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3つ山の特性とは?
- 3つ山の音は多くの人が好む音
- イコライザーを使って3つ山の特性を再現
- 3つ山の周波数は個人によって異なる
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こんにちは。 周波数特性だけで音は語れませんが、今回は周波数特性限定ですね。 3山特性は、使用帯域毎にかまぼこ特性が多かった時代に、帯域を広げる3Way構成のシステムで成果を上げた方式です。その最右翼にあったのが、JBLのOlympusです。 こんな特性です。 http://www.geocities.jp/susumu_oiso/JBL_Olympus.htm 最近のスピーカーに比べれば、ナローレンジですね。 でも、フルレンジ一本のスピーカーに比べれば、抽象的な言い方ですが、張りのある中音に加えて、豊かな低音・エッジの効いた高音が加わってご機嫌なサウンドに聞こえたのです。でも高音は075でしたので調整は結構難しかったと思います。 スタジオモニターに使用されたのはもっぱら5320の2Wayでしたが、家庭ではその高音にちょっと味付けした3Wayが喜ばれたのです。特性上止むを得なかった事が偶然に好結果を得たということでしょう。 『生気がない』のは、中域の山に比べて、低域や高域の山が高くなって張りのない所謂ドンシャリ傾向になったせいではないでしょうか。 音楽バランスは、3山それぞれの場所(音域)と高さと2谷の深さによって変わってきます。PAをする時には音場(空間)表現は聞いて貰えなくてバランス勝負なので、3山特性を意識してコントロールしてます。だって定番マイクの特性がこれですからね。 http://achapi2718.blogspot.jp/2011/11/shure-sm58.html 近接効果のがっつりとあるこいつから、現在のフラットな特性(モニタースピーカー並みに±3dBなんてのはざら)のPAスピーカで音楽バランスの良い音を作り出すには3山特性に持って行くしかないのですw。SM58が生まれた当時のPAではフルレンジスピーカーが普通(例:Shure Vocal Master http://shurevocalmaster.com/ わぉ!40年以上前だ懐かしい)でしたので、イコライジングしなくてもまんま3山特性になり、結構良い音で使えたんですけどね。
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- HAL2(@HALTWO)
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「3 山特性が多くの人に好まれる」という Stereo Sound 誌の記事はその雑誌自体を購読していませんので知りませんが、私は iTunes Radio から録音した BGM 系の MP3 File 再生に「3 山特性」を多用しています。 どの領域を上げ下げするかは曲調やその日の体調によって多少の相違があるものの、基本は BGM 用ですので、小音量でも痩せないように低域端側と高域端側を持ち上げたドンシャリ特性に中域または中高域をやや持ち上げて艶気を纏わせる感じですね。 帯域別の上げ下げは他の帯域との相対的なものですので、単純に持ち上げるだけではなく、隣り合う帯域を下げることによっても山ができることになります。 小音量で BGM を流す際には 32Hz は無視して 64Hz か 125Hz に山を作ります。 これは器楽 BGM 系の MP3 Data では 32Hz 帯を切り捨てて 64Hz と 125Hz の Balance で重低音感を作り出す圧縮法を採っているのか 32Hz の Boost が殆ど効かない曲が多いためで、一方、64Hz に山を作るか 125Hz に山を作るかは聴いてみないことには決定できません。 Cymbal 音が欲しい際には 16kHz を持ち上げますが、それだけだと高域端がシャリシャリになりますので 8kHz は下げます。 しかし 8kHz 帯を下げると 4kHz 帯も引っ張られることから 4kHz を持ち上げたいところですが、意外にも 500Hz、1kHz、2kHz のどれかを心持ち持ち上げることが多いですね。 500Hz、1kHz、2kHz のどれを持ち上げるかは弦楽器が多い曲か、Piano 主体の曲か、Vocal (Chorus) や Guitar 或いは Saxophone が主体の曲かで変わります。 昔は中域を基準に高域と低域の調整をするのだから中域の Controller は不要と思っていたのですが、McIntosh C34V の 500Hz と 1500Hz の Controller を ±3dB 以内の心持ち程度動かすことによって雰囲気がガラリと変わることを知って以来、500Hz~2kHz を Flat にすることなく、どちらかに重点を置いた傾斜を持たせる技法を覚えました(^_^;)。 