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バットマンかシェネどちらかでいいのでコツを教えてください。
バットマンとシェネが上手くできません シェネ ・体重移動が上手くいっていないのか、なかなか前に進まない ・気づいたら首をちゃんときれていない ・まっすぐ進めない バットマン ・バランスをよく崩す ・真ん中よりも内側に足を上げるので正しいのか? 何かコツなど教えていただけると嬉しいです。
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見慣れた用語なのですが、これはクラシック・バレエと考えて良いのでしょうか? それとも、ジャズ・ダンスその他でしょうか…。他のジャンルでは多少ルールが 違ってくると思うのですが、一応クラシック・バレエは全ての基礎ともなりますし、 自分の分かる範囲でということで、クラシックの感覚でいくつか書いてみますね。 もしお役に立てば幸いです。 シェネ ◎クルクルクル~ッといけたらどんなに気持ち良いかと思うのに、それがなかなか 難しいですよね。見たまま、理想をイメージして、フィーリングで進んでしまって いないかどうか?を確認してください。そこに「体重移動」などの内側の情報が 突然入り込むので、動作が混乱している人が多いです。イメージするのも良いの ですが、自分の視界や垂直に立てているかのバランス等、動く主観に意識を置く ようにするといいと思います。 ◎首を付けることですが、人から言われたことをリアルに実践しようとしてしまう 場合には、「首を付けていれば目が回らない」「一点を見続ける」というような ポイントを意識しすぎて、シェネの時ははっきり行き先が見えてフラフラしない ものだと思われていることが多いです。実際は、素早く回っているときの視野は 一点以外はそれほどクリアーではないし、目も少~しは回ってるんですよ実は。 慣れているからフラフラしないだけで…。 えっと、コツですが、首は「残す」よりも「先に行く」と思うことでしょうか…。 首を一点に向けておきやすいのは半転して後ろを向くトコロですが、その時に 半転したらすぐ「先に首を回す」のです。感覚的には首で残り半分を回るという カンジになります。というわけで、前半が首はそのまま身体、後半が先に首が いって身体がついていく、で一回転をきるカンジにしてみましょう。 後半が首、と意識していると雪崩れるような回り方はなくなりますよ。その後は 逆にいちいちつっかえて止まらないよう注意。身体・首・身体・首と歩くような 感覚で平均テンポを取るのが大事です。 ◎なお、首を回すときはもう知っておられるかも知れませんが「あご」ではなくて 「鼻」に意識を持ってきてください。あごから振り向くと首の後ろが縮み背中が 落ちて反り返って中心軸を失います。このとき視線は頬を撫でるように下目に なっていると思うので、もしそれに気付いたら直した方が良いです。鼻先から 向けるようにすると、視線は目から水平になります。これは首だけを動かして やってみてもすぐ分かるのではないでしょうか。あごを引きすぎて上目遣いに ならないようにも注意です。 ◎まっすぐ………進みたいですね~~~。こればかりはなかなか思い通りには いかないもので‥‥私も左のシェネではいつも前に出てしまいます。。。 これは、原因は簡単で、完全に180゜ずつ脚が進まないから曲がるのですよね。 苦手な方向は180゜未満しか脚がいかないことが多くて前曲がりになってしまい、 回りやすい方向は180゜以上に踏み込みすぎることが多くて後ろに寄ってしまう。 半転ずつの歩幅が違うこともよくある原因です。対策としては、歩幅をあまり 広くなりすぎないようにするのはもちろん、最初はあまり寄せすぎないことも 重要です。幅が狭いほど角度調整が厳しくなるので、足下がシュスみたいには ならないように…適度に肩幅よりちょっと狭めくらいで幅を取って、ルルベの 高さを保つことの方に留意すると良いです。ヒョコヒョコしない方が大切です。 ポアントでしたら、膝など立ち足がゆるまないように気を付けてみてください。 腰を水平に保つのがまっすぐの第一歩ですね。 ◎また、シェネは横に進むプレパラシオンを取りますが、まっすぐ進むためには 横へ行くのではなく身体の方向を進行方向に考えて前進するイメージでいくと よいと思います。この方が意識的に行く方向へ向かいますよ。首もまっすぐに なるような気がします。 ◎余談ですが…、腕もけっこう重要です。手首で空気をかき回すように回ったり していてはダメです。腕はなるべくひらひらせず、腕全体を「開く・閉じる」と 動かすか、固定する必要があります。腕で回るのではない、と考えてください。 片方の肩が上がったり下がったりしていることも多々ありますが、これも水平を 妨げます。自然になることが多いので要注意です。 ◎あと…、あんまり理屈で考えていてもデキナイ…というのもまた事実です。。。 