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太平洋戦争中のパイロット養成費用は?

小説を書いているものです。 太平洋戦争中の日本海軍が戦闘機パイロット一人を養成するのに費用がいくらかかったのか知りたいと思っております。 たとえば予科練入学から戦闘機乗りとして実践に配備されるまでにかかる一人当たりの教育費用(教育費、生活補助費、実機訓練費用等の総額)がどのくらいであったか。当時の金額と、できれば現在ならばどのくらいの金額だったか?(たとえばサラリーマンの初任給(月額)の○ヶ月分等)わかりやすく教えていただければ幸いです。 二度とあってはならない戦争ですが、だからこそ「あの時代はこうだった」ということを描こうとしており、そのための情報です。ご存知の方おられましたらご教示宜しくお願い申し上げます。

みんなの回答

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11124/34627)
回答No.1

>太平洋戦争中 そいつァ難題ですぜ。昭和17年前半の戦況に余裕があったときと、昭和19年頃の切羽詰った頃では話が違います。なにが違うかというと、もう戦争末期では「そんな悠長なことをいちいちやってられない」状態だからです。 例えばマリアナ海戦直前に日本軍空母艦載機パイロットはほとんど訓練ができませんでした。なぜできなかったのかというと、訓練のためには空母を風上に向かって直進させないといけませんが、アメリカ軍潜水艦が跋扈していたので安全に訓練できる場所がなかったからです。この場合、「訓練期間」にカウントするかどうかが微妙ですよね。生活費がかかってはいるけど、飛んでないから訓練していたといえるかどうか。 私の手元の資料だと、開戦当時の海軍の教育課程は、正規将校と正規予備将校が初等訓練で6ヶ月の期間に練習機で60時間、4~6ヶ月の実技訓練で戦闘用機で100時間。3ヶ月以上の戦術訓練で150時間以上となっています。 下士官飛行整備員と、飛行予科練が初等が練習機で44時間。実技訓練が60時間、戦術訓練が150時間以上となっています。期間は同じ。これに飛行前の座学教育期間がありますね。 ここから管理費等々を別個に重ねていけば、当たらずとも遠からずの数字が推論できると思いますけどね。せっかく作品にされることですし、取材して推論するのが物書きのお仕事ですから、そこから先は「コピペ」せずに頑張って調べてください。 ちなみに私が引き合いに出したのは、戦後にアメリカの戦略爆撃調査団がまとめた報告を訳した「ジャパニーズ・エア・パワー」という本です。すげえ地味ですが、さすが戦略爆撃調査団の報告だけあってしっかりしています。絶版かと思ったら、アマゾンで手に入るようです。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E2%80%95%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%88%86%E6%92%83%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%9B%A3%E5%A0%B1%E5%91%8A-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A9%BA%E8%BB%8D%E3%81%AE%E8%88%88%E4%BA%A1-%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E5%86%85-%E4%B8%80%E5%A4%AB/dp/4769807686

shichirino
質問者

お礼

 ご教授ありがとうございました。たしかに大戦初期と後半では状況がぜんぜん違いますね。それをふまえず質問したのは私も配慮が足りませんでした。  質問内容そのものが書こうとしているテーマではなく周辺情報だったので安易に情報を得てしまおうとしたことも反省しております。アドバイスいただいた通り自分で取材すべきですね。教えていただいた「ジャパニーズ・エア・パワー」はとても参考になりそうですので早速アマゾンで注文してしまいました。ありがとうございました。

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