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ネットワーク回路のコンデンサ交換にはオーディオ用のコンデンサがおすすめ?
- ネットワーク回路のリフレッシュでコンデンサを交換する場合、同じ容量のオーディオ用のコンデンサを購入することをおすすめします。
- コンデンサは寿命が約10年ほどであり、すべて交換する必要がありますが、コイルと抵抗はそのまま使いまわすことができます。
- ウーハーの低音を強調するためには、スコーカーとトゥイーターの音量を調整することが有効です。抵抗を噛ますことで音量を調整することができます。具体的な数値についてはウーハーの仕様や使用する抵抗によって異なります。
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>> 同じ容量のオーディオ用のコンデンサを購入した方がよいのでしょうか? それとも普通に電子部品屋さんにあるようなコンデンサでもいいのでしょうか? // 電気的特性という点では電子部品屋で手に入る普通のコンデンサでも構いませんが、音質的なことを考えるとオーディオ用の方が安心感はあります。オーディオ用よりも一般品の方がクセがなくて良い、ということも少なくありませんが。 >> コンデンサは、すべてフィルムコンデンサに交換しようと思ってます。 // コンデンサの性能としては電解よりフィルムの方が優れていますが、音質に関しては「敢えて電解コンデンサの音を選ぶ」ということもあり得ます。もっとも、DS-77HRクラスだと、コストの関係で電解という可能性が高いでしょう。また、年代から考えて、どちらにせよ当時の音質を維持できる訳ではないので、フィルムにすれば良いかと思います。 安いものから超高級品まで様々ですが、BENNICかDayton、高くてもJantzenのCrosscap辺りで十分でしょう。電解コンデンサに比べれば明らかに高性能で、価格も安いです。1個数1000円もする高級品を使うくらいなら、スピーカー自体を買い替えた方が良いです。 >> コイルと抵抗については、そのまま使いまわししても大丈夫でしょうか? // 基本的に問題ありません。音質には影響しますが、抵抗器にこだわるくらいならスピーカー自体を買い替えた方が良いと思います。 コイルに関しては、おそらくラミネートコアの細いものが使われているでしょう。性能という意味では空芯や、より磁力特性の良いコアを使ったもので、より太い銅線のものが優れていますが、銅線の太さが変わると直流抵抗値が変わり、カットオフ周波数がズレます(コイルのインダクタンスは、ドライバのインピーダンスだけでなく、コイル自体の直流抵抗値を加味して決定する必要があります)。 >> R3、R4には何Ω入れたら何dB下がりますか? // まず、アッテネータは、フィルタ回路より後ろ(フィルタ回路とドライバの間)に入れる方がベターです。フィルタ回路より前だと全周波数に対して減衰=電気エネルギーを熱エネルギーに変換することになり、発熱が大きくなるからです。 次に、図のようにドライバと並列にだけ抵抗器を入れる場合、抵抗値が大きくなりすぎて微調整が利きにくくなります。そこで、「L型アッテネータ」という回路を組むのが最も一般的です。R3を例にとれば、これより手前(アンプ側)に、直列の抵抗器を挟みます。抵抗値の例は、こんな感じです。 http://www.dynavector.co.jp/lecture/crossover/crossmain.html もっとも、これで上手くいく訳ではありません。ドライバのインピーダンスも、周波数特性も、一様ではないからです。DS-77HRのネットワークに使われている定数は、「6Ωのウーファーに適した値」ではなく、「DS-77HRのウーファーと、DS-77HRのミッドレンジに適した値」です。従って、教科書通りに値を決めても、良い音にはなりません。 おそらく、R1、R2は、ミッド、ツイーターの能率を下げるためのもの(アッテネータ)ですが、これによって見かけ上のインピーダンスが変わっているので(ミッドが6Ωとすると合成抵抗値は5.1Ωとなり、だいたい6dB減衰でしょうか。細かいことを言うと、L3、L4の直流抵抗も影響します)、L2~4、C2~5は、その補正後のインピーダンス(とミッド、ツイーターの周波数特性)を前提にした値でしょう。 そうだとすると、アッテネータはR1、R2を置き換える形で組み込んだ方が良いですが、今度はL2~4、C2~5も全部いじる必要が出てきて、恐ろしく面倒です。