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イプシロンの「0.007秒」とは何ですか
第一回目が中止となった原因が、バッテリーの異状やコンピューターの異状など言われていますが、「0.007秒」と言う数値がありました。 これは何ですか ?
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No2です。 No3の方が書かれていますが、やり取りは実際に地上側-ロケット側のやりとりは、コンピュータによる通信で、自動化されているものです。 (わかりやすいように人が話しているように書きましたが、実際には地上側コンピュータとロケット側コンピュータどうしのやり取りです。) 0.07秒はそのコンピュータどうしの通信で行ったさいのタイミングのずれ、です。 当然ですが、地上側でも人の目で監視はしています。もちろん手動中止命令も出せます。 ですが今回はコンピュータ側がまえもって人間の手で設定された判断材料から、自動で診断して、(結果的には誤っているが)中止命令を出した、ということです。
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- Wr5
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>あまりにも瞬間的な操作を強いられていることに疑問を持ちますが、その点はどうなのでしようか。 開始からの流れの中で…ということでしょう。 そんな瞬間の操作を人がしたというワケではないと思いますが。 # というか私ならそんなタイミングがシビア過ぎる操作を要求するようなプログラムは作らない。 地上側=>自己診断開始しろ。 ロケット側=>開始しま~す。 地上側=>これこれのセンサーはどうなってる? ロケット側=>正常値で~す。 地上側=>あれそれのセンサーはどうよ? ロケット側=>許容範囲内で~す。 地上側=>んじゃ、環境はど~よ? ロケット側=>許容範囲内で~す。こんくらい問題ないっすよ。 地上側=>よし、んじゃ姿勢はどうよ? ロケット側=>まだ計測中っす。 とりあえず規定値のエラー返します。 地上側=>センサー異常発見!発射中止!!! ロケット側=>姿勢計測完了っす。 え?中止ですか?中断処理に移行しま~す。 って感じでしょう。 人間が手動で指示したのは最初の「開始しろ」という部分だけで、あとは流れ作業のように処理している中でちょっとだけ早く聞きすぎた。 ということでしょう。 人の操作が絡むものでシビアなタイミングで発生する問題があると…再現とか大変なんですよねぇ。 # 自販機でお金入れた後、商品のボタンを押す時に0.1秒のタイミングで問題が発生する。とかね……。
- hayasitti
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No1の方がいうとおり、実際には「0.07秒」です。 JAXAの公式発表がありますのでそちらを参照してください。 http://www.jaxa.jp/press/2013/09/20130904_epsilon_j.pdf ロケット側の姿勢計算開始よりも、地上側の姿勢監視開始が0.07秒早かったために異常が起きた、ということらしいです。 以下はネットで拾った有志の推測から書いたものですが、わかりやすくいうと、 ------------------------------------------------------------------------ 地上側が姿勢監視を開始。 地上側が「今の姿勢どうよ?」とロケット側に聞いた。 だが、聞くのが0.07秒早くて、ロケット側はまだ姿勢計算を開始できていない。 そのため、ロケット側は「まだ計算できてねーよ。」と「ゼロ」を返した。(※注1) 地上側はこの「ゼロ」で姿勢判定をしたせいで、「姿勢異常検知!発射中止!」と判断してしまった。(※注2) ------------------------------------------------------------------------ (※注1:ソフトのプログラミング手法で、エラーが発生したときには「ゼロ」を返すのはよくある手法の一つ。) (※注2:「ゼロ」を地上側が結果が返ってこないとして異常発生ととらえたか、正常値(つまり姿勢は角度0度)としてとらえて、許容角度を超えていたから異常発生としたか、の二通り考えられる。) ということらしいです。 以上、参考まで。
お礼
>地上側が「今の姿勢どうよ?」とロケット側に聞いた。 だが、聞くのが0.07秒早くて、ロケット側はまだ姿勢計算を開始できていない。 そのため、ロケット側は「まだ計算できてねーよ。」と「ゼロ」を返した。 と言うことならば、当初、地上側は、人の操作によってロケットに指示したのでしようから、人の手の動きが0.07秒速いとは、あまりにも瞬間的な操作を強いられていることに疑問を持ちますが、その点はどうなのでしようか。 よろしかったら教えて下さい。
- mpascal
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0.007秒ではなく、0.07秒(大凡0.1秒)ですよ。 地上基地とロケットの通信遅延を考慮せずプログラムしたという、凡ミスです。 ロケットから姿勢情報が、通信遅延によってまだ帰ってきているはずがないのに判定しようとしてエラーになったそうです。
お礼
ありがとうございました。
お礼
>地上側=>よし、んじゃ姿勢はどうよ? ロケット側=>まだ計測中っす。 とりあえず規定値のエラー返します。 地上側=>センサー異常発見!発射中止!!! ロケット側=>姿勢計測完了っす。 え?中止ですか?中断処理に移行しま~す。 ある時点から「コンピューター任せ」と言うことはわかりました。 それで、今回の場合は、ロケット側が計測中にも拘わらず、地上側で「姿勢はどうだ」と言う問いが0.07秒早かった、 と言うことですね。 それならば、コンピューターのプログラムのバグのようにも思われます。