民族と国家とどちらが意識強いのでしょうか。

質問

日本って、国家があって民族が一つとか多民族とかと考えます。

日本は海を隔てるからそうなるあすが、国家ってそもそも西洋の近代のころから世界に広がった観念とも聞きます。

しかし、例えばゲルマン系だとスイスなどにも混成しているのかもしれないですが住んでます。

中国人も複数の国にまたがって、住んでます。

私は最初に～国人でこの民族という意識と私は最初に～民族でこの国に住んでいるという意識とどちらなんでしょうか？

また南米のようにすぐ混血とかしないもんなんでしょうか。それともむしろするのでしょうか。

しない理由としては民族の伝統を守りたいということなんでしょうか？

回答No.4

hekiyu · ベストアンサー

”民族と国家とどちらが意識強いのでしょうか。”
　　　　↑
民族意識の方が強いです。
多民族国家の典型といえば米国です。
米国は、当初は西洋人の思想意識に統一される、
と考えられてきました。
しかし現実はそうはなりませんでした。

次に登場したのが、民族のるつぼ論です。
金属が化学反応して新しい金属が誕生するのと同様に、
今まで存在しなかった新しい民族「米国人」が
誕生する、というものです。
しかし、現実はこれも否定しました。

現代では、民族の特徴を維持しながら共生していく
という民族のサラダボール論、オーケストラ論が
主張されています。

”南米のようにすぐ混血とかしないもんなんでしょうか。それともむしろするのでしょうか。”
　　　　　　↑
長い間には混血すると思われます。
日本でも、アイヌ人、沖縄人は民族が違いますが
純粋なアイヌ人などもはや存在しないと言われています。

そもそも、日本は混血民族です。
アジアの吹きだまり的位置にある日本には、アジア中から
あるいはロシアからも人が集まって混血しました。
これが縄文人です。

その後、中国大陸や朝鮮半島から大量に移民が来て
更なる混血が進み、弥生人になりました。
今の日本人は、この弥生人です。

米国だって数千年もすれば混血するんじゃ
ないですか。

回答No.7

3355Teach

日常生活において、自分を個人である前に日本国民だとか、個人である前に大和民族だとか意識している人がどれだけいますか？また、日本国民や大和民族である前に、どこそこの市民・区民あるいは町内の者であるという意識の方が強いのが現実でしょう。

回答No.6

key00001

実は意外に、国の寿命は短いんですよ。

国家が割と安定的な存在になったのは、第二次世界戦の後であり、現存する国でも、成立後１００年未満と言う国が大半です。

一方、国家の成立を何を基準とするか？は別として、外国人に国権を奪われること無く、２０００年前後のレベルで歴史を有する国など、世界でも日本だけで、１０００年前後の国も数か国しかありません。

建国後数十年の国と、１０００年以上の国では、国民（や民族）の国家に対する考え方も、かなり違うでしょうね。
また、日本人の様な「国家」や「民族」に対する考え方は、世界的には圧倒的な少数派で、かなり独特なものかと思います。

日本人にとって国家は、「君が代」の歌詞などに象徴的ですが、悠久的，普遍的な存在に近い概念があります。
しかし他国においては、民族紛争とか民族の独立運動が珍しく無く、その理由は、国家より民族の歴史が長い結果、国家より民族を尊重する傾向があると考えても、あながち間違いではないでしょうね。

民族の歴史では、「中国三千年（四千年）」とか、韓国に至っては、根拠無く五千年と吹聴してますが、中華人民共和国とか大韓民国は、戦後に出来た国で、それまでに王朝や支配者などが、コロコロ変わってます。
ここら辺がやや厄介なグレーゾーンの国で、地域的，民族的な歴史の長さと、現国家が成立してからの経過年数の考え方が混在しているでしょうね。

ただ、現在の韓国でも、現在の政体は第六共和国と言われるもので、それまでにはクーデターやら大統領の暗殺などが繰り返され、マイナーチェンジはしてますし、やはり国家転覆の危機感などは、日本などに比べると、遥かに現実的なものかと思われます。

そのほかでは、日本や千年王国のイギリスから見れば、アメリカは「若い国」ですが、二百数十年の歴史を有すアメリカは、実際には世界でも屈指に歴史ある国家です。
フランスも古い国のイメージですが、フランス革命で現在の政体となったのは、アメリカ建国と同時期ですから、アメリカも同レベルに歴史ある国と言うことも可能です。

アメリカくらいになってくると、「国家に忠誠」なんて言葉もしっくり来る様になり、かなり国家を意識しているかと思いますよ。

それなりに民族的な歴史がありつつ若い国でも、シンガポールなどは多民族国家でありながら、教育や法整備なども含め、上手く国家への忠誠を実現していると思います。

回答No.5

小林 哲夫（@kobatetu01）

近代とは、「ネーションステート」の時代のことですが、この言葉の日本語は普通「国民国家」と訳されています。
ネーションと言う英語は、「民族」と言う意味と「国民」という意味を持っていますが、この場合は「民族国家」と訳すのが正しいと思われます。
つまり民族が国家を作ったのですから、民族＝国家であって、どちらが重要か？という質問は、普通は成り立ちません。
日本のような単一民族国家の場合は、特に民族＝国家なのですが、これが近代国家の原則です。
日本のような単一民族は世界の中で他には無い、と思っている人が多いようですがそんなことはありません。
例えば韓国も単一民族です。

