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バックハウスってピアノ、上手いのですか?

なんか棒引きみたいの聞こえるのですが・・・

質問者が選んだベストアンサー

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  • ftyn
  • ベストアンサー率65% (535/811)
回答No.3

 ウィルヘルム・バックハウス。若い頃は、「鍵盤の獅子王」と言われたテクニシャンだった様ですが、ステレオ録音の時代(晩年)は、指が回らなかったり、タッチが不明瞭だったりしていますね。  確かに、新しい録音では、特別な表情をつけるわけではなく、若い頃の片鱗がうかがえる、派手なテクニックもありません。ミス・タッチもあるし、「上手い」とは言えませんね。  では、「棒弾き」か?私は、「否!」です。  私は、バックハウスの「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集」のCDの洗礼を受けていて、これらの曲に関する限り、未だにこのCDの演奏を基準に考えてしまうぐらいです。以下、「バックハウスのベートーベン ピアノ・ソナタ」についてお話をします。  以前、バックハウスの評価で、「彼は、ただ誠実に弾いていくだけ」というのを読んで、それだけの演奏で、人が感動するはずがないと思い、次の様な事を考えました。  ベートーヴェンのソナタを、コンピューターに弾かせたものを想像し(テンポは一定、テクニックは性格無比)、それとバックハウスの演奏を比べてみたのです。すると、彼の演奏には、微妙な強弱やテンポのゆらめきがあり、それが曲をよく生かしているのに気づいたのです。決して「棒弾き」ではなかったのです。  目立つ技巧ではなく、また年齢的な衰えは確かにあるので、「曲は生かしているが、バックハウス自身はヘタ」という世評になりやすいのでしょう。  早弾きや、派手な装飾も悪くありませんが、むしろ、制限された技巧で、淡々と、最低限の表情づけで演奏しながら、曲を生かしぬく方が、実はすごい事なのではないか、と思いました。  以上は、ベートーヴェンのソナタについての私見です。バックハウスは、すばらしいピアニストですが、すべての曲が良いとは思いません。やはり曲によって相性はあり、同じ作曲家でも、協奏曲では雑さを感じる事がありますし、優美な曲より、ドイツ風の質実剛健なものが合う様ですね。

その他の回答 (2)

  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.2

 「上手い」「下手」の基準の問題でしょう。  指が回って、細かいパッセージを正確に均一に弾けて、ピアノとフォルテ(弱音と強音)のレンジが広くて・・・というのが「上手い」基準だと、最近の若いピアニストだとか、ポリーニのようなピアニストが「上手い」ということになりますが、それだけではない、というのが音楽の世界です。  上手くて、だれもまねができないテクニックがあっても、音楽として感動させられなければ、ピアニストとしての価値はありません。  バックハウスは、私は特に好きというわけではありませんが、ベートーヴェンに関しては圧倒的な人気がありますね。それは「上手い」「下手」の次元を超えた、「音楽」の質に関するものだと思います。  バックハウスのどの演奏を聴いての感想かはわかりませんが、バックハウスの演奏以前に、質問者さんがその音楽に何らの思い入れもないだけかもしれません。あるいは、その音楽に対して、別なピアニストの演奏が「刷り込まれている」ということかもしれません。(誰でも、最初に聴きなじんでいた演奏が「基準」になりやすい)  別に、バックハウスの演奏に、万人が感動する必要もありませんので、あなたはあなたなりの価値基準で聴けばよい、ということかと思います。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

    間違っているかも知れませんが、Willhelm Backhaus なら生で聞いたとがあります。上手いかどうかは下記などでどうぞ。 http://www.youtube.com/watch?v=g24CP0wqAJ0

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