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色(材)の三原色だけが作れない理由は?

色の三原色であるシアン、マゼンタ、イエローは、なぜ絵の具で混色しても作れないのですか? また作れない場合、なぜ作れない色自体が、既に絵の具として 出来上がっている(販売されている)のでしょうか? 作られている場合、どんな素材(たとえば色材の顔料で三原色を作る場合)でそれぞれの三色が 作られているのでしょうか。 子供からこのような質問をされ、上手く答えられず、逆に私もよく分かっていませんでした。 分かりやすく教えて頂けましたら嬉しいです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.4

No.3です。 1.絵の具の場合純色同士を混ぜても彩度は下がってしまう事が多いです。それほど目立たない場合もありますが。それと色相が離れるほど混色すれば彩度は下がります。実験してみてください。 2.ターナーの「三原色カラー」でしょうか? よく知りません。メーカーに問い合わせてみてはいかがでしょうか。 印刷インキは ジスアゾエロー、ブリリアントカーミン6B、フタロシアニンブルーが多いと書いてある物がありましたので同じかもしれませんけれども。 あるいは体質顔料というバインダーの中では透明な粉を染料で染めた物かもしれません。 ↓「印刷インキ用顔料」の項目を参照しました。 http://www.jujo-chemical.co.jp/j/gijutsu_joho/gj_files/sogo_shiryo/pla_ink.html http://biz.toppan.co.jp/gainfo/pr/ink/pr_1.pdf http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%B3 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A1%94%E6%96%99

gingerandhoney
質問者

お礼

早々のご回答ありがとうございます。1.の方のご回答ですが、やはり純色同士でも彩度が落ちる傾向があるということですね。私自身は純色同士は純色のままだと思い込んでいました。細かい質問をしていながら混ぜ合わせた後の色を注意深く観察したことがなかったものですから、改めて色相の近い純色から少しずつ混ぜて様子をみてみたいと思います、ありがとうございました。2.について、私自身は広域の意味での絵の具の質問をしていて印刷インクに限定していませんでした。ただ私自身が染料を扱う仕事をしているために、とても詳しい頁にリンクを頂きありがとうございました。これからじっくり読破して頭を整理し仕事にも子供にもこの知識を還元していきたいと思います。ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • Postizos
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回答No.5

4に追加。 印刷インキのうちYMC黒の4色で印刷するシステムを4色プロセスカラーと言います。前に上げた三色はそのうちのイエロー、マゼンタ、シアンです。 →「プロセスインク 顔料」「プロセスインキ 顔料」

gingerandhoney
質問者

お礼

Postizosさま、先にこちらの回答No.5を拝見しないまま回答No.4にてベストアンサーにさせて頂きました。丁寧な方に出会えまして、とても有り難く存じます。ありがとうございました。

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.3

絵の具というのはその色をした物質の粉を糊のような物と混ぜて作ります。色の粉を糊でくっつけると考えていいです。 どんな色でも混ぜれば作れるわけではありません。 絵の具を混ぜると混ぜた色の中間の色で混ぜる前の色より濁った色ができます。元の色より鮮やかな色は作れません。だから赤と青を混ぜても濁った紫のようになってしまって鮮やかなマゼンタにはならないのです。 赤と緑を混ぜても黄色にはならずにものすごく濁った色になります。顕微鏡で見ると赤い粉と緑の粉が一緒にあるという状態です。絵の具を混ぜるというのはそういう状態です。遠くから見ているから中間の色になりますし、元々黄色より明度の無い色を混ぜれば黒っぽい色になってしまいます。 シアン・マゼンタ・イエローというシステムの絵の具は売られていますね。これは最初からそういう色の粉を作って糊と混ぜているのであって、違う色の粉をいくつか混ぜて作っているわけではないんです。 同じように混ぜてはどうしても作れない色はたくさんあります。その場合は最初からその色の絵の具を探して買うしかありません。 例えば「ビリジャン」という絵の具でも最初からそういう物質(水酸化クロムという物質です)を作って糊(バインダー:水彩ならアラビアゴムなど、アクリル絵の具ならアクリル樹脂、油絵なら乾性油)と練り合わせて作ったものと、近い色の物質の顔料を単独か何種類か混ぜて近い色にしている物とあります。 そういうふうにその色の物質ではなくて近い顔料を混ぜて作っている色は「ヒュー」とか「チント」という語をくっつけて区別しています。→「ビリジャンチント」「ビリジャンヒュー」  http://www.holbein-works.co.jp/technical_info/2008/09/post.html 例えば↓の色見本で「コバルトブルー」はPB28という顔料を使っていて「毒性注意」となっていますが、「コバルトブルーヒュー」はPB25、PB29、PW6(白です)を混ぜて使っていると顔料の欄に書いてあります。 http://www.holbein-works.co.jp/static/chart_oil/07.html なお学童用の絵の具ではコバルトやバーミリオンという名前の絵の具でも毒性注意の顔料は使ってませんのでご心配は要りません。

gingerandhoney
質問者

お礼

OKNekoさま、ご回答ありがとうございました。頂きました内容が三原色から展開されていて更なる疑問が出て来ましたので、質問をさせて頂けませんか?何分ルールが分からず、質問の更なる質問はこちら(お礼入力)の方で入力すべきか、上(補足入力)で入力すべきか分からず間違っていましたら申し訳ありません。質問1.純色どうしの色を混ぜても純色にならないのか?質問2.三原色の絵の具の粉自体は、具体的にはどんな成分を使われて作られているのか?もしお分かりになり、またご回答頂けましたら大変有り難いです。

