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アプリケーションの起動数と重さの関係
- 複数のアプリケーションを起動すると、パソコンが重くなりフリーズする可能性があります。
- ロジックを使用する際には、他のアプリケーションを閉じるとスムーズに動作することがありますが、効果は限定的です。
- 「ファイルを開いている状態」と「ドッグに白い点が付いているが使用していない状態」と「消えていて遅延が発生する状態」の三者の重さの関係について教えてください。
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下図は Utility Folder 内にある Activity Monitor という Application で私の MacBook 2,1/OSX10.6.8 の動作状態を示したものです。(私は Dock を右上に固定しています) 下の方に色分けされている部分で緑色になっているのが Memory (Random Access Memory) の空き領域なのですが、この空き領域が少なくなってくると Mac は Disk Swapping と言って HDD (Hard Disk Drive) に使っていない Application Data を移動させて Memory 割り当て以上の動作領域を確保するようになります。 この Application Data 移動に要する時間を費すことや、Memory よりも遥かに低速な HDD を Memory として用いることにより CPU (Central Processing Unit) がどんなに高速の PC (Personal Computer) であろうと、足を引っ張っている HDD 以上の速度では動けなくなります。 Disk Swapping は Memory の空き容量がなくなると動作するのではなく、空き容量がかなり残っている場合でも「Application への割当量を超える」動作で発生しますので、Memory を増やしたからといって劇的に高速化するわけではありません・・・高速化はするのですが、Disk Swapping を起こさない動作の速度以上に高速化するわけではありませんので・・・。 私は MacBookPro ではなく、安価な MacBook (White) 2GHz CoreDuo Model に 2GB の Memory を入れて用いていますが、Memory を 4GB に増やすよりも HDD を 32GB のSSD (Solid State Disk) に変更することを選びました。 私の使い方では 2GB Memory を大幅に使い込んで Disk Swapping を生じさせるような事は殆どなく、Disk Swapping 或いは Disk Access を大量に行うような例外的動作は Video Data の取扱いぐらいのものですので Memory を増やすよりも HDD を高速の SSD にするほうが先決と踏んだわけです。 結果は大当たりで、120GB HDD の頃は Cold Boot に 70 秒かかっていたものが SSD にしてからは 15 秒で起動するようになり、Application の起動時間も劇的に高速化すると共に、HDD 時代には遅過ぎて Freeze しまくっていた ROSETTA 下での Apple Works Draw も何とか実用に即するようになりました。 PowerPC Emulatior である ROSETTA で Apple Works を動かしても下図のように Memory の空き領域は充分にあるのですが、HDD では遅過ぎてイライラさせられていたのが SSD になってからは何とか使えるようになったことからも Disk Speed の重要性を改めて思い知らされた感があります。・・・尤も私は NEC PC9801Vm2 時代に 1.5MB RAM Disk、Toshiba Dynabook T3100SS01 時代に 3.5MB RAM Disk に MS-DOS と日本語変換辞書を置き、Mac (OS7.1~7.6) になってからも「ことえり」の辞書を RAM Disk に置いて使っていましたので SSD の威力は既に知ってはいたのですが・・・。 >アプリケーションの起動数と重さの関係・・・A「ファイルを開いていてばりばりそのアプリを使っている状態」B「ドッグにアイコンの左側に白い点が付いているが、ファイルが開かれておらず使用もしていない状態」とC「それが消えていて、いざ使おうとすると立ち上げるのに時間がかかる状態」において、三者の重さの関係を教えて下さると嬉しいです。 今、XYZ という各々 0.3GB の Memory を消費する 3 つの Application があるとします。 A では XYZ 全てが起動していて各々 0.02 GB (20MB) の File を開き、バリバリに使っている状態、しかも 20MB の Data は Graphic Data で回転などを行うことから 0.1GB (100MB) の Data 演算領域を Memory に確保しているものとします。・・・合計で (0.3GB+0.1GB)×3=1.2GB となり、2GB Memory Model ならば既に数十 MB ぐらいの Disk Swapping が始まっているだろうと思います。 B では XYZ 全てが起動して各々 0.02GB の Data File を咥え込んでいるものの、未だ使用を介していないのであれば Memory の使用合計は (0.3GB+0.02GB)×3=0.96GB で済んでいるのですが、一度でも編集を開始すれば 1.2GB の Memory 領域が動作領域として確保されてしまいます。・・・つまり A と B とでは実質的に動作の重さは変わりません。ただし A でも B でも XYZ を使えば使うほど下記 (C) の理由でどんどん鈍重になって行きます。 C では Z を終了して合計で (0.3GB+0.1GB)×2=0.8GB の Memory 使用領域となっている筈なのに、再び Z を起動すると動作が鈍重になっているという状況ですね。 これは Z を終了しても 2GBー0.8GB=1.2GB の連続 Memory 領域が開放されているわけではなく、XYZ 各々の Application に含まれる何百何千もの細かい Program が順不同で配列された後に Z に関係する Program だけが抜かれた状態なっていることから、再び Z を起動しても X と Y の細かい Program が大量に配置されている間の隙間に何百何千もある Z の細かい Program が配置されていくこととなります。 このため Mac は Z を再起動した際に「どこの隙間にこの細かい Program が入るのか?」と探しまわっており、個々の Program を入れ替える度に「どこの隙間にこの細かい Program が入るのか?」と隙間を探しまわることになりますので、MacOSX を Cold Boot して最初に Z を起動した時よりも Z の動作が遅くなるわけです。 この「隙間を探しまわる動作」というのは 「300MB の MPEG4 Video Data の Copy は数秒で済むのに 3MB の Digi'Came' JPEG 画像 100 枚を Copy するのには百秒ぐらいかかる!」というのと同じで、Data 転送速度よりも Disk (或いは Memory) Access 回数の多さが速度低下を招いている原因になっているわけです。 >また何か別の方法でPCを軽くする術があったら、そちらも教えて下さるとさらにハッピーです。 私が Memory を 2GB から 4GB に増やすよりも 120GB の HDD を 32GB の SSD にした理由が正にそれでして「隙間探しに時間を喰うようになるぐらいならば MacOSX を Reboot した方が早い」と感じさせてくれるのが SSD の魅力です(^_^;)。 素敵な Mac Life を(^_^)/
お礼
丁寧な説明ありがとうございます。 頑張ってみます!