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プロが行うマイクロホンのテストとは?
- マイクロホンのテスト方法とは、一体どのようなものなのでしょうか?センセーショナルなタイトルで30文字前後で説明します。
- マイクロホンのテストは、叩いたり息を吹きかけるだけではないですよね。実際のテストの方法があまり知られていません。プロが行うマイクロホンのテストについてまとめました。
- マイクロホンのテストにはさまざまな方法があります。音声のチェックだけでなく、ノイズチェックや音量調整なども行います。詳細なテスト内容について説明します。
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私の場合、マイクのチェックは会場ではあまりやりませんね。 静かな処で丹念にやっておきますね。 会場でマイクチェックする頃には出力系がほぼ設定済みですので、モニターにチェック用ミュージックを流しながら、ヘッドフォンで入力チャンネル毎のCUEモニタして行けば、マイクや回線トラブルの有無とおおよそのGAIN設定が掴めます。ここまではオペレータ一人でもできます。 ステージアシスタントと共同で入力系の回線を1チャンネルづつチェックして行きながら、予定どおりのチャンネルに正しく接続されているかと、GAINの設定を微調整します。この時のアシスタントの喋る言葉は「何番のマイクです」を繰り返し「OK」を出すと「次、何番へ行きます」。この繰り返しです。 また、レンタルのマイクやケーブルがある場合は、マイク回線チェックの際、チェック済みのマイク回線と位相チェックをします。アシスタントが2本のマイクを持ち、しゃべりながらチェック済みのほうのマイクを遠ざけたり近づけたりします。もし、マイク又はケーブルでホットコールドが入れ替わっている場合は、合成音量が不自然に波打ちますので、その回線に位相反転パッチケーブルを挿入します。 >「ハッハッ」(高音テスト) >「チッチッ(舌打ち音)」(短音テスト) >「ローロー」(低音テスト) など。 これは、マイクチェックの為にするのではありません。ハウリング防止のノッチを設定する際に行います。ハウリングが起こりやすい音域の残響がハウリング発生前に伸びますので、それを聞き分けてハウリングを起こす事無くノッチを入れて行きます。「残響法」と呼ばれるプロPA屋さんが使う方法です。 PAでなく、録音の為のマイクセッティングには全く意味を成さないので不要です。 最後に、各楽器毎の音創りをしますが、この時も不要な残響が伸びないようにEQしたり、楽器をミュートして貰います。 尚、本番中のトラブルでマイクチェンジした際のチェックは、チャンネルフェーダーを落とした状態でウインドスクリーンのメッシュを爪で引っかいて(ガリと呼びます)貰い、万一漏れても会場雑音に紛れやすい音で接続のチェックをします。同型番のマイクなら同じ位置にセッティングをもどせば、他をほとんどいじる事無く使えます。 実際、設営時間が短すぎる事が多く、実質のポイントを抑えておかなければならないので、セッティング時の無駄なパフォーマンスを見ると、『この業者さん暇なんだな』と思ってしまいます。
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- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ マイクロホンのテスト、と言いますが、実際には会場内に発せられる音、スピーカーと会場の反射状態などを把握するチェックとも言えますねぇ。 私の場合は素人PAなので、マイクの扱いもほとんどが本物の素人相手が多く、マイクが動いているか、単に「あぁ~」って声を出して聞こえればそれでオッケーとします。(爆笑) 会場内の聞こえ方は、適当なBGMを流して、会場内を歩き回ってはスピーカーの向きや高さを調整。 あとはぶつけ本番で、マイクを使う人が何をやりだすか、よく観察しながらミキサーのフェダーに手を掛けていますよ。 屋外のイベントは、かなり大まかで十分なのですが、屋内環境はハウリング等の事象も起り易く、事前に軽くハウリングの発生を行ない、対処するようにしています。 それでも、素人はマイクを口から遠ざけてボソボソ言いながら、ボリューム上げろと言って来たり、口をべったりと付けて低域過多になると、このマイクはダメだ、もっと井野を準備しろと言って来たり、、本物のド素人相手はそんなもんです、マイクを叩く!? 息を強く吹きかける!? 毎度やられます。 