「U-864」がもし敵に気づかれずに・・・

質問

仮の話ですが、ヒットラーが指示した「カエサル作戦」で
「U-864」潜水艦のエンジンパーツが列車爆撃が無く、そのまま
エンジン修理を行い、日本に無事付いていれば
第二次世界大戰はどうなっていたのでしょうか？

回答No.4

paddrink · ベストアンサー

既にドイツからは，戦闘機用のエンジンや，ウルツブルグと呼ばれるレーダー技術を得ていましたが、
完全に実用化させることはできませんでした。
設計図やマニュアルがあっても，それを作る工作機械、品質管理のノウハウがなかったのです。

ドイツから既に得ていた戦闘機用のエンジンは，ガソリンをシリンダー内部に直接噴射してターボで加給するシステムです。
現在，フォルクスワーゲンやアウディのエンジンに採用されているシステムです。
一部国産化しましたが，ドイツ製のエンジンと同じように作っても出力が不足し速度が出ない。
突然故障する等のトラブルが続きます。
部品の精度が低く，エンジン開発に歴史のない日本では実用化できませんでした。
点火装置、ゴムホース、部品精度、品質管理がアメリカに比べ１０年～２０年は送れていました。
戦後アメリカ軍に接収された日本の戦闘機がアメリカ製の燃料と点火プラグを装着してテスト飛行をすると，驚くべき高性能を示したと言います。

ジェットエンジンは高温に曝されるエンジンの耐熱性、耐久性が問題になります。
当時はチタンをエンジン部品に使用することが検討されていましたが，日本の技術では硬くて加工することが困難でした。
ドイツから資料が送られてくる前に，日本独自に開発は始まっていましたが，耐熱素材の加工が技術的ハードルになっていました。
たとえ，ドイツからジェットエンジンの資料や現物を数機得ても大量生産は無理だったでしょう。

当時のアメリカと日本の航空機のエンジンを実際に目て見れば、技術の差は歴然です。

レーダーシステムも，ドイツから技師が来て指導しましたが、
電磁部品（当時は真空管）の精度や信頼性が乏しく実用化できませんでした。
V2の誘導装置等は，強い衝撃が加わりますから，当時の日本製の電子部品（真空管）では実用化は不可能です。
（アメリカは砲弾の中に真空管を組み込んでいた）

しかし、ドイツからライセンス供与された航空機用エンジンDB601
http://ja.wikipedia.org/wiki/DB_601

を日本で生産した技術者は，戦後ホンダへ入社し，DB601の技術を元にF1用のエンジンを開発します。
そして，標高の高いメキシコグランプリで，初優勝をします。

ウルツブルグレーダーの実用化に苦心した技術者も，戦後NEC等の電機メーカーに就職し、
日本を一時は世界一の電子部品王国にします。

ドイツの最新技術が日本に到着しても，戦争の勝敗に影響はなかったでしょうが、
戦後の日本の復興、技術立国には役立ったのではないでしょうか？

お礼

凄く参考になりました。もう一回じっくり読んで参考にします

回答No.3

eroero1919

Jumo004Bジェットエンジン、V-2誘導装置、水銀65tを輸送していたということですね。

ジェットエンジンは、本体を持ってきてもどうしようもないです。性能が優れたジェットエンジンを製作できる技術も工業力も日本では持ち合わせていなかったからです。当時の日本てね、実はネジの大きさもバラバラだったんですよ。ネジ本体の大きさもバラバラだし、ネジ穴もバラバラ。だから、大量のネジ山の中からちょうど合うサイズのものを探さないといけなかったんです。当時アメリカのエンジンをバラしたら、同じサイズのネジならどのネジ穴に入れてもぴったり合うので日本の整備士は驚いたそうです。
ですから、V-2の誘導装置なんてインドのど真ん中にハイテクサーバーを持ちこむようなものです。
水銀はどのような用途に使えるのか、そこまで知識がないので分かりませんが、電池やらなにやら工業用として必要ではあったと思います。

ただ、たかだかUボート一隻で戦争がひっくり返るようなことはなかったことだけは間違いないですね。琵琶湖に石油を一滴たらすようなものでしょう。

お礼

ネジの大小の決まりが無かったのは、存じ上げています。
なるほど。参考になりましたありがとうございます。

回答No.2

2080219

こんにちは。

既に勝敗がついていた時期のお話ですから、
何も変わらなかったと思いますよ。

日本には、工作機械の製造能力どころか、
保守運用していく技術もありませんでした。
これらは、すべて輸入品でした。

お礼

ある有名な方は、日本は変わっていたと証言しています。(名前は出せませんが
あまり参考にならないですね…回答・・・

回答No.1

e_16

色々考えられますが？　(^_^;