慣れですね。やはり、日常生活にはない尋常ではない回転をするのですから、 理論を制覇しても身体や感覚はいきなり付いてきてはくれません。回転ものの ネックですね・・・練習を積んでいけばそれなりに回れるようになりますよ☆ バットマン ◎これは、グラン・バットマンのことでしょうか。バランスを崩すのは、バーで やっているときに無意識にバーに頼っていて、それをセンターでも同じように バットマンしてしまうからでしょうね。高く上げるために勢いに頼っていると 思います。確かに勢いはつけますが、その時に動かす脚のことばかり意識して 上半身がどうなっているかに気を付けていないということはないでしょうか。 まずバーを持ったときに、バーから1cm手の平を浮かせてバットマンしてみて ください。不安定さが実感できると思います。バランスの要は軸脚から頭まで。 重要なのは上げる足ではないと意識するポイントを変えて考えると良いですね。 ◎バランスでもう一つ、視点はどこにあるでしょうか。脚の方に気を取られがち ですので、まっすぐ前向きの視線になっていないことが多いかも知れません。 軸脚から上体の引き上げと同時に考えてみてください。 ◎> 真ん中よりも内側に足を上げるので正しいのか? というご質問ですが。。。 これは前に脚を上げる場合のことと判断して進めます。 クラシックではこの辺りはかなり厳格に定められており、軸脚の踵の延長線を 越えるのはアウトです。流派によって、一番ポジシオンでの爪先の延長線上に 出すのが正しいとされる先生や、五番の爪先の延長線上であったり、または 軸脚の踵の延長線上というような違いはあります(三番ということも…)。が、 中心を越えることは決してありません。身体の向きが正面向きではなくても、 この理論は有効です。内側に入ると勢いが付けやすいですが、太股の表側の 筋肉を振り使うことになってしまうのではないでしょうか。 さらに、膝は天井を向いてはいませんか?膝頭は、外側を向くのが正解です。 その膝の内側が上記のラインを取るのか外側が取るのかまで、細かいことを 仰る先生もおられますねぇ。そこまで言われるとプロではないと守れません。 ただし、最初に述べた通りジャズやモダンの場合はこれらの定義が必ずでは ありません。軸脚を伸ばしていなければならないという規則も緩和されます ので、バランスの件についても多少変わってくると思います。 ◎グラン・バットマンは、バットマン・タンデュやデガジェの最大級です。 軸脚のすぐ横から脚が床から離れているようでは、バランスもとれませんし 正確な形にはなりません。まずタンデュやデガジェ(タンデュ・ジュテとも いいます)を礎として練習され、同じ動作のつながりでグラン・バットマン することが大切だといえます。これは、クラシックでは必ずですが、そうで なくても絶対に役に立つ感覚です。 ◎それから…バットマンしたあとに下ろすときのことを意識されていますか? 上げっぱなしの感覚では上までは上がっても、戻ってくるときにバランスが なくなります。上げたあと、はっきり脚を戻すようにしてみると変わるかも 知れません。最後まで軸も脚もゆるめないことはけっこう重要です。 …というようにぐだぐだと書いてしまいましたが。。。 いかがでしょう…。 こんなの、読むだけで疲れてしまいますよね…。な、長い‥‥すみません。 踊っていらっしゃるジャンルや歴などがわかれば、もう少しピンポイント的に 書けたかも知れませんが、とりあえずクラシックで思い当たることをつらつら 書いてみました。 本当はもっと「こうすればいいよ!」という一言ですむような、分かりやすい コツを書けると良いのですが、踊りとはそういうワケにもいかないものです。 いろんな動作の要素が原因になりますし、何かを変えたことで今まで問題の なかったところが急に出来なくなってしまったりもします。 結局は コツコツ、、、なんですね。。。(コツコツ苦手) 全体をまとめると、あれやこれややろうとするより冷静に丁寧に、でしょうか。 身体の各部位に平均的に意識を配り、動くこと自体だけでいっぱいいっぱいに ならず、自然に身体が覚えていくのを焦らず落ち着いて待ちましょう♪ それでは、こんな回答でごめんなさい。どうかお許しクダサイ。 これからもよりレベルアップを目指して、楽しく踊っていきましょうね☆★☆
お礼
詳しい回答どうもありがとうございました。 丁寧に書いていただいて、とても参考になりました。 読んでみると、私がよく注意されることがたくさん当てはまっていました。 改めて確認できました。 私がやってるダンスはジャンルがよくわからないんですよ; 一応チア・ダンスを主としているのですが、ジャズもやりますし、練習ではバレエっぽいこと(プリエなど)もやってるので; 歴はまだ1年です。 でも、本当に助かりました。 今回教えていただいたことを参考に、日々頑張っていきます。 どうもありがとうございました。