、電力需要の盛んな時期はそれ相応の利益も読めるものの、そうでない時期を懸案するとどうしても積極的な設備投資を控えてしまいます。欧米で単純売り上げ制が成立したのも元々ある程度のインフラが整備されていたからで、当時まだインフラの整備がなされていなかった日本においては、安定した電力供給の担い手となる電力会社に無理をさせられない状況にありました。 だから、使っても使わなくても契約さえしていれば料金が徴収される基本料と、その使用電力に応じて請求される電力使用料の2本立てとし、電力会社の経営を安定させ、新規の発電所や配線網の普及に努めた訳なのですが、いかんせん時代は変わりました。現在の日本はインフラも整備され、発電所も足りています。なのに制度自体は昭和のままなので電力会社は絶対に損をしないばかりか逆に設備投資の必要性が減じた分それがそのまま利益として残ってきます。また電力会社も独占企業のうまみを知っていてその利権を手放そうとしないもんだから、常識はずれの高給や高待遇が世間の批判を浴びる結果となっています。 で、ここからは私の想像なのですが、政府も送電線分離を突きつけるまでにはかなりの交渉も圧力もかけたと思います。しかし電力会社はそれに応じない。何故なら今まで国の電力行政を担ってきたのは一民間企業である電力会社なのだと言う自負と、今まで行政の要求に答えて発電能力の拡充に努めてきたとの思いがあるからだと思います。それが今になって安定した利益が出るから値下げしろとか、従業員の待遇を世間並みに改めろとか言われても、現行の制度がそうであり、その中で全うにやっていて何が悪いとなるのも仕方の無いことだと思います。しかし政府は国の状況を把握し、それに応じて制度を改革していかなければなりません。ましてや電力会社には世間の批判も集まり今が改革の時と思ったのでしょう。元は言えば電力の整備を一民間会社に委ねる代わりに、その後ろ盾として現行の料金制度と独占を認めるという中途半端な関係性があった事は確かなのですが、ここまで来ると国民の声が大事にされるの仕方の無いことかと思います。

noname#210226
質問者

お礼

今日の番組で料金の仕組みなど解説してました。 確かに電力会社は独占であり企業努力にかける面はあると思います。 でも電力は空気と同じく命に関わる商品です。 今電力会社に危機的な不正があるとは思えません。 強制的に政府が電力会社を分割するのはいくらなんでも乱暴でありリスクが高いのではないでしょうか。 現行では何がいけないのですか、新規参入で競争して安くさせる・・むしろ電力会社の責任感を低下させ危ない橋を渡ることにならないのですか? 今日の番組では安い電力会社を選べるとニコニコしてメリットを強調してました。 日本の電力は世界一質が高く、周波数や電圧の誤差が驚異的に安定しているので超高性能の産業機械などが作れると聞いたことがあります。 電力は産業の米だそうです。 新規参入した格安電力会社が質の高さを競争するでしょうか。 回答者様のご意見は理路整然としていて納得はしました。 私の疑問は 心配しすぎでしょうか 非常に参考になる回答をありがとうございました

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.5

"その民間会社を閣議決定で送電部門と発電部門を分割するなど、 株主の利益を損ねるのではないでしょうか"   ↑ 損ねる可能性が高いと思われます。 しかし、日本全体から判断すると、株主の利益を 上回るメリットがある、と判断したのです。 ”第一今までコツコツと全国に電柱を立て送電線を引き維持管理してきたのに、  新規参入する会社は只乗りするのはずるいのでは・・”      ↑ ずるい、といえばずるいんでしょうが、電力会社も 政府が保護する独占政策のお陰で、儲けてきましたから あいこでないですかね。 ”電気は公共財の基礎の基礎です、競争で安くすればいいとは思いません。”      ↑ 米国などの例をみると、競争原理を導入すると 安くはなるが、停電などが 煩雑に起こるようになる可能性があります。 それに、中国の例をみますと、発送電分離は効果が 無い、という意見もあります。 この点、ワタシも疑問を持っていますが、こういうのは 実際にやってみないと判らない面が多いです。 ”無駄遣いがあるから会社を分割なんて乱暴だと思います、  無駄遣いを注意すればいいだけだと思います。”     ↑ 無駄遣いの教師である政府に、無駄遣いの監視を やらせるのでしょうか。 監視して、それで無駄遣いがなんとかなるのであれば、 今までどうしてそれが出来なかったのでしょうか。 ”なぜ民間会社に政府が強制介入するのでしょうか”     ↑ 電力会社は、事業の莫大な資本がかかるので、 地域独占にした方が安くなる、という建前があります。 ところが、日本の電気料金は外国と比べるとかなり 割高なわけです。 これでは、国際競争力がつかず、日本経済の足を引っ張ります。 そこへ来たのが311です。 これで割高な料金が更に高くなってしまいました。 これではたまらん、ということでそういう話しが浮上 してきたのです。 政府が介入できる根拠ですが、 地域独占を認める見返りとして、政府の関与を認める。 そうやって、日本経済を強くし、利用者の利益を図る ということです。

