iPadアプリ、世代やサイズごとの互換性について

質問

iPadのアプリについて質問があります。
（私はアプリの開発経験等皆無なので、アプリについては何も知識がありません）

例えば初代のiPadで開発したアプリは、
iPad Airや第3世代のiPad等でも、問題なく使えるのでしょうか。

逆に、最新のiPad Airで使えるように開発したアプリを初代のiPadでも使えるのでしょうか。

また、iPadには画面の大きさに2種類ある（miniがついていないものと、mini）という認識で間違いないでしょうか。

だとしたら、miniではないiPad向けに作られたアプリをminiで表示させたら、自動的に画像や文字サイズ等は縮小されるのでしょうか。

それとも、開発者が自分で考えてその辺は微調整しないといけないのでしょうか。

アドバイスよろしくお願い致します。

回答No.1

asciiz · ベストアンサー

基本的に、iOSのバージョンに依存します。
古いOS向けのアプリでも新しいOS上では基本的に動きますが、新しいOS向けに開発されたアプリは、古いOS搭載のiPadでは、使用できません。

iPad(初代) はOS最終バージョン 5.1.1 までですので、iOS6以上を要求するアプリは使用できません。
iPad2以降は、iOS6・iOS7にバージョンアップでき、まだ、アプリが最新OSを要求しても使用できます。
でも例えば、iOS5からバージョンアップしていないiPad2などでは、iOS6要求アプリは使用できないことになります。

＞また、iPadには画面の大きさに2種類ある（miniがついていないものと、mini）という認識で間違いないでしょうか。

iPadには確かに2種類あるのですが、それは、miniであるかどうかではなく、Retinaモデルであるかそうでないか、という違いになります。

iPad(初代)・iPad2・iPad miniのディスプレイは、すべて「768×1024」という解像度を持っています。
それだから、最初のiPad mini が出たときも、「これまでのiPadアプリは全て使える」と断言できたわけです。
開発上、iPad(初代・2) と iPad mini は区別する必要がほとんどありません。

iPad3(the new iPad)、iPad Retina(iPad4)、そして先日発表された iPad Air、iPad mini Retina。
こちらのディスプレイは、すべて「1536×2048」という解像度を持っています。
上記モデルの、ぴったり2倍の解像度です。
従来iPad向けのアプリは自動的に2倍拡大されて画面いっぱいとなり、全く同じように使えますし、Retinaに対応したアプリでは、より高精細な表示が可能になります。

ボタンの大きさ等は、標準的な物がありますので、基本的にはそれをそのまま使えばいいです。
iPad mini では、確かに iPad より小さくなってしまうんですけども、iPad mini ユーザーはもうそれに慣れていると思われます。
設定アイコン内の項目やボタン、選択ダイアログなど、通常のiPadと、iPad miniでは、全く同じレイアウトで表示されます。(実寸サイズは違ってきますが)

特定のアプリでだけmini用にボタンを大きく表示したりして、レイアウトが変わったら、かえって変に思うんじゃないでしょうか。

お礼

大変詳細でわかりやすい回答、感激しました。
ありがとうございます。

なるほど～～！

まず通常サイズとminiの違いに関しては、画面そのものの大きさというよりは解像度の問題なんですね。
そして、ぴったり2倍の関係にあるから特に問題ないわけですか。
なるほど。

Appleも知れば知るほどすごいですね、そのあたりの互換性も考えられてるということでしょうね。

そして、古いOS向けのものは新しい方でも動くだろうけど新しい向けのほうは古い方では動かないということですね。
また、初代iPadはiOS6以上にはできないのですか。

なるほど、わかりました。

大変勉強になりました。
ありがとうございます。

回答No.2

Lchan0211b

> 例えば初代のiPadで開発したアプリは、
> iPad Airや第3世代のiPad等でも、問題なく使えるのでしょうか。

多くの場合そのまま使えます。
ただ、アプリが動作するかどうかは、機種の違いよりも、
動作するOSの違いによる部分が大きいです。

例えば、同じ初代iPadでも、初期搭載OS(iOS3.2)上なら動作するけど、
OSをiOS5.1に更新している場合は動作しないというケースはあります。

機種が違っていても、OSのバージョンが同じであれば、その機種固有の機能を
使っていない限り、ほぼ動作します。
開発時にターゲットにしたOSよりも新しいOSなら、古いOS用に作った
アプリのことをある程度考えて新しいOSが作られるため、多くの場合そのまま使えます。
(OSの機能が変わる場合もあるので、使えなくなるケースもあります。)

> 逆に、最新のiPad Airで使えるように開発したアプリを初代のiPadでも使えるのでしょうか。

これは、アプリ開発時のターゲットOSを何にするかによります。
古いiPadでも使えるように作ったアプリならもちろん使えますし、
新しいiPadでしか使えないアプリもあります。
多くのOSで使えるようにした方がアプリを使える場面が増えるので
いいのですが、開発にはそれなりに手間がかかります。
また、新しいiPadの新しい機能を使いたい時は、古いiPadをターゲットから
外さなければならない場合もあります。

> また、iPadには画面の大きさに2種類ある（miniがついていないものと、mini）という認識で間違いないでしょうか。
> だとしたら、miniではないiPad向けに作られたアプリをminiで表示させたら、自動的に画像や文字サイズ等は縮小されるのでしょうか。
> それとも、開発者が自分で考えてその辺は微調整しないといけないのでしょうか。

見た目の大きさは、miniとminiでないものの2種類ですが、
アプリにとっては、表示ピクセル数の違いが大きいです。
表示ピクセル数は、見た目の大きさとは異なります。

その観点で言えば、miniかminiでないかは関係なく
iPadの画面サイズは、1024x768ピクセルと2048x1536ピクセルの2種類があり、
1024x768ピクセルは、初代iPad、第2世代iPad、初代iPad mini
2048x1536ピクセルは、第3世代iPad、第4世代iPad、iPad Air、第2世代iPad mini
になります。

この2種類のピクセル数の違いは、基本的には1024x768用に設計して、
2048x1536の機種で動作させる場合は、OSに自動的に2倍換算処理
してもらうことができます。
iPhone4とiPhone5のように縦サイズが違う場合は、画面サイズに応じた
自動均等割り付けみたいなこともできるようになっています。
画面を縦にしたり横にしたりしたら画面のレイアウトが変わるアプリも
この自動均等割り付けを利用できます。

これにより、なるべく複数画面設計をする必要がないようになっていますが、
画面にこだわるアプリは、結局画面サイズごとに別の画面設計する場合も
多いです。

お礼

大変詳細でわかりやすい回答、感激しました。
ありがとうございます。

機種の違いよりも、OSの違いのほうが要因なんですね。
また、OS固有の機能なんてのがあって、それを使っている場合はOSが変わるとまずかったりすることがあるのですね。

そしてサイズの違いについてですが、見た目の大きさではなくピクセルの違い、そしてピッタリ2倍の差になっているから簡単に自動対応されると。

Appleはそんなところも考えて設計しているのですね、すごいですね。
うーんなるほど、大変勉強になります。

詳しくわかりやすく教えてくださって、すごく感謝しています。
ありがとうございます。