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活性炭とコバルトアンミン錯体

rei00の回答

  • rei00
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回答No.1

rei00 です。 「QNo.86614 ヘキサアンミンコバルト((3))塩化物の合成について」(参考 URL)の関連質問ですね。 いつもわかりやすい回答をされている inorganicchemist さんとは思えない,わかり難い質問ですよ。とりあえず「ヘキサアンミンコバルト((3))塩化物の合成における活性炭触媒の役目は?」と読み替えて回答(?)致します。 久し振りに無機化学の教科書を開き直してみると,次の記述を見付けました。「コットン・ウィルキンソン 無機化学 下」(培風館)の p.786 からです。 ・・・・一般にこれらの錯体は,アコ Co(II) イオンを溶液中配位子の存在下で酸化して(酸化には分子状酸素あるいは過酸化水素を用いるのが普通で,しばしば活性炭のような表面活性触媒を用いる)得られる錯体を出発物質として,数段階を経て合成される。たとえばコバルト (II) 塩 CoX2 (X = Cl, Br, NO3) に,アンモニアおよび対応するアンモニウム塩と少量の活性炭を加え,数時間激しく空気を吹き込むことによって,ヘキサアンミン塩が良い収量で得られる。  4CoX2 + 4NH4X + 20NH3 + O2 = 4[Co(NH3)6]X3 + 2H2O 活性炭が存在しないと,通常は置換体たとえば [CoCl(NH3)5](2+), [CoCO3(NH3)4](+) などが得られる。・・・・ これからすると,活性炭は Co(II) → Co(III) の空気酸化を行なうための触媒のようですね。

参考URL:
http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=86614
inorganicchemist
質問者

お礼

rei00さん。ご丁寧な回答ありがとうございます。 当然「QNo.86614 ヘキサアンミンコバルト((3))塩化物の合成について」 関連なのですが、あれ以上、norinori3さんの質問ページで議論をするのは どうかなと思い、とりあえず場所を移しました。本当は No.86614のページで 「補足要求」とした方がわかりやすかったのでしょうね。申し訳ありません。 融通の利かない性格でして。 MiJunさんが書かれている、「遷移状態としてCo(3+)(?)←活性炭による酸化」 という表現が私には理解できませんでした。 私のような者がMiJunさんやrei00さんにお教えできるようなことがあるとは 思っておりません。私のコメント欄にあるように、私自身の勉強になれば と思い、むしろ私の方が教えを請わねばならないと、今回のような質問になり ました。しかし、質問文が適切でなかったのはrei00さんのおっしゃるとおり です。 rei00さん、MiJunさん。失礼をお詫びします。 今後ともご指導お願いします。

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