リクルートファッションについて

質問

いわゆるリクルートファッションというのはいつから存在するものなのでしょうか？
また、就活生はこれを着なければいけないのですか?
私の母（50代）の学生時代はそんなものはなく、ジャケットかブレザーにスカートという格好で就活したと言ってました。色もジャケットならばベージュやグレー、ブレザーならば紺、スカートも台形やプリーツで色や柄もいろいろ、スーツは一度も着なかったそうです。それでもいくつかから内定をもらい、銀行に就職しました。
最近はみんな同じようなファッションで、髪型も同じ。誰が決めたのか、ふと疑問に思いました。今、母のようなファッションで就活するとどうなるでしょうか。

回答No.1

EFA15EL · ベストアンサー

ご存知かとは思いますが、リクルートスーツは量販店による命名で、
要するに就職活動向きの地味なスーツという事です。
学生がいきなりスーツを買うと、間違って変なの買っちゃうから予めそう謳ってあげることで、分かりやすくして売上アップにつなげるわけです。

で、いつからかというと…
明確な起源は見つかりませんでしたが、恐らくは80年代に浸透したのだと思われます。
70年代にはまだ学生服での就職活動が多く、その後80年代初頭にかけてスーツへ移行。
82年に「リクルートファッション」という言葉が伊勢丹によって使われたとのことです。

今でも担当者は別に「うん。リクルートスーツを着てるな」なんて事は考えてません。
要は就職活動に相応しい、落ち着いていて且つ若者らしい清潔感のある格好かどうかを「なんとなく」見ているだけです。
TPOをわきまえていれば問題無し。例えばファッション業界なんて敢えて指示して自由な服装をさせる事があります。センスを見てるんですね。

補足

ありがとうございます。
ということは、量販店やデパートが仕掛けた戦略で、消費者（この場合は学生）がその手に乗っかったということが多分にあるのでしょうか？

回答No.5

nightcell01

80年代にリクルートがリクルートブック(現リクナビのフリーペーパー）を発行してほぼ全学生が読んでたのですが、そこで「敬語はこうです」とか「スーツはこういうのを着ます」みたいなモデルが載ってました。
学生側も「これを真似しとけば文句は言われない」と言うことで始まったと言われます。
だから実はこの辺の文化は日が浅いんですね。割と知らない人もいますが。
70年代まではコネも多かったし学生がスーツを着る文化もなかったです。
(お金もかかったし、自由な感じがしないからとむしろ嫌悪される文化でした）

回答No.4

EFA15EL

＞消費者（この場合は学生）がその手に乗っかったということが多分にあるのでしょうか？
まあ、概ねその通りです。
とはいえ、ニーズもしっかりあったわけで、バレンタインのようにねつ造したという程ではありませんけどね。
その昔「マニュアル世代」なんて言葉もありましたけど、進学率が跳ね上がり大卒が当たり前になって行く中で、
就職活動はどうすべきか、というお手本が必要とされたのでしょう。
（高卒だらけの時代には学生服が「正装」でしたから）
就職活動用の参考書がジャンルとして確立してしまったのと同じく、服装も同じですね。

考えてみれば当たり前と言えば当たり前です。
大卒が当たり前になった頃（８０年代）を想像すると…
学生服が使えない時どうして良いか分からない。
親もそういう世代じゃないからアドバイスが頼りない。
カジュアルファッションの良し悪しは分かるけど、就職活動に「適した」スーツが分からない。
そんな時にファッション誌、デパート、紳士服量販店が「就職活動（リクルート）はこれ！」と断言すれば飛びつきますよ。
そもそも判断基準が無いのですから、メディア＝世間がこれが正しいと言えばそれが真実なのです。
そしてそんな風潮が１０年も続けば定番化します。

兄は弟に、先輩は後輩に自分の経験を伝え、さらに１０年もすれば親が子に伝える。
こうやって本来マーケティング用の造語だった「リクルートスーツ」が市民権を得て、
いつのまにやら一般用語になる。

そしてさらに下の世代でも同じ様な原因で違う現象が出て来る。
「就職活動に適した服装」の正解を持たないのは昔と同じだけど、
今度は答えが用意されている。
でも、経緯までは説明しない（その必要も無い）ので、
あたかも通常のスーツとは違う特殊なスーツがあるかのように感じてしまう。
経緯を知った所で、あまりに一般化されすぎて、そこから外れる事を恐れてしまう。
（そりゃ人生の一大岐路ですからね。失敗したくないでしょう）

この循環でますますリクルートスーツは定番化し、
紳士服量販店は毎年安定した収益を上げられるわけです（苦笑）。
スーツなんてなかなかサイズ合わないから他人にあげづらいしね。

かく言う私はたまたま体型が似た先輩がいて、運良く譲ってもらえましたけどね。
（そのくせ２回ぐらいしか着なかったけど）

回答No.3

ne160257

＞最近はみんな同じようなファッションで、髪型も同じ。
＞誰が決めたのか、ふと疑問に思いました。
＞今、母のようなファッションで就活するとどうなるでしょうか。

就職先がそういう方法の個性を尊重するところならいいとおもいます。
ポイントとしても高いんじゃないでしょうか。
ただ、職場で求める個性っていうのは勝手な自己主張よりも、
業務を遂行するために必要な各自の能力っていう見方もできます。
（手順であったり手法であったり・・・アイディアであったり）
あとはそんな所は見ていなかったり、、、
自分の型が合うところを見つけたいなら定番じゃなく好きな格好ですれば、
答えもはっきりして良いっていう考えもできるかもしれないです。

■うちの職場の場合
うちの会社は基本スーツですが、接客がない人はスーツを着ない人もいます。
別にそれで怒られることはないですが、職場にいておかしいことはないです。
ただ、そういう人も予定によってはきちんとスーツにネクタイという定番の格好の時もあります。
そのどちらが良いか判断ができないうちは、定番がいいんじゃないでしょうか。

回答No.2

guess_manager

http://togetter.com/li/303211
JJに見る80年代からのリクルートファッションの変遷というTogetter記事です。
女の子の服が今みたいになったのはつい最近、2000年ころのようですね。

男子は大して変わっていませんが、ビジネスマンがみんなブラックスーツになった2000年あたりから学生も同様にブラックスーツ一択になったように感じます。

自分はよく覚えていませんが、ブレザーで就活してたような気がします。1992年の話です。

補足

ありがとうございます。
JJの記事、興味深く読みました。
母の学生時代の写真を見ると、まさにこのようなファッションです。
就活もこういうスタイルで行ったようです。
これならば、手持ちのものを合わせることができるし、素材も良さそうなので社会人になってからも着用できるのでいいですね。黒いリクルートスーツは社会人になったら着ることはないでしょうね。
さらに、この写真のファッションは、スーツはほとんどなく、スカートあるいはワンピースとジャケットの組み合わせで、その人のセンスが試されるような気がします。