AKB48がコワイ
秋葉原の常設劇場で毎日コンサートをやっている、オタク相手の商売を脱却し、
巧みなマスコミ戦術を成功させ、いまや「国民的アイドル」という名前をほしいままにしています。
もちろん、個々の女の子はそこそこかわいい子だとは思いますが、
毎日、雑誌、テレビ番組、CM、果てには一部の報道番組でさえも彼女らの話題がとりあげられて
半ば強制的に見させられると、正直うんざりします。
特にマスコミが「国民的アイドル」という枕詞を当たり前に使っているところが
【秋元大先生万歳!! 勝ち馬に乗っかれ 批判する奴は許さん みんなで楽しんでるんだから文句言うなよ】
といったファッショ的危うさすら感じます。
誰が「国民的アイドル」って決めたの? 単なるキャッチコピーでしょ。本人自称でしょ。
こういう時にはたいてい、大衆雑誌が足を引っ張るべくスキャンダル探しなどをしますが、
秋元氏の広報戦略が非常に巧みで、AKB48(そのほかの姉妹グループ含める)は
各雑誌に個別に連載記事、連載グラビアなどを持っているため、雑誌社も秋元の言いなりです。
悪口なんて一言も書けません。
もちろんTV局は先を争って出演確保しています。スキャンダル報道なんて絶対にタブーです。
「そんなにいやなら見なければいいだろ」
と思うでしょうが、ニュース番組ですら出てくるので、情報遮断が難しいです。
まあ、実際、
「AKBを見ないようにするにはどうしたらいいでしょうか?」
という問題に関しては答えはわかっています。
「TVに出てきたらチャンネルを変える」
「ブームが去るまで待つ」
が正解です。
で、質問です。
娯楽の多様化が進んでいる今日ですら、こういう感情が湧きあがってくるわけですが、
その昔、大衆娯楽が映画とラジオぐらいしかなかった頃の
美空ひばり、石原裕次郎、長谷川一夫
あたりはAKBの比ではなかったと思います。
この頃はこういった
”ほんの数名の芸能スターが究極にもてはやされる”
に対して、嫌悪感や反感を抱く人というのはいなかったのでしょうか?
それとも戦後間もない時期だったので、何かあれば全員が同じ方向を向く、という気質が残っており、
みんながみんな同じ芸能スターを礼賛することに、誰も疑問を抱かなかったのでしょうか?
美空ひばり、石原裕次郎、長谷川一夫らにオンタイムで熱中していた方のご回答をお待ちしています。