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「思考と対象の混同」認知行動療法、強迫観念
moto_koukouseiの回答
私にこの質問に関する事柄の知識はありません。 この回答はエイドリアン・ウェルズさんの提示内容をわかって回答しているのではなくて、片鱗から想像を膨らましているだけです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 次の論文は参考になりませんか。 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=15&cad=rja&ved=0CFAQFjAEOAo&url=http%3A%2F%2Fdspace.wul.waseda.ac.jp%2Fdspace%2Fbitstream%2F2065%2F34938%2F3%2FHonbun-5221.pdf&ei=6ClcUeqHG8LClAWe0IDgCg&usg=AFQjCNFqtgMcOX27HMeaH1_WHlqWBLl29Q&bvm=bv.44697112,d.dGI Adrian Wellsさんは、「妄想」と「妄想が起きることを気にすること」とを考察したのではないですか? http://ameblo.jp/l-counseling/entry-10145241919.html ネガティブな感情は、「悪いことを想像してしまった」ことそれ自体の影響ではなくて、「本当に何かしら悪い影響が及ぶのではないかと心配する」ことによって生じるのだという理解はよくわかります。 こうした「質問-回答サイト」にも、こんな夢を見てしまった。夢占い・夢の分析をしてくださいという投稿がしばしばあります。 夢は、もともと滅茶苦茶で連続性もなければ、想像力をいくら発揮したところでも無理なほど無茶苦茶なコラージュなので、それを気にしてもなにも本人には合理的な感覚は生まれるわけがありません。 問題は、それを強く気にし、何かに結びつけようとすることにあります。 「気にすることで気になるスパイラル」が起きます。 そのあげくが強迫観念といわれることになりますが、上記PDFの論文P17/169には次のような記述があります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 心配は,イメージとして,または,「もし~なら」といった自問の形(「もし試験に落ちたらどうしよう」など)で生じる侵入思考によって,引き起こされる。例えば,ニュースといったような外的な要因をきっかけとして,最初の侵入思考が生じる。一旦きっかけに遭遇すると,心配に関するポジティブなメタ認知的信念が活性化する。この信念は,「心配することは対処するのに役立つ」,「心配しているおかげで,安全でいられる」や,「心配することで,準備ができる」といったように,「心配は対処方略として有用である」というポジティブな内容を含んだメタ認知的信念である。このポジティブなメタ認知的信念によって,タイプ1の心配が導かれるのである。 さらに,GAD において問題となるのは,タイプ1の心配が持続した結果,心配のプロセスや結果に関するネガティブなメタ認知的信念により生成されるタイプ2 の心配である。ネガティブなメタ認知的信念とは,「心配のせいで,気が狂ってしまう」,「心配をコントロールしなければならない,さもないと,何もできなくなる」や,「心配は制御困難である」といった信念である。タイプ1の心配をしている間に,ネガティブなメタ認知的信念は活性化し,タイプ2 である心配のプロセスへのネガティブな評価を引き起こす。タイプ2 の心配は,一旦活性化すると,不安感情や不安行動をより一層強化する。さらに,高まった不安反応を,脅威への対処の失敗のサインとして解釈してしまうため,タイプ1 の心配を持続させる悪循環に陥り,結果的に心配が長引くことになる(Wells, 2000)。 このように,心配が持続し,制御困難になるプロセスにおいて,心配に関するメタ認知的信念は,不安症状を悪化させる重要な役割を果たしている。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「思考と対象の混同(Thought object fusion: TOF)」というのは、「{[想起した内容]と[想起したという事実についての懸念]が分離せず、渾然として本人を混乱させ悩まししていること}と{そうした混乱に基づく脅迫行為が起きていることをカウンセラーやセラピストが理解していないこと}との結合による新治療法における無茶苦茶な混沌fusion」ということではないのでしょうか。 メタのメタみたいですが、メタ認知が人にも社会にも大きな影響を与える原因であることを考えると、何となく、そんな気がします。
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