• 締切済み

同軸ケーブルの特性インピーダンスについて

仕事でちょっとした問題にぶつかってるのですが、同軸ケーブルの特性インピーダンスで、75Ωとか書いてありますが、どういう意味なのでしょうか? 単位長さあたりの値なのでしょうか? それとも、長さには関係ないのでしょうか?

みんなの回答

  • aatw
  • ベストアンサー率37% (178/480)
回答No.5

同軸ケーブルには50/75と二つの抵抗値のものがあります。 テレビなどではかつて並行2線で300オームと 被覆2線200オームのUHF用ケーブルなども 高周波用導線として使われていました。 電波を扱うには本来1本の線で伝送できるのですが 導線へのノイズ混入や周辺の導体の影響で 特性変化が起きて効率が悪くなるので 主として高周波電流を流す芯線とそれを守る外部導体である 網線から構成される同軸ケーブルが使われます。 その際に高周波の進行波効率と受信時の減衰効率を勘案して 同軸ケーブルには50/75の二つの規格があるのです。 送信効率を優先すると50、受信効率を優先すると75なのです。 電波を送信する無線局の同軸ケーブルはほぼ50オーム テレビなどの家庭用受信設備は75オームなのはそのためです。 同軸構造線で高周波抵抗値の変化と伝送効率の変化を 調べてみると10~300オームあたりで波状の変化を持ちます。 そこで製造コストなどを勘案して実用上一番良い値として 50/75が選定された経緯があります。 LAN(イーサネット)でBNCコネクタは50オームですが ビデオ関係機器では75でBNCコネクタです。 50/75は設計規格なのでどんな長さで切っても 一定値になるように作られています。 終端に75オーム抵抗をつけておくと進行波は先端で熱になり 反射がなくなり定在波が立たなくなります。

  • ruto
  • ベストアンサー率34% (226/663)
回答No.4

>同軸ケーブルの特性インピーダンスで、75Ω・・ 75Ωは特性インピーダンスともサージインピーダンスとも言われておりZ0であらわします。  Z0=√L/Cです。すなわちケーブルの単位長当たりのインダクタンスと静電容量の比をルートした値です。 送り側の内部インピーダンスと同軸の特性インピーダンスおよび受け側の内部インピーダンスの3つがそろって受電端で反射がなく効率よく伝えることができます。  反射を数量的に表した物がSWR値です。反射0がSWR=1の状態です。

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.3

> 境界での電波(電圧)の反射が起きず、とありますが、同軸ケーブルを介して伝わるのは、電波なのですか?それとも、一般の導線のように、電流が流れていると考えて良いのでしょうか? 電流と言うよりは電圧です。電波と書いたのは同軸ケーブル自体が電波として使用する程度の周波数を扱うことが多いのでそう表現してみました。 余談ですが、学者の人は電波(正式には電磁波)が同軸ケーブルに導かれて走っていくという表現を使うこともあるようです。 > 高周波信号とは、どれくらいの周波数なのでしょうか? また、波長に対してケーブル長が無視できなくなると、単なる2導線のときと比べてどういうことが、問題となってくるのでしょうか? 2つの事は実は一つです。大まかに言うと光の速度/周波数が波長ですね。 ケーブル長>>波長となると、単なる交流電圧でなく波の伝達遅れを考えざるを得なくなると言うことです。つまりケーブルの上に波がいくつも存在していて、これが、太平洋の荒波のようにケーブルの中を進んでいくのです。(進行波といいます) 進行波となると波の反射が問題になる。つまり、インピーダンスマッチングも必要になるというわけです。

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.2

同軸ケーブルの単位長あたりの抵抗値だと思っている人が多いのですが全く違います。ごく簡単に言うと、特性インピーダンス75オームの長い長い同軸ケーブルの端っこから電流を流し込むときには電源の内部抵抗(インピーダンス)は75オームが最適です。また向こう側に接続する負荷の抵抗値(インピーダンス)は75オームが最適です、ということを示します。 このようにインピーダンスを揃えることをインピーダンスマッチングといいますが、マッチングが取れていると、境界での電波(電圧)の反射が起きず、最も効率よくエネルギーの伝達ができます。 過去に、この欄で議論したものをご紹介します。参考URLも3つほど記載しています。

参考URL:
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=58549
skyblue257
質問者

お礼

早速のご回答有り難うございました。境界での電波(電圧)の反射が起きず、とありますが、同軸ケーブルを介して伝わるのは、電波なのですか?それとも、一般の導線のように、電流が流れていると考えて良いのでしょうか?

  • denden_kei
  • ベストアンサー率23% (542/2278)
回答No.1

>同軸ケーブルの特性インピーダンスで、75Ωとか書いてありますが、どういう意味なのでしょうか? 単位長さあたりの値なのでしょうか? それとも、長さには関係ないのでしょうか? 特性インピーダンスは、高周波信号を伝送する場合、波長に対してケーブル長が無視できなくなるために現れる概念です。入力端、出力端のインピーダンス(抵抗値と同じようなもの)を75Ωに合わせると効率がよい伝送ができるというものです。 一般に使用される用途においては、長さには関係なく一定の値です。ただしケーブル長>>波長の条件が成立しない場合(短いケーブル、もしくは高周波でない信号の場合)は成立しません(単なる2導線とみなせます)。

skyblue257
質問者

お礼

早速のご回答有り難うございました。

skyblue257
質問者

補足

ここでいう、高周波信号(入力に用いる交流電圧のことと思っていいのですね?)とは、どれくらいの周波数なのでしょうか? また、波長に対してケーブル長が無視できなくなると、単なる2導線のときと比べてどういうことが、問題となってくるのでしょうか?

