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日本輸入停止時の献立について・・・

農林水産省のホームページに日本輸入停止時の献立を載せていますが、なぜ昼食に米がないのですか? 同ホームページで米の主食用の自給率は100%と拝見したのですが・・・。 どなたか、詳しい方いたら教えてくださいm(__)m

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  • ベストアンサー
  • megira
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回答No.2

「水田の全面積で米を作付け、畑でのいも類の量を増やすことでカロリーの確保を図った場合」の国内生産カロリーは、国民1人当たり1,880kcalにしかなりません。 流通ロスや調理ロスなどを勘案すると、国民1人当たり2,000kcalは必要ですが、国民1人当たり2,000kcalを国内生産するためには、「米の生産を減らして、米よりもカロリー生産効率の高い芋類の栽培を増やす」ことが必要になります。 そして農水省のHPに掲載されているのは、この「米の生産を減らして、米よりもカロリー生産効率の高い芋類の栽培を増やすということを行った場合のメニュー」なのです。 農林水産省「国内の農業だけで生産を行なった場合の供給可能量」 http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/data4-1.html 農林水産省「国内生産のみで2,020kcal供給する場合の一日の食事のメニュー例」 http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/menu.pdf 昔は、1日の摂取カロリーの70%以上を主食で摂取し、おかずや嗜好食品で摂取するカロリーは30%未満でしたが、高度成長で国民が経済的に豊かになるにつれて、おかずや嗜好食品で摂取するカロリーの比率が高くなり、今では、ごはんやパンなどの主食で摂取するカロリーの比率は40%弱にまで下がっています。 つまり、パン食を全てご飯に切り替えて、主食だけ完全自給できたとしても、1日の必要カロリーの40%弱にしかならないのです。 社会実情データ図録「供給カロリーに占める穀物比率の推移」 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0200-1.html おかずや嗜好食品などに使われる食材は、穀物や芋類に比べると、農地面積あたりのカロリー生産効率が低いので、同じだけのカロリーを生産するのに、より多くの農地を必要とします。 主食への依存度が下がり、おかずや嗜好食品などの消費が増えた現在の日本人の食生活を支えるには、日本国内にある農地だけでは丸っきり不足しており、食生活のレベルを下げずに全てを国内生産に切り替えるためには、現在の農地総面積の3.7倍(現状生産分1+切り替え分2.7)くらいの農地が必要です。 農林水産省「主な輸入農産物の生産に必要な作付面積は、我が国の耕地面積の2.7倍」 http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h19_h/trend/1/t1_2_1_02.html

510kaka
質問者

お礼

詳しく資料付きでの解説、ありがとうございますm(__)m まだまだ、資料の理解度が足りないと痛感しました。 これからの学校での勉強に役立たせていただきます! また、自分でも考察を重ねていきたいと考えています。 自分ではmegiraさんの回答の糸口にもたどりつけていなかったので、本当に感謝です!

その他の回答 (1)

回答No.1

詳しくは無いですが、想像はつきます。 米の自給率は現在は100%でしょうが、 それは、現在の消費量に対して100%という意味で あり、パンだとかパスタだとかの小麦製品を 食べている人が相当数いるからです。 海外から食料が輸入できなくなった場合、 それまでパンやパスタを食べていた人達も 別のものを食べなくてはいけません。 日本国民全員が3食全てを米に出来る程は、 米が採れないのです。

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