- ベストアンサー
ひとつの曲を複数のアーティストが演奏しているアルバム
こういう形態のアルバムを何というのでしょうか? 検索して購入したいと考えています。 ちなみに私は「TAKE FIVE」を探しています。 どなたかご存じの方よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
cyucyu20さん、ジャズがお好きなんですね♪ わたしも大好きです。 >ひとつの曲を複数のアーティストが演奏しているアルバム >こういう形態のアルバムを何というのでしょうか? 実はこういう形態のアルバムを制作する、というのは「レーベル(レコード会社)のアーチスト契約」に縛られてしまって、法律と契約のしがらみにより、なかなか普通では実現するのが難しいのが現状です。 といいますのは、結構いろいろな人たちが「テイクファイブ」をレコードにしてきましたが、それらミュージシャンはそれぞれ別個のレコード会社と契約しているので、「別の会社の音源を一枚のアルバムにする」ためには、たった一枚の「テイクファイブスペシャル」を作るために、いろんなアーチストがそれぞれ所属している別のレコード会社へ、いちいち許可をとってお金を払わないと制作してはならないルールになっているからなんです。 こういうことは、費用がかかる割に売り上げがどれだけ上がるか、というレコード会社のそろばん勘定からすると、割のあわない企画になってしまうことがほとんどなので、なかなか実現できないことになっています。 しかし、日本の場合は25年以上経過したら著作権の制約がゆるくなるので、ジャズやクラシックや懐メロのように古い音源を使って、別々のレコード会社の作品を一本にまとめて編集企画することは、時々おこなわれています。 (「黄金のモダンジャズ名演集!全○○枚組!」などと新聞雑誌で広告されているものや、駅のワゴンセールで売られている「ベスト盤」のたぐい(こういうことが出来てしまうのは、先進国のなかでは日本だけなので、欧米からは、そんな海賊盤を作るのはやめてくれ、と日本の著作権協会は非難されています)がそうです。) これらの企画は、「コンピレーション(compilation)」 と呼ばれています。そのものズバリ直訳で編集物、です。 ところが古い音源の寄せ集め編集では無くて、新譜として新しくアーチストたちを集めて新録音する場合は、ちょっと違ってきます。 たとえは、作曲者のポールデスモンドに捧げて、テイクファイブだけで何人ものアーチストを集めて一枚のCDを新たにレコーディングするときは、「トリビュートアルバム(tribute)」と呼ばれています。そのものズバリ直訳で捧げ物、です。 こういう場合は、今現役で所属しているレコード会社の専属契約料というのは、古い音源以上に高いものですから、なかなかまともにお金を払ってやりとりしていたら実現できません。 そこで、実際には規定通りのお金は取らずに「友情出演」のような形で他のレコード会社をまたいで制作されるケースが多いのですが、これまたレコード会社にしてみれば商売という観点から赤字になりますので、制作される数は少ないことになります。
その他の回答 (1)
- altosax
- ベストアンサー率56% (473/830)
> ところで、現在は私が求めているような「TAKE FIVE」の compilationもしくはtributeアルバムは存在しないのでしょうか? 私の知る限りではなさそうですねえ・・・ でも、心配しないでいいと思いますよ。 cyucyu20 さんのジャズへの魅力の扉をもっと楽しく開くために、もっといいことを教えてあげましょう! 最近は図書館でジャズCDの貸し出しをしてくれるところが増えましたので、cyucyu20 さんの身近な図書館を利用して、「TAKE FIVE」の入ったいろいろなCDを無料で借りてみたらどうでしょう? どのCDに「TAKE FIVE」が入っているのかを、あらかじめ探すには、参考URLの、「アマゾン.com」の検索で、「TAKE FIVE」 とキーワードを入れて検索してみて下さい。 そうすると、現在世界中で買えるCDの中で、TAKE FIVEの入ったものがずらりと並んできます。 いまのところ、新品CDとして買えるものは、本家のデイブブルーベックカルテット(作者のポールデスモンド本人が演奏しているいろいろなバージョン)以外には、クインシージョーンズとカーメンマクレエぐらいしか店頭にはないようです。 しかし、今はもう買えない廃盤のほうが圧倒的に数が多いので、図書館に検索パソコンがあれば、そこで直接図書館が所蔵している廃盤も探す事ができるかもしれません。 テイクファイブからはじまって、いろんなジャズに手当たりしだいに飛び付いてみましょう♪ ちなみに、テイクファイブは5拍子なんですが、デイブブルーベックカルテットは変拍子ジャズシリーズが得意で、 テイクファイブの入ったアルバム「TIME OUT」のほかに、「FURTHER TIME OUT」「COUNT DOWN」という変拍子3大アルバムをぜひお聞きになってみて下さい♪ 7拍子、9拍子、11拍子、といった、普通ではつんのめりそうな変わったリズムなのですが、これがものすごくステキに身体がスイングしてしまうのが、デイブブルーベックカルテットのすごい魔法です!
お礼
図書館を利用して「オリジナルアルバム」ですね? いいこと聞きました。 ありがとうございます。 早速、やってみようと思います。 altosaxさんって業界の方なんですか? いろいろお詳しいですね? これからも何かわからないことがあったら、宜しくお願い致します。
補足
わぁ~とっても丁寧でわかり易い回答ありがとうございます。感激です。 ところで、現在は私が求めているような「TAKE FIVE」の nocompilationもしくはtributeアルバムは存在しないのでしょうか?