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潜水士かダイビングライセンス、役立つのは?
ダイビングの免許(Cカード・民間)を取ろうと調べていたら、潜水士(国家資格)という資格もあるということを知りました。試験内容は、 ・民間は実技・学科 ・潜水士は学科のみ だそうです。個人的にダイビングをするためには前者のみの取得で問題ないのですが、将来的にインストラクターをすることになった場合は潜水士の資格が必須だそうです(取得せずに行っているスクールもあるらしいですが)。 リゾートダイビングでは潜水士の資格を持っていてもCカードの取得がなければダイビングが許可されない場合があり、逆に素人と潜る時には潜水士の資格がいるということになりますが、実技だけの試験というのが不安です。また、潜水士は主に公安職の資格というイメージがあるのですが低身長の女は取得できるのでしょうか。 両方の取得をできればいうことなしですが、強いて言うなら利便性が高いまたは役立つのはどちらかという意見を理由も併せて教えていただければありがたいです。
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- matsu_kiyo
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一応ダイバー歴は15年程度(ブランク込み)で、100本程度の経験に基づく知見から回答しているものです。 以前ダイビングショップのインストラクターの人ともお話しすることがあったのですが(ま・さ・に、この件!)、「業として行う」場合には潜水士の資格が必要なのだそうです。また、このことは、既に質問者様も解明されているように、インストラクターになった場合には潜水士の資格もセット、が当たり前なのだそうです。 「ではなぜ潜水士は学科だけで資格認定されるのか」と言う部分。 そもそも潜水士は、「潜水することで仕事をする」と言う目的の資格と言う意味合いが強く、いわゆる潜水服(空気を送り込んでもらって、深度のある場所で作業をするための、宇宙服っぽいイメージ/「あまちゃん」に出ていた南部ダイバーがそれに近いが、最近では少し発展した送気式潜水という手法が確立している)を着て行うものが大半であり、タンクを背負ってその空気消費に縛られるダイビングスタイルとはややかけ離れている、と言うところから入っていくと、なぜ学科だけなのか、が分かると思います。 欠格条件には身長/性別などは明記されていませんでしたので、質問者様であっても、問題なく受けられます。 さて最後の質問。 潜水士の資格は、正直その手の仕事をされる方がメインで所得するものであることは、書いたとおりであり、またかなりの重労働であることは想像に難くないと思います(ちなみに書かれている「公安職」は、主に海上保安庁や警察の潜水部隊を想起されて書かれたと思いますが、潜水作業のほうが本来の意義にかなっている)。 そして重要なことは、実際にスクーバダイビングスタイルで潜ろうとしたときに、潜水士の資格は糞の役にも立たない、と言う厳然たる事実です。そりゃあそうでしょう。タンクを背負い、やれ中性浮力だの、フィンキックだの、実技無しでいきなり海に放り込まれてもパニクるのが関の山です。 話はそれますが、潜水士の資格を取って、津波に飲まれた妻を捜し求めようとしている初老の男性が記事になっていました。→ソースはこちら・ただし記事本文は削除済み http://news.livedoor.com/topics/detail/8527928/ 読売新聞に載っていたのですが、彼の場合、中性浮力もろくにできず、じたばたしていたと記事で書かれていました。いかに潜水士と言う資格だけで潜ろうとするとどうなるのかをわからせてくれる記事でした。 最後の質問は、「そりゃあ、Cカード所得のほうが断然役立つ」と言うことになります。 ・回答まとめ ○実際の潜水場面で、潜水士の資格だけで一本も潜っていないものは、実技を経験しているヒヨッコCカードダイバーより劣るのが現実 ○Cカードがあれば、世界の海でそれなりの待遇を受けるが(もちろん経験本数などが最終的にはものを言う)、日本限定の潜水士の資格では国内で効力を発揮する程度。 ○よってCカード所得のほうが実用性がある。ただし、カード所得までにかかる費用は最低でも5万程度(講習や実技に関わる際の人件費が大半)。潜水士資格は筆記だけと言うこともあり、数千円程度の受験・申請料だけで資格は取れる。 参考urlにwikiの「潜水士」項目を張りましたのでご参考までに。