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中央銀行と政府の関係について質問があります
中央銀行は政府からは、独立していることが通常でしょうが、実質的には、結婚関係にあると思うのですが、この現象はなぜ起きるのでしょうか? 結婚関係というのは、どういうことかともうしますと、結局、政府が実質的に、コントロールしていることになりませんでしょうか?
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- Broner
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toshih2000さんの仰った、日銀が独立しなければならない、目的は、インフレ政策です。 それによる、見解は、「経済は世界史から学べ」 茂木誠著、ダイヤモンド社出版に、P15に、書いてあります。 政府は、国民の要望により、地元に公共事業(道路、橋、トンネル)を造り、その財源として紙幣の増刷、マネーサプライの増加、それはインフレとなるのです。 だから、政府が、通貨発行権を持つと、インフレになるのですと、書いてある。
- dai0029390
- ベストアンサー率21% (11/51)
> 通貨の独占が現在の市場を作っている というのはどういう意味でしょうか? そのままです。 日本国内では中央銀行だけが通貨を発行する権利があり、そこが金利を上げ下げしたり、様々な法律の上に保護され、お金を刷ったり、通貨をコントロールすることで市場を形成しています。 例えば、一時期政府紙幣の話が持ち上がったことがありましたが、政府にも通貨発行の権限を与えたなら、現在のように国債発行して資金調達をし利子を支払うという必要がなくなります。要するに中央銀行同様に自分でお金を刷って資金調達ができるようになるということです。あるいは完全に民間に通貨発行権を与えて銀行や金融機関が独自の通貨を発行し自由に市場で通貨を買えるようにするなども市場のあり方の一つです。 現在はそれらを法律で封じて規制し、中央銀行が通貨発行の権利を独占し市場をコントロールしているという状態です。
- dai0029390
- ベストアンサー率21% (11/51)
完全に自由化して通貨発行権を民間で自由にしちゃうと、”自由主義経済”が成立しなくなってしまうんだよね。通貨の独占が現在の市場を作ってるという訳です。 アメリカなんかだと中央銀行廃止論者とかも結構活発ですよ。 通貨という紙やコインをコピーしたぐらいで人を拘束して犯罪者にしたてて牢屋にぶち込むことの方が間違っているという倫理観が中央銀行廃止論者。
お礼
ありがとうございます。一つ質問なのですが、『通貨の独占が現在の市場を作っている』というのはどういう意味でしょうか?
補足
ありがとうございます。ではなぜ、『完全に自由化して通貨発行権を民間で自由にしちゃうと、”自由主義経済”が成立しなくなってしまう』と、言えるのでしょうか?追加で、補足質問があるとすると、ここでいう自由主義経済とは何を指していますか? すみません、これらの質問を先に質問するべきでした。
- Broner
- ベストアンサー率23% (129/554)
良く解らないんですけど。 『結局、政府が実質的に、コントロールしていることになりませんでしょうか? 』 政府が実質的に、コントロールしていることが、どこが、悪いのですか? どうして、日銀が必要なのか? お解りですか。 そこのところから、議論しなければ、意味不明となります。 具体的にしてください。 症状を明確にして、どうしたら良いのか、正確な対応策を考えたらいいと思います。 日銀に財務省の幹部が天下る。ノーパンしゃぶしゃぶの接待を受ける。 日銀に財務省の幹部が天下するのを禁止する。ノーパンしゃぶしゃぶの接待を受けるなら、汚職として取り締まる。 しかし、取り締まると、逆恨みして、司法、警察に予算削減になりかねない。 これをどう改善するか? これは、難しい。
- toshih2000
- ベストアンサー率22% (120/541)
そもそも、中央銀行の政府からの独立というのはインフレ対策です。 デフレ状態においては、合体したほうが都合が良いのです。 ですから、基本的にはどちらの政策も可能なような状態にしなければなりません。 独立が絶対的な正義では無いのです。 日本でいえば、日銀の株の半分を日本政府が持っています。いわば子会社です。 1000兆円を越える国債発行高も、連結決算するばぐっと借金は減ります。 デフレが酷い状態では、日銀で刷ったお金を直接国庫に入れることも可能です。
お礼
ありがとうございます。 質問ですが、 『そもそも、中央銀行の政府からの独立というのはインフレ対策です。』 なぜ独立させるとインフレ対策になるのですか? 『 デフレ状態においては、合体したほうが都合が良いのです』 なぜ合体させるとデフレ対策になるのですか?
- nekonynan
- ベストアンサー率31% (1565/4897)
日銀法 (政府との関係) 第四条 日本銀行は、その行う通貨及び金融の調節が経済政策の一環をなすものであることを踏まえ、それが政府の経済政策の基本方針と整合的なものとなるよう、常に政府と連絡を密にし、十分な意思疎通を図らなければならない。 とるので完全に独立と言う訳ではない
お礼
ありがとうございます。第4条ですね。
- ga111
- ベストアンサー率26% (247/916)
結婚ではなく、養子縁組の形が近いですね。養子にするのは子供ではなく、その政権の気に入った、言うことを聞きそうな優秀な大人です。こうやって、黒田日銀総裁、岩田副総裁が誕生しました。 しかし、日銀法では、いったん、養子にすると、大人として独立の権限が与えられます。現在、この権限が強すぎ、白川(前)総裁についていわれたようなデフレ脱却への消極的態度が問題だと言われています。歴代の総裁によって、15年間のデフレ不況が起き、日本経済が弱体化したといわれています。黒田日銀総裁がいうのですから、間違いありません。 よって、日銀法はふたたび改正される可能性があります。 ーーー 98年4月1日に施行。日銀の独立性について明記していなかった旧日銀法を改め、「日銀の通貨及び金融の調節における自主性は尊重されなければならない」(第3条)とした。最高意思決定機関である政策委員会の権限を強め、旧法にあった内閣による総裁や副総裁の解任権、蔵相の日銀への業務命令権なども廃止、政府からの独立性が強化された。内閣が任命する総裁については新たに国会の同意が義務づけられた。 ( 2008-03-21 朝日新聞 朝刊 1経済 )
お礼
ありがとう。この日銀の独立性の強化の背景はご存知ですか?
補足
訂正いたします。ありがとう>>ありがとうございます。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
中央銀行幹部の任命を政府がやるからだと 思います。 総裁、副総裁、審議委員は、衆参両議院の同意を得て内閣が任命します。 監事は内閣が任命し、理事、参与は政策委員会の推薦に基づいて 財務大臣が任命します。 つまり、政府の言うことを良く聞くというか、政府に 協力的な人物を任命するわけです。 ”政府が実質的に、コントロールしていることになりませんでしょうか” ↑ レーガン政権時、議会、政府がこぞって中央銀行の 高金利政策を批判していました。 それでも、時のFRB総裁ボルガーは、頑として 高金利政策を維持し続けました。 現代では、あの時の総裁の判断は正しかった、と 評価され、ボルガー氏は「ミスターマネー」と 賞賛されました。 榊原ペースケ氏が「ミスター円」と言われるのは ボルガー氏にマスコミが倣ったものです。 これに比べると、日本の中央銀行は政府に協力的 だと言われています。 中央銀行が政府から独立しているのは、金利政策を 政治的にではなく、経済的に正しく運用するため ですから、問題と言えば問題ですね。
お礼
ありがとうございます。近年、ボルガーような総裁が世界的にも減ってしまった背景、もし心当たり、ありましたら、お聞かせ願えませんでしょうか。
お礼
ありがとうございます。読んでみます。