中域から中高域に傾斜を持たせるということは両端に山か谷ができるということですので、低域端と高域端での山と合わせて 3 山になりますね。 但し中域は余程の事でもない限りは ±3dB 以上動かす事がなく、可動範囲は ±6dB あれば充分だろうと思っています。 Microphone の特性を調べてみれば御気付きになると思いますが、2kHz~4kHz ぐらいを中心に ±1 Octave の範囲で持ち上げた特性にしているだけでも明瞭感とか艶気といった形容がなされる Microphone が多いものです。 一方、近接録音では 100~400Hz から大胆にも 6dB/oct なんて Low Filter をかけるものなのですが、仮に 400Hz から 6dB/oct の Low Filter をかければ 100Hz は -12dB の Tone Control をかけたのと同じものになりますし、Speaker の低域再生能力も他の機種に較べて 100Hz 付近が 12dB も異なるなんて当たり前のようにあるものですから、低域端に +12dB 近い大きな山を作ることに躊躇する必要はないでしょう。 同様に高域端も Speaker 自体の特性や部屋の音響特性によって 12dB 以上の差が生まれるものですので、低域端と高域端の音量調整はどうしても大きな山にしがちですね。……また Tape Hiss Noise が煩わしい昔の曲では 8kHz 付近を下げることに対する補償を前後で行いますので山と谷との比が 12dB 前後になることも少なくないものです。 但し (専門記号では Qo と記すのですが) Tone Controller の調整幅は結構広いことから Graphics Equalizer では隣り合う調整域にも大きな影響を及ぼすものですし、Analog 回路では隣り合う Controller の一方を Boost、もう一方を Cut 側に調整すると位相の問題から更に隣の帯域まで予想外の大きな変化が生まれる場合がありますので、単純な予想で調整するのではなく、必ず耳で確かめながら調整する必要があります。……耳を頼りに調整すると案外、予想外の調整値になったりするものですよ(笑)。……特に中域の傾斜部は予想と逆の傾斜になったりすることが多くて驚かされます……まぁ曲によって良好な雰囲気になる調整値が理論では予想できないものになるのも当然なのですが……(^_^;)。 ちなみに Enhancer とか Continuous Loudness Controller などを併用すると、また大きく予想とは異なる調整値になったりするものですので、Audio は面白いです。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
回答ありがとうございます。
補足
小音量でも音が痩せて聴こえないように3つ山特性にしているのですか。 しかも曲ごとに違うなんて・・・。すごいですね。 今のずーっと調整していましたが、なかなかうまくいきません。 コツがつかめません。 12dB動かすことも十分あり得るっということなんですね。 そうですね。画面をみないで音だけ聴いて調整してみるようにします。 でも・・・私のような耳に自信もなく、腕もない人間には難しいかな・・・。
- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 3つの山特性は、、、うんぬん。 私の記憶には、そういうモノが無いですねぇ、、、ステレオサウンド誌は滅多に買わなかったしなぁ(苦笑) スピーカーの補正という意味であれば、スピーカーを限定して、そのスピーカー固有の特徴に対する対策だと思います。 この他に、大衆オーディオ感覚ですが、低域の迫力が欲しいと低域を持ち上げ、バランス的に高域が寂しいから高域も強調、そうするとボーカルが引っ込んじゃうので中域も持ち上げて、、、、、という、極端なドンシャリ+中域強調 というような利用者は、実在する事は間違いないのですが、ステレオサウンド誌がそのような素人レベルの話題を取り上げているとは思えませんしねぇ。。。。 御質問者様の周波数配分であれば、スピーカーの固有問題を抜きにしますと、440Hz付近を抑える事で、女声ボーカルが太くならず、スッキリ軽妙に成るはず、男声であれば200~300くらいでしょう、ただ、細身に成るため実体感の有るボリューミーな声とは逆方向なので考えどころですねぇ。 7kHz付近は、サシスセソとか英語圏のthという炸裂音の耳触りに成りがちな周波数帯域、ボーカル用マイク等で子音が聴き取りやすいように高域を強調した特性を持たせた場合でも、この帯域だけは抑える様な特性を持たせたりします。 一つの代表例として、シュアのSM58 このマイクの特性を眺めてみても良いでしょう。 