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分子のイオン化ポテンシャルについて

基礎無機化学の本を読んでいるのですが、 水素分子と水分子の第一イオン化ポテンシャル値(eV) が、わかりません。出来ましたら、どなたか教えて頂きたいのですが、、 本には、分子についても定義されているとあるので、データブックなどがすでにあるのでしょうか?それとも、不勉強が原因で私が理解出来てないのでしょうか?

  • cyc
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  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

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  • 38endoh
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回答No.1

水素分子の第一イオン化ポテンシャルは15.43eV、水は12.61eVです。値は「化学便覧・基礎編(2)(丸善)」からとりました。物質の基礎的な物性を調べるには、化学便覧が便利です。 ちなみに、分子の第一イオン化ポテンシャルはUPSという装置で測定します。紫外光を用いた光電子分光法で、原理はアインシュタインの光電効果を用いています。 さて、第一イオン化ポテンシャルの値を見ると、水素の方が3eVほど酸化されやすいことが分かります。って、これが当然な結果であることが分かりますか? 水は水素が酸化されてできる化合物だからです。

cyc
質問者

お礼

早速の御回答、大変ありがとう御座いました。 非常に参考になりました。 又、文献のご案内も頂き、心より御礼申しあげます。 今後ともよろしくお願いします。

その他の回答 (1)

  • 38endoh
  • ベストアンサー率53% (264/494)
回答No.2

ちょっと補足を…。 蛇足かも知れませんが,ご質問にあります「第一イオン化ポテンシャル値(eV) 」という記述は,厳密には正しくありません。なぜなら「ポテンシャル」という語は日本語に訳すと「電位」であり,単位は「V(ボルト)」でなければならないからです。「eV(エレクトロンボルト)」はエネルギーの単位ですので,「第一イオン化エネルギー」というのが正しい表現です。 どちらにせよ最高被占有軌道(HOMO)のエネルギーレベルを示していることには違いないのですが,イオン化ポテンシャルというと,電気化学的な手法によって得られる酸化還元電位から求めた値,イオン化エネルギーというと,光電子分光によって得られる仕事関数から求めた値というニュアンスが強くなります。

cyc
質問者

お礼

かせねがさね、有り難う御座います。 用語の意味に対する不勉強を痛感致します。 まさに、38endohさんのおっしゃる通りです。 本当に有り難う御座いました。

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