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モールド変圧器の点検内容について
モール度変圧器の点検内容で、「ヨークコア鉄板の飛び出しの有無」というものがあるのですが、 まず、ヨークコア、ヨークコア鉄板とは変圧器のどの部分でしょうか? また、ヨークコア鉄板が飛び出すとはどのような状態でしょうか?
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- ImprezaSTi
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回答No.1
先ずの前提ですが、モールド変圧器の構造は、ちゃんと理解されていますか? まず、そこからのような気がしますが・・・ で、本題です。 ・モールド変圧器ですが、別名、乾式変圧器と言い、変圧容量の大きなものは、銅損で発生する熱を冷却するために油冷式となっています。で、その容量が小さく、油冷までの必要が無い場合に、乾式が採用される。 あと、鉄板ですが、鉄芯です。トランスの中には、必ずあります。(小型・大型であろうと) トランスの構造として、1次・2次巻き線と、鉄芯 が、必ずある。(鉄芯の役割が分からないのであれば、自分で調べてください) で、乾式トランスに使用されているコイル=巻き線が樹脂で封止されています(=モールドと言う)。併せてトランスの鉄芯もカシメ・接着剤等で固定されているのですが、その鉄芯の板が飛び出すと、すぐ近くにある巻き線を損傷させるので、点検項目とされています。 油冷トランスでも鉄板飛び出しは、当然、起こり得るのですが、油冷のため、全体が容器で被われているので、鉄芯の状態は点検出来ません。 で、何故、鉄板飛び出しが起きるかですが、鉄芯の特性上、電源の交流磁界により磁歪があり、鉄板に振動が起きるのです。(トランスによっては、近くに行くと、ジー とかいう音がするのが、その磁歪による音です) で、この磁歪による鉄板振動による飛び出しが無いかを確認するのですが、まあ、製造不良で無い限り、最近のものは少ないと思います。
お礼
ご回答をいただき、ありがとうございました。 よくわかりました。 もう少し変圧器のこと勉強します。