noname#210226
質問者

お礼

一つひとつ細かく回答有難うございました

  • titelist1
  • ベストアンサー率25% (712/2750)
回答No.4

>北朝鮮みたいな共産主義とならないでしょうか。 それは逆でアメリカの電力事情のようになってしまうのです。アメリカではこれをやりすぎて大停電がたびたび発生しました。今では制御システムで問題なく運用しているようです。その教訓があるので政府は上手く舵取りをすると思います。すべてが国民のためですから、株価のことは何が起きても仕方がないのです。

noname#210226
質問者

お礼

わかりました ありがとうございました

  • titelist1
  • ベストアンサー率25% (712/2750)
回答No.3

電力会社は民間企業と言えども電気事業法で守られているのです。燃料費が値上がりすると電気代も値上げをしても良いことになっています。送電線や電柱は電力会社が作ったものではあるが、その設置費用も見越して電気代が計算されているのです。つまり、国民の費用で作られたもので電力会社だけのものではないのです。したがって、国も送電網を解放することにしているのです。NTTの電話回線も同じ考えで新電電会社が作られ現在の格安電話に発展しました。したがってこれからの電力会社は昔のように殿様商売はできなくなるのです。

noname#210226
質問者

お礼

法律の規制があるのは電力会社に限らずすべての企業に法の網はあると思います。 法の規制が、会社分割まで及ぶのなら株式市場は危なくて株を買う人がいなくなるのでは、全員が株を買わなくなったら結局政府が買う、すなわち北朝鮮みたいな共産主義とならないでしょうか。 それと電力会社が複数出来たら殿様商売は出来なくなるかも知れませんが安定供給義務もなくなりますよね。 電力で競争主義がいいのでしょうか

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11118/34612)
回答No.2

>それから考えると電力会社は完全な民間会社であり民間株主です JRも民間会社とはいいがたいですが、電力会社は民間会社とはとうていいえないですよね。一応名目としては鉄道会社にも私鉄がありますが、電力業界には私鉄ならぬ私電はありません。 また、福島第一原発事故の幅広い意味での尻拭いも国がやっています。なぜ国が補償まで負担するのかというと、原発を推進して電力会社に原発を作るように仕向けたのは国ですので、その責任があるわけです。 送電線分離は、発電事業に民間参入を認めるための布石です。現在でも製鉄所のような大型施設では発電所を持っています。実は東京ガスも川崎(だったかな?)に結構大きなガス発電所を持っていて、東京メトロだったかどこだかに電力を供給しています。東京ガスは原発事故後に「もっと電力は供給できるし、もっと設備投資して電力産業に参入したい」というようなことをいっていたのですが、電力業界必死の反対によりポシャってしまいました。 いくら東京ガスや製鉄会社が発電所を持っていても、送電線までは自前では引けません。送電線が別会社になって「発電所はどこでも選べる」ということになれば、電力事業に新規参入したい会社にとってはメリットになるわけです。 一方、既存の電力会社にとっては今まで自分たちの言い値で値段が決められたのにそれが通用しなくなりますからそこは死活問題です。 特に原発は実は発生させた熱エネルギー量のうち発電に回せる発電効率が40%以下と1/3しか使えない「効率の悪い発電方法」です。しかも、出力のコントロールが難しいので、電力が「余る」夜間に揚水発電所に水を揚げることで「電力のプール」をしなければなりません。原発と揚水発電所ってのはセットなんです。 一方の東京ガスのガス発電は現在で発電効率はだいたい70%くらいで、ちょっと前のニュースで重工メーカーと共同で80%代の発電を目指すとやっていました。原発事故直後は原油高が脱原発のリスクとして大いに語られていましたが、原油の値段がここまで下がっていますので、最近は下火です。もちろん、私としても「またその値段に上がるリスクはないとは言い切れない」とは思いますけどね。 送電線分離の先にあるのは「脱原発の選択肢」です。今の状態である以上脱原発というのはかなり難しいです。原発を持っている既存の電力会社が電力を牛耳っているわけですからね。 太陽光発電事業なんか、わざと新規参入を促しておいて供給過剰にさせているようにしか見えないところがあります。九州での太陽光発電事業に関する問題なんかそうですよね。 送電事業が発電事業から分離されたら、「発電所を選択する権利」が生じます。それが一番困るのは原発なんですよ。

noname#210226
質問者

お礼

電力会社は民間会社ではないのですか、会社は株主のものではないのですか、国が株をもっているんですか、 携帯会社のように自社で送信までやるなら新規参入判りやすいのですが。 原発関連があるのですか なるほど 詳しい説明ありがとうございました

noname#205722
noname#205722
回答No.1

事業が国策に直結するNTTや東京電力を「純民間会社」と思ってる人はほとんどいません。

noname#210226
質問者

お礼

私もそう思います、民間会社なら東電が事故を起こしても知らんお顔すればいいですよね。 日本航空も政府が立て直すのもおかしいですよね。 所が調子いい連中は使い分けするのですよ。 例えば、東京一極集中は良くない、なのに北陸を東京に新幹線で結ぶ、空港、道路すべて東京一極集中を加速するというと、必ず 新幹線は民間会社 という回答が出てきます。 そんなわけないですよね。 それはそれとして、電力株が下がるのは腹立ちます。 閣議で安易に分割するとか決めるのなら最初から民営化しなければいいと思いませんか NTT JT 郵便 電力 公共企業を皆国営にして 中国みたいに共産主義になっては?

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