関連するQ&A

  • 同軸ケーブルの特性インピーダンスについて

    同軸ケーブルの特性インピーダンスというものがいまだに分かりません。なぜ50Ωと75Ωのものしか存在しないのでしょうか? これは交流電圧をかけたときの電圧と電流値の比として表されますが、これって交流の周波数によって変わらない値なのでしょうか? 以前ケーブルを踏んづけたりするとこの値は変わってしまうというようなことを聞いたのですが、これっておかしくないでしょうか?ケーブルの特性インピーダンスは長さによらず一定の値を持ちます。つまりプラグの近くの入り口、出口のところだけで決まる値ということですよね?その値がケーブルの真ん中でちょっと曲がるだけで値が変わるというのはどういうことなのでしょうか?

  • 特性インピーダンス(同軸ケーブル)

    同軸ケーブルについての質問が下にあったので私にも質問させてください。 "同軸ケーブルの終端を短絡状態・開放状態にして、ある電気定数を測定することで特性インピーダンスの値を得ることができる。" この記述を見た時に、短絡・開放状態の時の終端抵抗がそれぞれ0・∞になることが関係するのだとうと考えたのですが、それが同軸ケーブル自体の特性インピーダンスとどう関係があるのかがわかりません。 "ある電気定数"とは何を指しているのか、また特性インピーダンスを求める時にとる手法を教えていただきたいです。 詳しい方いらっしゃいましたら回答よろしくお願いします。

  • 10Base2の同軸ケーブルについて

    イーサネットの10BASE2ではRG同軸ケーブルの RG58 A/Uが使われていますよね。 これはケーブルの特性インピーダンスと10BASE2の 終端抵抗が共に50Ωというだけの理由なのでしょうか? 例えば特性インピーダンスが50Ωの同軸ケーブルなら 5D2Vというものもあるのですが、特性インピーダンス =終端抵抗=50Ωなので、RG58タイプのケーブルと 同様に伝送には問題ないのでしょうか?

  • 同軸ケーブルのインピーダンスを見分ける方法を教えて下さい。

    同軸ケーブルのインピーダンスには 50Ωと75Ωがありますが、これを見分けるにはどうしたら良いのでしょうか? いくつかのケーブルには記載されているのですが、ほとんどのケーブルには記載されていません。 通常、どのようにして見分けるのでしょうか? それと、同軸ケーブルのインピーダンスの違いによって信号がうまく伝達されないなどの問題が発生するのはどれくらいの周波数からなのでしょうか? よろしくお願い致します。

  • ケーブルのインピーダンスって

    非常に初歩的な質問で恐縮です。 同軸ケーブルなどのインピーダンス50Ωとか75Ωとかって、何のことなんでしょうか?

  • 同軸ケーブルの選定について

    1.5C-2V 1.5D-2Vなどの50Ω、75Ωの同軸ケーブルがありますが、それを単に高周波ではなく、DC0~10Vの信号線として使う時には、50Ω、75Ω関係なく、 内部導体の外形=ケーブルの太さと考えて選べばよいでしょうか? また、50Ω、75Ω用のケーブルのコネクタは、形状が違うのでしょうか? 50Ω用のメスのアダプタがあって、75Ω用のコネクタをさしてもいいのか?という問題です。また、逆も同じですが。 高周波で使うのではないので、50Ω、75Ωでなんか特性が合わないという問題は関係ないと思います。

  • 特性インピーダンスの使い分け

    TVのケーブルをつなぎたいのですが、特性インピーダンスが50Ωと75Ωがあるらしくて、外観では区別がわかりません。どなたか教えてください。ちなみに素人なので、もし間違ったらどうなるのかも知りたいです。

  • 同軸ケーブルと測定器のインピーダンス整合

    お世話になります。光センサーがあり、そこから50Ωの同軸ケーブルを介して入力インピーダンスが1MΩの測定器(オシロまたはデータロガー)で計測する場合、正しい測定をおこなうにはこれらをどのようにつなぐのがよいのでしょうか。もし中継に必要な部品があればそれもご紹介いただければありがたいです。よろしくお願いします。

  • 同軸ケーブル(整合状態)

    詳しい方いらっしゃいましたらご教授ください。 単刀直入に質問しますと、 内外導体間に一様な誘電体が充填されている、特性インピーダンス75Ω、長さ50cmの同軸ケーブルの終端に75Ωの抵抗を接続した際の入力端での反射係数を角周波数の関数として求めるとどうなるのか? がわかりません。 まず、特性インピーダンスと終端抵抗が一致しているので、いわゆる"整合がとれている"状態であると思うのですが、この時、単純に考えると、反射係数Γは0になるのではないかと考えました。 しかし、求められているのは"角周波数の関数"であるので、数値を代入する前の式を変形していくのか、それとも"長さ"や、"入力端での"といった条件が関係してくるのかといろいろ考えたのですが、解法がわかりません。 どうかよろしくお願いします。

  • 同軸ケーブルの減衰定数

    同軸ケーブルの減衰定数〔dB/km〕を求める問題で、 減衰定数を求める式が、 α = (1/a + 1/b) / (4πσδZ) で与えられており、周波数は100 [MHz]、内導体外径が2a=0.8 [mm] 外導体内径が2b=5.6 [mm] 特性インピーダンスがZ=75 [Ω] 導電率がσ=5.9×10^7 [Ω^-1m^-1] 1/σは周波数の1/2乗に等しいことが分かっている場合なのですが、 実際に計算をしてみると、π=3.14とした場合、 α=5.1×10^-10 という値になってしまいました。 これは、単位を変換して解かなければならないのでしょうか。 いまいち、よく分からないので、よろしくお願いします。