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モーツァルトの楽譜の推敲

モーツァルトは作曲のとき、楽譜の書き直しが少ないことで有名です。 では、もし多くの書き直しをしてゐたら、より優れた作品になつてゐたのでせうか。 どの作品をこんなにしてくれてゐたら、もつといいのに、といふ御意見も大歓迎です。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.1

 モーツァルトは、頭の中に既に音楽が出来上がっていて、それを楽譜に書き出しただけなので、書き直す必要がなかったのでしょう。ですから、「より良くなるように書き直す」という素人の発想そのものもがあり得ないということなのだと思います。  もともと、当時の作曲家は「即興演奏」できるのがあたりまえでしたので、そういうものだったのだと思います。(楽譜に書いて、音に出してから修正する、というプロセスそのものがあり得ない)  ベートーヴェン以降のドイツ音楽では、そういったインスピレーションや職人的定型作業だけでなく、「主題労作」という一種の知的・パズル的な技法が中心になるので、「推敲」「試行錯誤」ということも必要になっただと思います。

noname#214841
質問者

お礼

Tann3さん、こんにちは。 「チェロとコントラバスの見分け方」の回答は、今でも印象に残つてゐます。着順を考慮せず、内容のみで判断すれば、問題なくTann3さんをベストアンサーに選んでゐたのですが、もろもろをふくめた総合点で、他の方にしました。あのときは申し訳ございませんでした。 >>モーツァルトは、頭の中に既に音楽が出来上がっていて、 >>それを楽譜に書き出しただけなので、 >>書き直す必要がなかったのでしょう。 よく言はれることとですね。 ノーベル物理学賞の益川さんが、推敲しないモーツァルトは嫌いだ、といふ発言をしてゐるのを読んで、このたびの質問になりました。物理学に造詣の深いTann3さんから御意見をうかがへて、これにまさる喜びはありません。 ちなみに益川さんのことは、好きです。モーツァルトと同じ天才で、いかにもノーベル賞にふさはしい人物だと考へてゐます。 >>即興演奏 >>主題労作 この対比は、理解しやすく納得がいきました。 二度も私の質問に、明快な回答をお寄せくださり、ほんとうにありがたうございました。

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