乳癌の治療について

質問

1ヶ月半ほど前に、右乳房の右上部が腫れているような痛さがあり、その部分がしこり（自分で触った感じでは約5センチ）があり、かかりつけ医で乳腺エコーの結果も同サイズのしこりを確認し、結果をかかりつけ医より大学病院に出し判断を仰ぎ、手術可能な病院を紹介されました。その後、大きい病院で外科に受診し、乳腺エコー検査を女性技師も、同サイズのしこりを確認し、乳腺外科にて診察を受けることになりました。乳腺外科では、マーモグラフィの撮影の後に、乳腺外科医の初診日に再度乳腺エコー検査を行い、乳腺外科医より十中八九で癌との診断のため、その日に左に細胞検診（針）、右に生検4箇所の細胞採取しました。要は、右に2箇所、左に1箇所しこりがありました。
左については1センチ以下の良性の腫瘍でほっておいて構わないと診断でした。
右は2箇所とも（転移の確認のためＣＴ、ＭＲＩ，ＲＩ骨シンチ及び血液検査を行いました）転移のない癌との診断で、今後手術し、5分の1もしくは4分の1（あけてみないと絶対とは言えないのですが）、切除し、リンパの1箇所も切除する方法を思案しているよしの話がありました。
当初は検査終了後、すぐにでもとのことでしたが、今は脂肪肝からくる初期の肝硬変がみられるため、内科の診断結果後、１０月に手術とすることになりました。
癌なので手術は必要と思いますが、乳腺外科医の説明では、癌は痛くなることもないし、小さくなることにないとの説明でしたが、結局癌のしこりは１．５センチ程度で、今も疲れたりすると妙に癌のあたりが痛く、大きくなるような気がします。
昨晩は、３時頃に急に痛み出して、今朝は少し腫れています。
周囲の方々には、乳がんの経験者も多いことから、それは癌ではなく、乳線維腫瘍ではないか？とか、また現在かかっている病院で、3年前に癌で手術をする予定だった人が、他の病院では癌ではないと診断され、いまもって元気でいるなどの話を聞くにおよび、他の病院でも見てもらったほう（セカンドオピニオン）が良いのではないかと思いますが、セカンドオピニオンがだいぶ世間に認められたとはいえ、なかなか医師に伝えづらいです。
特に、大きさが変化することに不安を感じます。
万が一、切除する必要がない腫瘍であれば、切除した際のデメリットは大きいと感じます。
こういう場合に、乳がんでない可能性ってあるのでしょうか？
他の病院でどのように見てもらえばよいのでしょうか？
そのともこのまま今の乳腺外科医にお任せすべきでしょうか？
どうかよいご意見をアドバイスをお願いします。

回答No.1

caf-caf · ベストアンサー

まず、がんというものは「１つの大きな塊」であると思われているなら、その間違いから理解をされると良いです。

乳房のなかのしこりが「砂浜」、その中に数粒のがん細胞があると想像すればわかりやすいと思います。
広い砂浜に穴のあいた針を刺し、その針の中にがん細胞があるかどうかを調べるのが「針生検」です。

ですから、たまたま針の場所にがん細胞がなければ「良性」または「悪性の疑い」のみにとどまり、がん細胞があれば「悪性」となります。

これらをふまえて、＞こういう場合に、乳がんでない可能性ってあるのでしょうか？というご質問の回答としては、「もしも違っていたら、重大な医療ミスです。」

＞リンパの1箇所も切除する方法

１箇所＝１個という意味ではありません。
センチネルリンパ生検を手術中に行い、迅速検査でリンパに転移があるかどうかを調べます。

＞5分の1もしくは4分の1（あけてみないと絶対とは言えないのですが）、切除し、

そのがんがどの程度になっているか見てから、ということです。
各検査をしても、例えばがんにできた髪の毛よりも細い血管（新生血管といいます）があるかどうかといったことは、実際に手術をしてみないとわからないからです。

＞癌は痛くなることもないし、小さくなることにない

乳がんそのものが痛むことはまずめったにありませんが、がんの周囲が痛むことはあるので、がん自体が痛いように感じる方もいます。

＞今も疲れたりすると妙に癌のあたりが痛く、大きくなるような気がします。

女性は、ホルモンバランス、脱水、運動などによって、乳房の状態が常に変化しますから、痛む、大きくなった気がするといった気分になることもあります。

急激に大きくなるがんかどうかは、検査である程度は医師が把握しており、それを踏まえたうえで手術日程を提案しています。
質問者様とは違う炎症性乳がんなど、１か月でも待つことが不適切な方は、期間を待たずに即手術となることもあります。

＞他の病院でも見てもらったほう（セカンドオピニオン）が良いのではないかと思いますが

セカンドオピニオンをご希望されるのは、特に悪いことでもありませんので、医師に対して失礼と思わなくとも良いですよ。

しかし、生検の結果を持っていくことになりますから（診断書持参、または、郵送、または、専用の回線などで共用）、その生検の結果が間違いと判断されない限りは、推奨される治療法のご提案のみしかできません。

もしも、「生検の結果が悪性だと出たが、本当は良性であるのではないか」と思われるなら、冒頭で書きましたように、針生検査では１００％確実ではありませんから、その病院であっても、他の病院であっても、外科手術で確実にしこりの全てを摘出して生検をしなければなりません。
これを他の病院でされるのであれば、セカンドオピニオンではなく、転院による外科手術となります。

手術の方法、手術で摘出する範囲（大きさなど）について、皮膚を切っての摘出に限られず、しこりの場所や状態によっては内視鏡での手術もあります。

手術範囲については、その医師の考え方や手技（手術のやり方）が医師によってそれぞれ違います。
内視鏡でのとり残し問題、局所摘出での再発の可能性の問題など、執刀医とよく相談されて納得をされてから決断されると良いと思います。

セカンドオピニオンをご希望されるのであれば、なるべく早い時期に「気兼ねなく」担当医にお伝えになると良いです。
言いにくければ、看護師でも構いませんのでご相談されてみてはいかがでしょうか。

まずは、ご自身の状態を、ご自身が把握することが望ましいです。納得のいく治療が選択できるよう、それには理解と把握、医師との連携が必要です。お大事になさってください。

お礼

このたびはまことにありがとうございました。
とても的を得た回答で、とてもよくわかりやすく、大変助かりました。
万が一・・・などといろいろ余計なことを考え躊躇してました。
これで、安心して主治医に執刀をお願いします。
手術日も決まったので、それまで体調を整えて、術後は回復に努めたいと
思います。
ほんとにありがとうございました。