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その除染、必要ですか?
原発事故の除染についてです。 線路の枕木を一本ずつ交換しているらしいです。 住宅周辺の山林除染範囲は宅地から20mまでで、山林の勾配 がきついと、 実際には住居から10mまでしか山林除染ができないらしいです。 当然、水は高いところから低いところへ流れるから、雨が降ると 作業の努力も水と一緒に流れていくようです。 このような作業が税金で行われていますが、どう思いますか? http://wpb.shueisha.co.jp/2013/08/28/21429/
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「原子力損害の賠償に関する法律」第2章第3条に、「原子力損害賠償責任」が定義されています。 『原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。』 ここだけを注視すると、今回の事故責任は電力会社が一手に引き受けることが、法的にも(感情論的にも)妥当と思われます。 実際問題、事故直後の国は、「民間企業が引き起こした損害賠償を、国民の税金で賄うのはおかしい」という世論に気圧され、経済面や施策面の課題を、電力会社に一任した格好でした。 しかし、上記した条文には、続編として、いわゆる例外規程が示されています。 『その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。』と。 この但し書きの適用範囲そのものが明確に記されていないことも問題かも知れませんが、「今回の原発事故は、この例外規程には当たらない」とし、「企業責任」の名目で事態の終息をはかろうと目論んだ国の判断が、電力会社に債務超過の負担を与え、然るべき対応を後手後手にさせ、問題をここまで長期化させる要因を作ったとも考えられるような気がします。 忘れてはならないのは、失態を招いたのは電力会社であるものの、ある程度の危険を承知の上で(その危険を現実のものと受けとめていたかはさておき)、原子力発電所の誘致に邁進してきたのは国であり、その安全神話に乗っかって、電力の恩恵を受けてきたのは、我々国民だということ。 多くの国民に放射性物質の健康被害を与えながら、これほどの重大事故の詳細をいまだに隠匿し続ける電力会社には、憤怒や不信感を禁じ得ませんが、それとこれとは別問題と、私は考えます。 なので、原発事故対応に、国民の税金を投入される件に関しては、とりたてて違和感や抵抗感は覚えません。 その一方で、除染作業の効果には限界を感じてしまう点は、質問者様に同感です。 事故直後、この先数十年の除染作業に必要な費用は、累計で数十兆円規模と見込まれていました。 汚染問題が深刻化するであろう福島県の全土を電力会社の責任において買い上げるか、あるいはチェルノブイリ原発事故の事例のように放置状態にし、原子炉を廃炉化させる数十年間は、県全体をゴーストタウン化させることもやむなしとの見解も出ていたはずです。 住民の反発や落胆は免れないでしょうが、住民の大切な命をいち早く放射性物質から保護するための強攻策を打ち立てた方が、経済面でも施策面でも合理的との観点に基づく考案でした。 しかし、「長く生きるより、どう生きるか」を優先させたい被災者にとっては、寿命より郷土愛です。 また、放射能汚染の影響で職を失った被災者にとっては、先行き不透明な除染作業の仕事であっても、それは(経済的にも精神的にも)生きる希望を繋ぐために必要な道しるべだったりもするでしょう。 私は東北の人間ではありませんが、勤務先の事情で、線量計の装着を義務付けられる環境ではないものの、ある程度の間接被曝は免れない環境にいます。 勤め始めて1年ですが、ここ最近、断続的な動悸や吐き気、倦怠感や不眠の症状が続いています。 自身に「これは加齢のせい」と言い聞かせつつも、「もしかすると」という不安は、常に胸中にあります。 私などとは比べものにならない被曝の危険にさらされた過酷な労働環境を強いられる除染作業員の健康被害が心配でなりません。 しかし、たとえそれが徒労に終わるだけの作業に終始しようとも、それにすがるより他にない方々の心情を排他できないだけに、「不必要」とは言えない自分がいます。 つらいところです。
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- ミッタン(@michiyo19750208)
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だからぁ~ キツイ言い方するけど、福島の人には「目の黒いうちは帰れない」ってはっきり言う必要があるのよ そんなちょちょいのちょいで除染なんてできない 全ては菅さん もう一度頭剃って88ヶ所参りしたほうがいいですよ
お礼
有難うございます。 落ち着かない状態にさせられている福島の方々がお気の毒ですね。 今から変更できないものなのでしょうか。
お礼
有難うございます。 被災地における雇用の創出という課題をクリアするためということですね。 そう言われてしまうと、全く無駄ではないですね・・・