- ベストアンサー
化学
問1「塩化水素が水に溶解すると水素イオンと塩化物イオンに電離し、水分子に取り囲まれた水和イオンとして溶解する。」と習いました。水素イオンと水および塩化物イオンと水との間に働く力について教えてください。 問2 0.10mol/kgの水酸化ナトリウム水溶液の凝固点を測定したところ-0.34℃であったとして、この水溶液中の水酸化ナトリウムの電離度を教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
(1)陽イオンと陰イオンですからクーロン力がはたらきます。 しかし、クーロン力は距離の2乗に反比例する力です。 イオンが隣接していないと、ほぼ無視できる大きさです。 水素イオン(+)のまわりには、水分子のO部分(-)を向けて水和します。 このようにH+ と O-の結合を水素結合と言います。 また、Cl(-)のまわりには、水分子のH部分(+)を向けて水和します。 これた単なる+と-の引力なので、極性によるクーロン力と呼ばれています。 名称は違いますが、本質的には両者は同じものです。 (2)Δt=kf・m Δtとは凝固点降下度で、この問題では-0.34です。 Kfは調べてください。 そうすると質量モル濃度 m が計算されます。 溶液の電離度をαとおくと、電離後のイオンの数は次のようになります。 NaOH → Na + OH- C(1-α) Cα Cα 電離後のイオン濃度=C(1-α)+2Cα=C+Cα=C(1+α) C=0.1なので、 0.1(1+α)=m で計算してください。
お礼
丁寧な回答ありがとうございました。