発熱が増えるのを覚悟の上で、R3、R4の位置にL型アッテネータを入れた方が良いかも知れません(この場合、たとえばミッドは見かけ上5.1Ωなので、これを基準にします。これも細かいことを言うとL2の直流抵抗値が影響しますが...)。 要するに、「計算だけである程度確かな値を求めるためには、ドライバの素性が正確に分かっている必要がある」ということです。ドライバの公称インピーダンスだけでは、何も分からないのと同じです。 なお、抵抗器に誘導型を使うと計算通りの動作にならない可能性があるので、無誘導型を選んだ方がベターです(無誘導型と書いておきながら誘導の多いものがあるらしいですが...)。Jantzenの酸化金属皮膜あたりが良いのではないかと思います。
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- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ (質問に対して、初めての回答には、いつも同じ書出しですので、ご容赦ください。) さてさて、ご提示されたネットワーク構想の図、これで判断致しますと、大先輩のYorkminster様がおっしゃる通り、全く隙もない完璧、と思います。 前置きの減衰抵抗を並列にすれば、全帯域の信号がこの抵抗で消費される訳でですので、実用上で50W級の大型抵抗を用いるのが良さそうに思います。 音質的な部分では不利に成りますが、直列抵抗であれば、結果的に流れる信号はネットワークで制限された帯域の電流だけですから、5Wや10Wの物で良いと思います。 音質に対して、費用をかけないなら、セメント抵抗、音質最優先でコストをかけても良いなら、ビシェイとかデールの無誘導巻き線抵抗、(過去に、デールの抵抗は、海神無線さんで購入経験が在ります、今も入手可能かなぁ?)
お礼
適切なアドバイスありがとうございます。 もっと調べて知識を深めたいと思います。
- ticoant664
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コンデンサーの件 一般的な電気部品屋で売られているコンデンサー(フィルム含む)は使えないこともないです。 しかし事スピーカー用ネットワーク回路となるとベストではありません。 無極性電解コンデンサーよりはフィルムコンデンサーのほうが音質は良いとされていますが 無極性電解コンデンサーの音質込みで音づくりされてる場合は逆効果になる場合もあります。 とはいっても26年経過したスピーカーがオリジナルの音質を保っているとも思えないので 以下のショップの品ぞろえから適当に選んでも問題は無いでしょう。 ただしあなた好みの音質になるかどうかは保証できません。 http://www.koizumi-musen.com/ コイルと抵抗には寿命はほぼありませんのでそのままお使いください。 スコーカーとツイーターに入れる抵抗の件 抵抗を直並列に入れることで音圧を下げる回路をアッテネーターといいますが どの程度音圧を下げるかで数値が変わってきます。 それがわからない限り○Ωと×Ωと安易に答えられません。 スピーカーの高さや向きといったセッティングでカバーしきれないのでしょうか? あるいはアンプのトーンコントロールの活用で解決できるかもしれません。 以下蛇足 ウーハーとスコーカーのエッジ交換済みとのことですが ウーハーはぎりぎり理解できるとしてもスコーカーまで?と疑問に思います。 DS77HRのスコーカーのエッジはタンジェンシャル型と高級仕様で代替がきくものではありません。 交換されたとなると汎用ロールエッジ型になるはずです。 こうなると音質ががらりと変わるだけならまだしも 振動版のストロークが大きく取れてしまうため耐入力の点でも不利になりそうです。 ちょっとやりすぎと思います。
お礼
適切な回答ありがとうございました。 紹介していただいた通販サイトも参考にさせていただきます。
補足
すみません、スコーカーのエッジを交換してるというのは嘘です 交換しようかとは思っていました。なので交換している前提での質問をしてみたのです。ウーハーはウレタンエッジに交換しています。
お礼
適切な回答ありがとうございます。 紹介していただいたサイトより今回の質問でのアッテネーターの接続方法が間違いということが分かりました。 再度アッテネーターの接続方法を見直し、質問させていただきます。