しかし「民族」と言う言葉を定義することは不可能で、いろいろの要素から成り立っているので、民族国家の原則も多様にならざるを得ません。
ドイツ、フランス、イタリアなどなどは、単一民族と思われていますが、厳密に見て見ると、実は多民族に分かれているということも出来ると言う具合に、あいまいなものなのです。

例えば日本は単一民族と言っても、在日朝鮮人の存在があって、完全に単一と言うことはできません。

在日の人にとっては、民族と国家とは別の存在ですから、「民族と国家とどちらが重要か？」という質問は成り立ちます。

しかしその答えは、人それぞれで、平均的答えは存在しないと思います。
また沖縄人という民族を考えることも出来ますが、その場合、民族と国家とどちらが重要か？と聞けば、いまのところ「日本国」の方を選ぶ人が多いと思います。
しかし基地問題などで、本土の日本人があまりにも理不尽な差別を繰り返せば、沖縄人としての民族意識が高まって、民族を重視するひとが増えるでしょう。

現在世界のあちこちで民族独立運動が盛んですが、その人たちにとっては、民族が重要になっています。
しかし独立運動と言うのは、新しい国家を作る運動ですから、この人たちにとても「国家」の方が重要だからこそ、独立運動をしているのだ、と言えます。

世界の独立運動を見ていると、かくもあいまいな「民族」と言う言葉に振り回されて、殺し合いをしていることを悲しく思います。
民族と言うことにも国家と言うことにも拘らない、世界が望ましいと思います。

回答No.3

wakaranyo2

ただ、治安を作り生き残りたいと言うことでしょうか。世界の歴史の事実は、ご存知ですよね。アメリカ大陸では、海賊に襲われインデアンは、5%しかいません。世界の先住民は、危機的状態にあるのです。日本は、WW2で占領された、事実を知っていますか。当然インデアンと同じ状態だと気づくべきでは、ないでしょうか。海賊が侵入してきているのです。海賊の言うことを聞いて生き残れると思いますか？政府機能が無事なはずがありません。

回答No.2

Nebu3

「民族」は同じ言葉・文化をもつ人々ですよね。自然の状態では
その民族で１つの集団・社会・国家を形成します。外圧がなければ
彼等は同じ「民族」だとの意識もしません。

　ただ本来一つの地域で国家を作った民族が、特に近代以降の国家の
ように巨大な経済圏を有するようになると民族意識とは無関係に、
大規模地域経済圏を守るための国家になります。

　よって「民族」にしろ「国家」にしろ近代的な意味でのそれはそう
古くはないです。
　江戸時代の日本人の多数は「日本」や「日本人」の意識はなくて、
「○○藩」や「○○の在」の意識しかない。「日本(人)」の意識をもつのは
欧米列強の外圧を認識した人からです。古代東アジアの日中朝王国政府の
「国家」意識とはせいぜい都と税金を納める人々の住む地域という程度の
ゆるやかさで厳密な線引きはなかったようです。

　民族意識が高まれば当然、民族の独立国家を望みます。そこまで行かな
くても相当意識している例としてイラクやトルコに住み迫害されるクルド人
長年、同じ国・民族と周囲が思っていたチェコスロバキアは今、チェコと
スロバキアに分離、彼等の言語は東北弁と関西弁ほどの違いも無いのに(根本
原因はやはり経済発展の違い)。現在進行形のウクライナはほぼウクライナ人
ですが歴史上・経済上から大きく東部と西部の対立。もしこのまま紛争が発展
すれば彼等は「東ウクライナ人」「西ウクライナ人」と意識するようになるで
しょう。そして彼等の意識に合う国家をつくろうとするでしょう。
　アフリカで「南スーダン共和国」の成立などなど。

　要は国家とは上から力によって強制的に枠組みされる存在として意識され、
民族とは国家意識とは無縁ではないけれど、それとは別に人々の共同意識に
よって成立する。どちらが後先ではなくて互いに絡み合って認識されるものだと
思います。

回答No.1

dragon-man

日本のような単民族国家は少ないので（おそらく日本以外ない）、日本人には考えにくいことですが、ほとんどの多民族国家は国家より民族意識の方が強いです。「我々は＊＊民族だけど、便宜上この国に住んでいる」という意識でしょう。だから国家運営が難しい。たびたび内乱、内戦が起きる。今まさにウクライナで起きていますね。シリアなど中近東の国に紛争が多いのはこの民族問題が根っこにあります。前の大戦以降、今は比較的平和になりましたが、過去ヨーロッパでは度重なる戦争と紛争の繰り返しでした。国境と民族とが一致していないからです。民族が入り乱れているからです。今でも不安定な地域はたくさんあります。他民族で構成するアメリカは国民意識を植え付けるため、ことあるたびに国民に国家への忠誠を誓わせます。学校教育などでも、国旗や国歌に重きを置きます。そうしなければ国民意識が醸成されず、国がバラバラになるからです。日の丸、君が代嫌いの日教組が見たら卒倒するでしょう。多民族国家中国は国を統一させておくのが極めて難しい。そのために、しかたなく共産党一党独裁という独裁政治をしています。そうしないとたちどころに国が分裂するからです。
単民族国家の日本は幸せですね。学校の先生が国旗、国歌をないがしろにしても何事も起きない。こんな国は世界にありません。