まぁ、大丈夫です、サムスンやベリンガーの最低価格のマイク、合計12本も準備してますから、壊されても文句は言いませんよぉ。 でも、不思議な事に、10年ほど、まだ1本も壊れていない。元々が高度な物じゃないから、多少の劣化は判らんのでしょう(爆笑) 学生時代は吹奏楽、演劇、放送と言う分野で遊んで来た、単なるオーディオ好きが、PAに手を出すと、こんな程度です。 ただ、今はネット環境でいろいろな事が知識として得られますので、面白い世の中ですね♪ http://www.japrs.or.jp/srshiken/sound.html#sr1 http://classicrec.samplitude.info/bbs/wforum.cgi http://www.ssaj.sakura.ne.jp/ 私のお気に入りの一部です。
お礼
うーん、私は完全な素人ですので、勉強にはなります。 私が持っているマイクはSHUREとオーディオテクニカですが、 最初辺り叩いたり、息吹きかけたりしてかなりハードに使っていました(笑) 最近、間違いに気が付いてどう使おうか悩んでいましたので、 実際どういう風なテストをプロの方が行うのか聞きたくて、この質問箱を立てました。 しかし、マイクの寿命は10年以上持ちますか・・・。 実際落としたり、色々するからマイクは結構頑丈なのですね。 後、マイクのハウリング周波数はマイク事に違うのと、 スピーカーが1本でも悪い物があると凶悪なノイズが出入力系全ての良さを無くしてしまうっていう 意外な事実に最近気が付いて、スピーカーユニットの交換を始めています・・・・。
- tetsumyi
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付け加えるなら、これらのテストはステージ上のどの場所でどんなハウリングがどの程度起き易いか、 音質にどんな影響が現われる、ミキサーが把握するために重要です。 ハウリングは普通キーンという高音で起きると思っている人が多いですが、埼玉アリーナのような巨大な会場では低音のウォーンという恐ろしいハウリング音が出る場合があります。 このような低音のハウリングは電気エネルギーが大きくスピーカを飛ばす原因となります。 最近では普通リミッターが入っているので、破壊することは少ないでしょうが。 最後にステージ上での各出演者のマイクテストで声量、音質を把握してメモして本番に備えますが、出演者が本番と同等の声量で音を出しているか、控え目の声量なのか洞察力を働かせて準備します。 良くあるのは出演者の出だしフェーダーがあまりに低く、出演者が音が出ていないのではないかと不安にさせるようであればミキサーは失格です。
お礼
うーん、低音のハウリングに近いのは、マイクに息を吹きかける行為も一つかな? と思わせてくれる内容ですね。 後、出演者が音が出ていないのでは無いかと不安にさせるようなマイク設定は良くある話ですので、 ハウリング起こす結構ギリギリまで音量を引き上げるんですね。
お礼
おー、専門家の意見は非常に為になります。 テストミュージックを流した時の音の変化を見る。(実際の状況を再現) チェック済みのマイクを未チェックのマイクに近づける。(ホットorコールドテスト) ウインドスクリーンのメッシュを爪で引っかく。(接続テスト) ちなみに、私が以下のテストを行う場合、セッティングした人間のミスや状況により仕方なく 出力系のスピーカーがマイクの方向を向いてしまっている場合や壁の反射で、 テストしないと凶悪にハウリングしてしまう場合にやります。 >「ハッハッ」(高音テスト) >「チッチッ(舌打ち音)」(短音テスト) >「ローロー」(低音テスト) >各音階のテスト。 状況によりやるのが正解ですが、カラオケ店とかの場合、もう泣きたくなるほど出力系の酷い店が 存在するので、やっているのが実情です。
補足
ちょっとまとめてみました。 テストミュージックを流した時の音の変化を見る。(実際の状況を再現) チェック済みのマイクを未チェックのマイクに近づける。(ホットorコールドテスト) ウインドスクリーンのメッシュを爪で引っかく。(接続テスト) PAが行うテストの例 「マイクテスト」(そのまま) 「テスト」 「チッチッチッ」(舌打ち。主に高域) 「チェック、チェック」「ハー、ハー」「ワン、ツー、スリー、フォー」(これは英語圏の人にも多い。) 「ハロー」「ヘイ、ヘイ」(以上、主に中高域) 「ロウ、ロウ」(主に低域) 「ハッ、ハッ」 特に音量が分からない場合は、音量を小さめに絞ってから、「キーン」or「ボー」が鳴らない程度まで 音量を大きくしていく事。