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コモンモードフィルタの構造

SMPS(スイッチング電源)のコモンモードフィルタトランスの構造についての質問です。 コモンモードフィルタは2個の巻き線が重ね巻きではなく、独立して巻かれてます。 これはノーマルモード時の磁束でコアが飽和しないようにするための対策と考えます。 で、このノーマルモード電流によるコア飽和防止等のアプリーション資料を探したのですが、なかなかメーカのHP上で見つかりません。 どなたか、ご存知の方、資料のありかをお教えください。

  • 科学
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  • tadys
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回答No.1

>コモンモードフィルタは2個の巻き線が重ね巻きではなく、独立して巻かれてます。 全てのコモンモードフィルタが独立した巻き線を使用しているわけでは有りません。 独立巻き線を使用するのは線間の絶縁を取るのが容易になるからです。 トロイダルコアに平行線を巻いたコモンモードフィルタを使っていた事が有ります。 http://www.jarl.or.jp/Japanese/7_Technical/clean-env/core.htm http://www.ekouhou.net/%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF/disp-A,2008-277431.html >ノーマルモード時の磁束でコアが飽和しないようにするための対策と考えます。 コモンモードフィルタではノーマルモードによる磁束はキャンセルするようになっています。 キャンセルしなければ、ノーマルモードの信号に対するインピーダンスが発生し、ノーマルモードの信号が減衰してしまいます。 キャンセルが不十分だとコモンモードがノーマルモードに変換されてしまいます。 ノーマルモード時の磁束をキャンセルするように巻き線するのは、コモンモードフィルタにおいては本質的な事です。 独立した巻き線よりは平行線を使用した方がキャンセルがより完全になるので平行線を使用する方が好ましいのです。

masudajunji
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 絶縁耐圧の関係ですか。了解しました。 昔からバイファイラ巻きというのはあったのですが、現在SMPSのコモンモードフィルタでは分割巻きが主流で疑問に思ってました。コスト優先のようですね。 ありがとうございます。

masudajunji
質問者

補足

ノーマルモードの磁束のキャンセルですが、例え反対方向の磁束がぶつかったとして互いに打ち消し合い消滅するものでしょうか??2個の棒磁石で同極同士を近づけると磁石は磁束を打ち消し合い磁力を失うでしょうか。確か磁束(磁力線も)は反発しあい互いにそれてゆくのでしょう。 分巻き、平行線巻きにおいて、コア内部、コア外部にどのような磁束分布になるかシミュレーションしてみないと??です。

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