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STAP細胞の真偽は?
私は、生物工学関係の仕事をしていますが、正直STAP細胞の発表がなされたとき、「信じられない」というの第一印象です。 科学の進歩とは信じられないことの積み重ねで成しえていることは、1科学者として重々承知の上ですが、彼らの研究成果をとことん見ましたが、なんか足りない部分ものを感じていました。 そして、今回の論文そのものの撤回騒動。 視点を変えてみて、私が以前勤めていた水産総合研究センターというものがあります。 こちらは理化学研究所と同様に独立行政法人です。 とにかく、民主党の事業仕分け以来、「費用対効果」を求めらる風潮ができたの事実です。 うなぎの完全養殖に世界で始めて成功した!として事業仕分けをまぬかれたわけですが、 実用化までは最低でも10年以上、もしかしらたら実用化は不可能かもしれません。 (私はそのプロジェクトにかかわっていませんが) 結局、独立行政法人とは国税で運営されており、それなりの成果を求められるようになりました。 私はいま民間の研究所で働いていますが、今回の騒動を非常に冷ややか目で見ております。 今回の騒動tって、独立行政法人のありかたそのものにも関係があるんじゃないでしょうか? 目からうろこが落ちる、というようなことが科学の進歩ではありえますが、山中教授のように 苦心惨憺された方でさえ、やっと臨床の臨床にたどり着いたという事実をを踏まえても、 彼らの研究チームが細胞の不可逆性をこんなに簡単にくつがえせるものでしょうか?
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- wakaranyo2
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佐村河内事件とSTAP細胞の論文撤回報道による、意識操作が関連しているなら、かなりの割合で落し入れ報道のはずです。つまり、価値が高い証明ではないでしょうか。
- mstk2
- ベストアンサー率26% (157/588)
まだあまり指摘されていないようですが、今回のスタップ騒ぎで一番あってはならぬ点、もしくは科学倫理的に許されない点は、「再現実験がきかないこと」 でしょう。 いったいどんな大発見であれ、エジソンやコロンブスが為したような超発見であれ、論文を読んだ第三者が追試して一例たりとも成功しないなんてことがあるだろうか。 あり得ません。エジソンが見つけた竹フィラメントは、その記載どおりにやれば誰でもフィラメントが作れねばならないし、コロンブスの通った軌跡の通りに航行すれば、誰でもアメリカ大陸にたどりつけねばならない。これは科学研究における基本のキであり、最先端分野だからとか、天才的才能がどうのに関係しません。 しかるに今回の小保方論文はどうか? まったくそうなっていないではないか。そもそも第三者が確実に再現できるように書くのが実験手順の章であり、字数制限などで細かいコツを書き切れないなら、論文末尾に研究機関ウェブページを引用してそこに説明を足すのが、ネイチャー投稿者なら常識です。 しかるに、彼女はこのいずれもなしていないばかりか、問われたら覚えてないと答える始末。この点がまさに査察者をして、「まともな研究者なら決してやらない」とまで言わしめた部分なのです。 そもそも、本当にわずかな指先の差で第三者が再現できないだけなら、小保方氏自身が 「じゃあ私がもう一度やります」 とカメラの前でチャチャッとやってみせればいいだけのこと。それも複雑な作業ならまだしも、弱い酸に30分漬けるだけの極めて簡単な作業であったはず。 彼女はなぜそれだけのことができないのか。要するに嘘だからです。最初から最後までぜんぶ嘘。それをああだこうだと逃げ回っている。理研に至っては検証に1年かけるとか言っている。実験研究に携わる一人として、今回の騒ぎには憤りを覚えるばかりです。
APS細胞の再生実験も未了、論文の画像や論文のそのものの検証も未了。研究成果の発表を急ぐ余りの結果がこの体たらくです。仰る通り問題は理研の構造的な体質にあります。おそらくAPS細胞は偶然に出来たのでしょう。でもその検証が不十分だったので今回の成果は皆無になると思われます。
- kawasemi60
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細胞の不可逆性が科学上の真実ならイモリの目玉再生は どのように説明されているのでしょうか? サメの歯みたいに続々と細胞が準備されているのですかね。 人間の指が切断されても自然に完全再生したとの伝承が あります。デタラメと決めつけるのは気が楽でしょうが それって科学的? 癌細胞が有るんですから細胞の不可逆性 にどの程度普遍性が在るのか?完全なる普遍性が在るならば ips細胞だって不可能でしょ。慎重な実験と検討をしなければ 学説の真偽は判別出来はしません。学校の教科書で科学者の 論文を評価する学者は居ませんよね。新説なら評価が分かれます し分かれて当然です。アインシュタインだって特殊相対論を出す 過程で有力な数学者の大きな手助けを受けていたのですから。 研究を理解していない人に説明するのは難しい事。 そこらで理解されていると思われる言葉で説明するしか無いのです。 それを他国の英語で行うとなればネット時代だからコピーは当然かも。 そもそも肝心要の新学説の詳細が出てこないのはなぜ? 私は細胞の不可逆性などは存在しないと思う。 それは太陽が地球を回るように見えるから回っているのが真実だと 強弁するのと同じ。細胞の不可逆性というのは経験上の感想に過ぎない。 なのでくつがえるも何も無い事。
- rokometto
- ベストアンサー率14% (853/5988)
歴史上に名を残した偉人も同じように最初は思われたでしょうから。 天才とバカは紙一重、その時代の常識を無視してるのは同じことですよね。 知識や経験豊富な人は素晴らしいと思いますが、逆にその範囲に閉じこもりがちになりやすいと思います。 何気ないど素人の一言が物事を飛躍的に進めたことは少なくないでしょうし。
- lamuse
- ベストアンサー率19% (44/225)
独立行政法人、特別法人、公益法人、180兆円の特別会計にも、不信感を持っています。 300兆円を超える資産備蓄。 特別会計の廃止を望んで、やみません。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
生物学や医学からはほど遠い、一IT技術者ですが、技術のブレークスルーって、こんなものかなと実感しています。 私なりの視点でみますと、やはりiPS細胞の山中教授の功績が大きいです。 iPS細胞の発見で、細胞が後から初期化(IT屋らしい言い回しで失礼)できることが全世界に明確になったため、「ひょっとしたら他のやり方でもできるかも」という意識が、多くの人の脳裏にインプットされたのでしょう。 私も、おそらく最初にSTAP細胞が発表されたら、「へ、この人、頭おかしくね?」と鼻で笑っていたと思います。 しかし、先にiPS細胞が発見されたため、「ああ、別のやり方でもできるんだ」と、受け止めることができました。 ※ITの世界でもそうですが、過去の常識を打ち破るような技術は、たいてい先人から鼻で笑われます。今でこそパソコンは必需品ですが、ホスト機やオフコンがメインの時代からすると、隔世の感があります。昔は「パソコンやってる」と言うと、汎用機でCOBOLやっている連中から、陰でバカにされたものです。(;^^)
- KappNets
- ベストアンサー率27% (1557/5688)
NATURE誌の二人のレビューアが審査して通ったのですから、その意味ではマトモな論文です。あとは再現性とかをゆっくり世界中で検討していくのが常道だと思いますが、如何でしょうか。NATURE自身がが取り下げを言い出せば別ですが、専門家でもない研究所のトップが音頭をとって引っ込めるのは(万全の自信がない限りは)如何かと思います。