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マツタケが珍重されるようになったのはいつごろから?
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後期高齢者です。 私の手元の資料によると昭和29年がまったけが市場に出回った最盛年とあります。 戦前は、一家でまったけ山に行くのは当たり前で、その時の定番は山で絞めたかしわのすき焼と焼きまったけ。 八百屋の軒先では石炭箱にてんこ盛りされたまったけ。 傘を焼いて食べて軸は捨てる、少しでも虫食いがあれば捨てるが常識でした。 戦時中ガソリンの代用として松根油を採取するため、内地の兵隊さんたちは連日山に入り松を切り倒して根だけを持って帰っていました。 昭和19年、疎開先の家の前の山、赤松林でまったけだらけ。 小指の先ほどのまったけから直径20センチ以上ある開いた傘のまったけまで松林に直径3m位の円形で小さなものから大きいもの迄生えているまったけは壮観です。そんなのがごく普通でした。 どこの山でも赤松があればまったけは採れました。 無論まったけは持ち山であっても、別勘定で入札で、まったけのみ権利が売られます。(縄が張ってあるのは戦後) 昭和33年に京都南禅寺の裏山でもそこそこまったけが採取できました。(京都はまったけの産地) それ以降、まったけの生産高は下降一直線。 なんや、また今晩まったけ?と云うほどありふれた食材でした・・が今は・・・。 昔鱈腹嫌になるほど食べた所為か、「ふ~ん、なんとまあ高い」しか思いませんし食べたくも無い。 そんな経験の無い家内はプンプン怒ってます。
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- ddeana
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松茸と椎茸の決定的な違いは、松茸は人工栽培ができないということです。 市場に出回っている、シイタケやブナシメジ、ナメコ、マッシュルームといったキノコ類はすべて人工栽培ができますので、量の調整が可能なのです。 それに対して松茸は自然に生えているアカマツに共生して成長するキノコなので、例えば山が手入れされずに荒れたり、土地開発で切り売りされたりして、共生相手の樹木がなくなると数が激減します。収穫数が減るのに、需要がさほど減らないので当然高価な食材となる訳です。その上、松茸は傘が開く前のつぼみを収穫されることが多く、ということは、胞子がまかれる前に取られてしまうので、それがまた松茸の数を減らすという悪循環に陥ります。 今のように高価な食材とになったのは、昭和30年代以降というのが有力な説です。 http://www.pref.ehime.jp/h35700/1461/5_guide/documents/matsutake1.pdf これによりますと、日本国内での生産のピークは昭和16年、それが徐々に減っていき、平成3年には、昭和16年の45分の1まで減少しています。 大きな理由としては ・昭和30年代、パルプ用としてアカマツ林が伐採され続けた ・昭和40年代になると、宅地やゴルフ場造成でアカマツ林が姿を消す ・林業従事者が激減し、アカマツ林の手入れがされなくなり、新しいマツタケ山もできなくなった とあります。つまり昭和16年ごろまではごく当たり前の食材として他のキノコ同様庶民の口に入っていたものが、30年代以降、人間による開発、乱獲、などにより高値で貴重な食材になってしまったということですね。
お礼
回答ありがとうございます。 人工栽培ができないというのが大きなポイントですね。 アカマツがないとマツタケが育たないので今では高級食材になってしまったんですね。
- chie65535
- ベストアンサー率43% (8508/19344)
>昔の人もマツタケを珍重していたのでしょうか? http://www.nittokusin.jp/kinoko/contents/culture/culture.html 上記記事には、日本書紀とか万葉集とか、平安とか安土桃山とか出て来ます。 万葉集の短歌にも出て来るくらいですから、珍重していたのは間違いないでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 昔の人もキノコが好きだったんですね。 日本文化ですね。
- nankaiporks
- ベストアンサー率23% (1062/4474)
少なくとも私が小学校の頃は、そこら中で穫れてましたよ。 毎年松茸ご飯でした。 中学の頃には採れなくなってきたので、その辺りから希少価値に…。 ですので30~40年前から徐々に庶民には手が出せなくなっていったのでは?
お礼
回答ありがとうございます。 そこら中でとれていたなんてすごいですね。 なぜ取れなくなったのでしょうか。
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