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蛍光X線分析でのFP法・検量線法について

KK_Tの回答

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回答No.2

specialtroupeさん メーカーに聞いたときに、   検量線用として準備できる試料がたくさんあるならば-->検量線法   検量線用として準備できる試料が(1点とか)少ないなら-->FP法 と答えられた経験があります。 更に突っ込んで聞いて行くと、「精度を要求するなら検量線法」という答え になってしまいます。(メーカーによって返事は違うかもしれませんが) ・・・前置きはこれくらいにして、 まず検量線法で計算してみて、検量線がのらないなどの問題がある場合に、 FP法を検討するという手順が良いと思います。 FP法は、「共存元素の補正」をしてくれるので、共存元素の影響(※)が 危惧される場合は、FP法を用いるのも一つの手かとも思いますが、まずは、 検量線法で問題が無ければ、検量線法を使うべきだと思います。    ※)一般的に、含有量の少ない元素が多い元素の影響を受けますが、      含有量の多い元素の原子番号が大きいほど、その影響は大きいです FP法の弱点は、「全体を100%とする」という前提に基づいているところで す。この当たりの影響が問題になるかどうかは、利用前に充分検討する必要が あると思います。 >また、0.001%のオーダーでの分析が出来れば十分です。 これって、結構高感度の分析ですね。 (^_^;)     # 対象試料が何かを具体的に聞かないと何ともいえませんが JIS(鉄鋼関係)にも蛍光X線の用い方が書いてあるので、参考にされる のも良いと思います。 また、粉末試料を測定する場合は、粒度の違いが分析精度に影響する場合が あるので、その当たりもご注意下さい。    # その場合は、ガラスビードにするのが最適です。 他の質問に、測定時に「元素単体で指定するか?」と言うのがありましたが、 FP法では、校正する元素全てを対象元素として指定します。 また、簡易FP法と言うのも最近の装置には付いていて、全元素の定性分析 をすれば、元素を指定しなくても一応の定量値を出してくれるメニューもあ ります。  (この定量値はあてにならないです。目安です。)

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