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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ブラックバス等の外来魚問題について)

ブラックバス等の外来魚問題について

phengarisの回答

回答No.13

たびたびで申し訳ありませんが、若干補足します。  立場と把握している情報の差があるかもしれませんが、ブラックバスを特別視していることは全くないと思います。  保全する立場としては、まずどの場所を保全するべきか、という生物多様性保全上の優先順位があって、それを保全するために外来種が問題の場合、その対策をしているのです。  そのため、ブラックバスだけではなく、アメリカザリガニやウシガエルなどの駆除も必要に応じて行っています。どちらかというと、ブラックバスは移動が水で制限されるため、何回か駆除を行うと、止水域では終了できるのですが、アメリカザリガニやウシガエルは侵入を防ぐことが難しいため、現場では、どちらかというと、こちらの方の対策が問題となっています。ネットで検索すると十分こうした情報も出てくると思いますが。だから、質問者さんのブラックバスが特に悪者になっているということはまったくないです(別にブラックバスが憎くて駆除しているわけではないので)。現場の感覚では、水生生物の保全として、前述のように、止水域では、ブラックバスとブルーギルはまだ何とかなるが、アメリカザリガニやウシガエルをどうすればよいのか?ということに課題が移っています。また、護岸工事なども大きな問題で、魚関係でも多くの取り組みがありますよ。私はある場所で、タナゴの仲間とマツカサガイなどの二枚貝を保全するため、護岸工事の改善をお願いする活動をかなり行っていました。こうした活動も普通に行われています。  一部、まったく効果が上がらない方法で行っている方々もいるかもしれませんが、それは偏った情報による判断かと思います。また、駆除できない場所で利用するということですが、前回のように、それほどブラックバスの利用価値で経済効果は大きくないのではないでしょうか? ここも価値観の問題ではありますが、ブラックバスの経済効果が在来の生きものに与える影響よりも大きく、みなさんがそういう方向性で合意するのであれば、民主主義上そうなると思います。ブラックバスが特定外来生物に指定され、現状そうなっていないのは、やはり在来の生きものを守るべきという声の方が大きいのでしょう。私自身にはとてもそれはうれしいことです。  なぜ在来種を保護する必要があるのか? ですが、これは価値観の問題ですかね。人間の生活に支障がないなら、人が自然を好き勝手にしてもよいし、生きものがいくら絶滅してもぜんぜん平気、という感覚の人であれば、まったく保護する必要はないかもしれません。しかし、ここは価値観の他に、倫理的な側面もありますが、地球は人間だけのものではないので、できるだけ、他の生きものと共存できる方向を目指したい、というのが、保全生物学的な考えですので、それが保護する理由です。詳しくは、保全生物学の書籍などで生物を保全する意義をご確認ください。私の意見はもちろんありますが、そうした書籍では、より客観的に在来の生きものを保全する意義についても説明してあると思います。  「漁師が困っている?外来魚による捕食圧でどのくらいの魚が減っているのか証明したデータは存在しないのに?」  私は魚が専門ではないのですが、外来魚による捕食圧で、在来の水生昆虫がどのくらい減っているかというデータはいくらでもありますけれど、、、。ため池などで、在来の魚がどのくらい減っているかもデータはいくらでもあると思いますよ。もちろん日本全体すべての数字ではありませんが、地域的にはこれらについては、多くの研究成果があるので、それで十分です。  「生物の命を奪うことを是とするのであれば」  これは外来種の問題の理解が違うかと思いました。侵略的な外来種は、他の在来の生きものの命というか、種のレベルの存続にも大きく影響を与えるようになっていることが問題なのです。そのため、生物の命を奪う、とはまったく次元が違う問題かと。「生物の命」には動物だけではなく植物も含まれるかと思いますが、私は、生きていくために食事をしてはいますが、そこで生物の命が失われているかと思いますが、食事をするたびごとに覚悟?はそれほど感じておりません。申し訳ないことかもしれませんが。  そもそも生態系は、食物連鎖で成り立っているので、生物多様性の保全では、特定の生物種の命を重んじる立場より生態系のバランスを維持することに重点を置いています。  なんか質問者さんは一部の偏った情報だけでいろいろ判断しているようですが、すべての事に当てはまりますが、幅広い情報が正しい判断には重要と思いますので、もうちょっといろいろご自身で調べられたらと思いました。いろいろ本も出版されておりますし。  今回で私からの回答は終わりにします。

dodonmai123456
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 根拠やデータなど、色々と反論はあります。が、水掛け論になってしまいそうなので一つだけ。 あなたのように、実際にご自身でも活動されて、勉強されている方であれば、外来種(特にバス)だけを批判することは無いと思っています。 また、いろいろと活動していく中で、結論として外来魚の害が最も大きく、全国あらゆる地域で駆除対策を行うべきである! という結論に至る方がいたとしたら、それはそれで仕方ないのだと思っています。 私が、この質問でやはりガッカリしてしまったのは、やはり圧倒的にブラックバスだけが悪者になっている事実です。 回答者様の周りには良識ある方がいるのかもしれませんが、実際にはアメリカザリガニもウシガエルもコイも、全く悪者扱いされません。 他の方々の回答を見てください。 実際にルアー釣りをしてみてください。人通りのあるところでやっていると、恐らく声をかけられます。「釣れてもちゃんと殺せ」と。 テレビでブラックバス釣りが特集されたら、ネットで番組の感想掲示板を見てください。 世間が、いかに「ブラックバスだけ」を悪者にしているのか、わかると思います。 もう何回言ったかわかりませんが、私は外来魚に害が無いだとか、在来種なんて滅びても良いとは言っていません。 自然保護、結構なことです。 誰も慣れ親しんだ生き物の絶滅なんて望んじゃいません。 だったら、害がある生き物は問答無用で排除の方向に行っているのか?行っていませんよね?同じように害があるのに、見過ごされている(あなたのように、きちんと知識をお持ちの方ではなく、大衆が、です)種類が腐るほどいる。 本来、普通の大衆にとっては、自然保護なんて悪く言えば”その程度”の認識のはずなのです。 普通の日本人は、 「外来魚は在来魚を喰うし、駆除すべきだよ。釣りなんてもってのほかだね!やつら、放流とかするんでしょ?つれたら殺せよ!」 と思っているでしょう。 ですが、彼らのほとんどはアメリカザリガニの害も、ウシガエルの害も、何も知らないのです。 仮に伝えたとしても、 「よし、アメリカザリガニを根絶やしにしよう!!子供のザリガニ取りも禁止だ!!」 となならないですよね。 あまりにも知識が無いままに批判されているということが、ここで質問することでハッキリしました。

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