統合失調症の「幻覚、幻聴」に関してご心配なのですね。
このような「幻覚」があると、統合失調症と考えがちですが、幻覚を起こす病気は色々あることが分かっています。
(1)幻 視
てんかん、せん妄、アルコール依存等の病気の他、健常者でも見えることがあります。過労、入眠時等によく見えます。統合失調症で「幻視」は希ですし、現れ方がことなります。(次項で説明)
(2)幻 聴
物音が聞こえてくる場合は「脳の病気」、声が聞こえてくる場合は、「脳の病気、アルコール依存、神経症等ストレスが過多の場合」があります。入床時等に「音楽が流れる」人は健常者にも少なくありません。また、意識が多少「まったり」した場合に音響が聞こえることはよく知られています。多くの場合生活に支障なく無害なことが多いです。
(3)統合失調症の場合
幻聴が多く、幻視は希です。幻聴の形式も特徴があり、「対話形式で本人の噂や批判」であることが際だって多いものです。本人がその声に反応することもあります。
ご質問者様の場合は、ストレス、悩み事、空想にふけっていた(イメージ体験)等の無害な幻覚の可能性が高いです。 現時点で幻覚がなく、日常生活にも差し支え無い場合は、さしてご心配の無い場合が多いと思います。「知人の意見」が狂気じみてなければ、ご自身の潜在意識からのアイデアが知人の声と重なることもあり得ると思います。
ちなみに、健常者でもリラックスさせると「イメージ(幻視、幻聴)」の世界に容易に没入できます。
簡単なお答えとなりましたがご参考となれば幸いに存じます。
お礼
丁寧な説明のご回答で恐れ入ります。 私はちょうどこの頃うつ症状があったようですが、ストレスからくるイメージの可能性があるのですね。 ありがとうございます。大変参考となりました。