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配電線路の電圧降下計算?
負荷kw及び力率がわかり、受電電圧が分からず送り出し電圧から負荷電流値を求めて電圧降下計算する場合には理論的におかしな数値になると考えますが? 要は負荷電流の計算値が小さな値になってしまい電圧降下も小さな値になると思います。 ご意見をください。
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質問で問題とされている点についてのこちらの理解が不足しているかも知れませんが、 周囲条件を考えに入れて適切な装置の選択を行えば、常識的な解に落ちつき理論的におかしな数値などにはならないのではないでしょうか。 電力会社の配電系統の系統容量、負荷の容量と電圧、受電端と負荷間の距離、検討中の負荷と並列に使われる負荷などを考慮して、その間を接続するケーブルを手配し、必要であれば断路器、遮断器、保護リレー等を受電端近くに、トランス等を受電端あるいは負荷近くに設置するなどの設計をされるのではないでしょうか。 負荷電流の計算値が小さい値の場合には、途中のケーブルやトランスも小容量のもので済ます事が可能です。必要以上の容量のケーブル等が手配される場合はコストアップになるだけでしょう。 定格負荷電流や短絡電流、ケーブル長、許容電圧降下等に応じて最適なケーブルは選択される筈ではないでしょうか。 (勿論ケーブルが短ければ電圧降下は小さな値になりますが) それらの計画に当っては全ての接続負荷を考えて定格負荷容量を決定し、パーユニット(pu)負荷容量、pu電圧、pu電流、pu電圧降下(接続ケーブルの)等の形で先ず検討すれば良いのではないでしょうか。 負荷側定格容量、電圧、電流を例えば 1puとして、pu電圧降下に0.02-0.03程度を割当て、トランス出力電圧は無負荷時1.05pu、定格負荷時1.02-1.03puとする等として行けば自然に最適な選択がなされると思われます。
お礼
丁寧な説明に感謝します。per-unitで計算する方法もわかりました。ただし、質問の中で3つの数値しか分からない場合いには理論上では疑問が残ったものです。