http://www.hibino-intersound.co.jp/shure_wmic/384.html このマイクはダイナミック型なので口元に近い利用を前提とし、口元に近く成ると低域が強く鳴るため、高域側の盛り上がりと200Hzから300Hzくらいが盛りあがって、実体感の有るボリューミーなサウンドが特徴に成ります。(低域側の強調は、近接効果と言うもので、どの程度の強調感が好ましいかは、プロの歌手なら口とマイクの距離を変化させて利用します。) 私自身はあまり高価で高級なモノは所有出来ませんが、安価な範囲でオーディオを長くたのしんでいます、そして特にスピーカー工作は子供の頃からの趣味の一つでもあるんですが、子供の頃にカセットテープに録音という経験も在って、一時期はグライコで音を変えるのが面白かった時代も有りますが、本来の補正として活用するのは、なかなか難しいモノという印象を持っています。 ここ10年くらいは、周波数によるレベル変化も重要ですが、トータルの位相変化という部分にも注目しながら、いろいろ実験的な音を聞いたりして楽しんでいます。 (いろいろ、違う音の中に、それぞれの良さが有る。という感じで、楽しんでいますが、違った音が体感出来るのは、スピーカー工作で多数のスピーカーが有るから、なんでしょうけれどね。) 3ウエイのスピーカーであれば、クロス帯域がメインとして2カ所存在し、クロスの上下で多少耳障りなポイントが有るなら、その帯域をわずかに絞る事で「聞きやすさ」に繋がる場合はあり得そうですが、場合に依っては音の元気さが減ってしまうかもしれませんね。 どちらか?と言えば、私自身も「多少のクセが在っても元気な音」、これを「音の鮮度」と感じるかは人それぞれでしょうけれど、御質問者様の「生気」という表現に近いのかもしれませんが、善くも悪くも素材のママという感じの鮮度優先で聞いたときの方が、聞いた後で心地よい疲労感が在って、好きですねぇ~♪ BGM的に長時間流しっぱなしの音なら、聞き疲れしない方向の音が好みですけれど。。。 再生音の変化と言う意味では、グラフィクイコライザーよりも、チョイト高度なパラメトリックイコライザーの方がオモシロイと思います。(どこのメーカーで、どういう機種だったかは失念しましたが、4帯域のパラメトリックイコライザーをサウンドパレットとかいう名称で販売していた事が有るようです、記憶が定かでは有りませんが、、、おそらくプロの音響屋さんが本来のイコールという等価に補正するために用いる精密なグライコなんかよりは、感覚的に音の色を変化させやすいんじゃないか、と想像してます。 追伸:ステレオサウンド誌は、本当の記事と、広告目的の記事が混在し、どちらかと言えば後者が濃厚なので、一つのヒントとしてはオモシロイのですが、記事に書かれた事が全て、のような妄信は避けた方が良いでしょう。 まぁ、御質問者様は「聞きやすく成った」という結果と「生気が無くなった」というご自身で体験した感性判断をされていますので、私の様な若輩者が釈迦に説法のような書き込みでした。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
調べてみたら、2005年ステレオサウンド誌の155号、156号みたいですね。 石井伸一郎さんっという方が測定したそうですが・・・。 ネットではスピーカーの詳細が書いてありません。 確かこれの「クレモナ」っというソナスファベールのスピーカーが3つ山の特性っと書かれていた記憶があるのですが・・・。違ったかなあ・・・。他にも数機種書かれていたような気がします。 たしかに、スピーカーそのものの特性で自然にそうなっているなら別ですが、意図的にやみくもに聴きやすくしても、あまりいい結果はでないような気がしますね。 3wayなら確かに3つ山にすることは可能ですね。気になる帯域を引っ込ませて・・・。 全然思いつかなかった・・・。すごくいいことを聴いた気分です。 色んな3wayスピーカーのクロスオーバーを調べて、そこをちょっと下げてみるのを試してみたくなりました。 でも、素材のそのままにはそうそう勝てない気がします。 今回は、FRIEVE audioっという再生ソフトのイコライザーを使ってみました。 パライコは高くて手がでません・・・。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
オリンパス参考になります。見事に3つ山ですね。 生気がないは、まさに1kHzあたりが足りなかったと思います。 聴きやすい音を求めたばかりに生気がなくなりましたね。 PAをするときに3つ山にあえてコントロールするんですか? ibook-2001様もマイクのURLを貼ってくださいましたが、 まさかこんな特性とは思っていませんでした。 Shure vocal master とはボーカル用の縦長のスピーカーのことですか? すごい古そうな写真ですね・・・。 イコライザーも世界の名器のスピーカーの特性のボタンがあれば楽しいんですけど。。。 ALTEC A-5 、JBL olympus 、LS3/5A・・・みたいに。