  • OKNeko
  • ベストアンサー率66% (42/63)
回答No.2

美術系ですが科学的な裏付けはとっていません。 1,純粋なインク(色料)は無い。 シアンのインクはなぜ青黒い? シアンのインクはシアンの光の波長以外は透過(反射)するはずですが、かなり青黒く見えます。 青黒く見えると言うことは、シアンの波長も不透過(吸収)している証拠だと思います。 要するにシアンインクは「純粋なシアン色」ではないことになります。 薄めればシアン色なのですが、これは実用には気にならない程度に純度が高いことを示していると考えています。 マゼンタ、イエローのインクの色が変なのも同等の理由でしょう。 2,混色すると干渉する 例シアンとイエロー シアンインクから透過(反射)されたシアン光は散乱し、一部イエローインクに当たり不透過(吸収)されていまいます。イエローも同じ。 結果としてシアン、イエロー、単体より、光が弱まり暗くなり、彩度(あざやかさ)が失われにごった緑になってしまいます。 絵を描くときは、乾いてから塗り重ねる(水彩)、交互に色を置く(点描派)などの対処法はあります。 3,>なぜ作れない色自体が、売されているのでしょうか  そういう物質を探してそれを元に絵の具を作っているから オレンジはイエローとマゼンダで作れますが、混色すると1,2,の理由でにごったオレンジしか作れません。 色の原料はとても様々です、化学合成したものでも分子構造がすこし違うだけで全く違う色になります。(インクに多い) 絵の具はもっと複雑です。人類はきれいな色を使うために岩(鉱物)、植物、動物、化学物質、などあらゆるモノを使ってきました。それを元に絵の具を作っていますが、もっと鮮やかな色をいまだに探し続けています。 結論はメーカー製のオレンジ色は、イエローとマゼンタ両方を透過(反射)する性質の物質を探して使っていて、混色していないから鮮やか。 補足 3、は事実にもとづいています。(ロットごとに調色のために混色することがあります) 1,2,は個人的に考えて推測しているだけです。だれか研究してくれないかな。

gingerandhoney
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。簡単に解釈しますと、三原色に限らず、純度を高めた絵の具のメーカー開発はこの先も続いているということですね。私自身が個人で、三原色の各色が生まれる化学成分を知ったところで、研究する器量も設備も時間もないですから、消費者の身で、より純度の高い絵の具を探し続けるという立場には変わりないですね…。子供とその辺りは楽しんで色遊びをしていきたいですね。最後は雑談的で失礼しますが、長くお付き合い頂きありがとうございました。

  • snowlime
  • ベストアンサー率33% (3/9)
回答No.1

まず、どうして作れないのかという質問に関してですが、大雑把に言ってしまえば作れます。 本来シアン・マゼンタ・イエローという色の名前はインク・トナー用に付けられた名前であり、別の名前で同じ色も存在します。 例えばシアンでしたら、青緑に近い水色なので、青と緑を1:1で混ぜ、そこに白を合わせれば良いのです。 ただし、シアン・マゼンタ・イエローは本来光の三原色を混ぜ合わせることによって生み出される色ですので、ただの色ではなく発光したような鮮やかさが必要とされます。 結果、JIS規定の色の三原色は作れますが、プリンターに使用するインク・トナーの三原色は作れないということになるのでしょう。 絵の具を全て混ぜて出来る色は黒に違い色であり、何をどうやっても白にはならないのと同じですね。 ならば何故絵の具があるのかという質問ですが、プリンターのインク・トナーの三原色と絵の具の三原色の色が同じものではないからという理由も挙げられますし、インクを作れるならば絵の具も作れるという理由も挙げられます。 あくまで絵の具を混ぜ合わして作れないだけであり、素材があれば三原色も作れます。 因みに素材は色々と違うようですが、顔料を使用しているものでしたら植物や動物性の物、宝石などを使用しています。 安い絵の具の場合、化学結合によって顔料のようなものを作り、それを使用して絵の具を作っていると聞いたことがあります。 ゆえに三原色の絵の具も存在します。 上手く答えられていないかもしれませんが、凡そこんな感じだと思います。 詳しくは各色の索引を見てみると良いかもしれません。

gingerandhoney
質問者

お礼

snowlimeさま、ご回答ありがとうございました。なるほど、簡単に申しますと、現実の事実から逆説的に考えれば、作ることは可能だということですね。知識だけではなく、子供と実際にお店で絵の具を探して、混ぜ合わせてみたり…と楽しく経験と発見を重ねてみたいと思います。ご丁寧な回答を頂きありがとうございました。

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