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低気圧の発達

kamobedanjohの回答

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回答No.4

低気圧は、性質の異なる気団の境界部分で発生します。 気団には大別して大陸性気団と海洋性気団があります。 大陸性気団は、大気の大循環によって大陸上空で雨を降らせて冷却された大気が、下降することで発達します。 海洋性気団は、海水の比熱が大きいために寒候期でも冷却されにくく、温暖で湿潤な大気の団塊です。 寒冷な大気は温暖な大気より重いため、高気圧を形成します。 温暖な大気は熱膨張によって軽くなると共に、膨張のエネルギーで高気圧を形成しています。 また、温度が同じでも、乾燥した大気よりも湿潤な大気の方が軽くなります。 その為、大陸の寒気と海洋の暖気が接触すれば、寒気が暖気の下に潜り込むことで暖気を押し上げます。 これが上昇気流で、双方の勢力が強いほど上昇気流は激しくなり、上昇気流の生じた部分では気圧が下がって低気圧を形成します。低気圧部分には、周囲との気圧の均衡を図るために双方から気流が補充されますが、その時、コリオリの力(地球自転による見かけの力)が働いて、上昇気流は反時計回りの渦巻きに成ります。この時、双方の気団が何らかの理由で弱体化しない限り、低気圧は発達し続けながら最初は東進し、やがて北東方向に進路を変えますが、これにもコリオリ力が作用すると同時に、基本的には両気団の接触面に沿って移動しています。 海洋性気団は熱膨張によって発達していますから、上空にまで勢力を維持しており、一方、上空には寒冷な偏西風が吹き込んでいますから、両者の衝突による低気圧の発達は、北東海域上空で最大に達します。 冬季でも、海域の温度は常に陸域の温度よりも高く、湿潤なため、ご質問のような現象が繰り返されます。

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