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「年が年中」の「が」

「年が年中」は「年中」を強調した言葉で、 「年がら年中」は「年が年中」を調子よく読める為に「ら」を付け足したと聞きますが、 それでは「年が年中」の「が」はどういう意味でしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

まず、類似の文言(副詞用法)を挙げてみます。 ・年百年中 ・年がら年百 ・年がら年中 ・年が年中 ・年から年中 ・一年中 ・初中(後)(しょっちゅう) ・始終 ここから、次の二つのアプローチをしてみました。 1.名詞「がら」 名詞に接続して、その名詞の特徴や性状また状態を表す接尾語。 副詞「がら」では「全く、残らず、すっかり、がらい」(「国語大辞典」小学館) ・日柄/日次/日子(ひがら)…日柄一日 ・時分柄(じぶんがら) ・時節柄(じせつがら) 「年百年中」…年百=「諸(もろ)」=すべて、年中=「最中(なかみ)」=すべて 「年柄年中」…年柄=「柄(残らず)」=すべて、年中=「最中(なかみ)」=すべて 同類語の畳語表現とも。 2.格助詞「が」の連用格用法 「ら」を語調語尾として外した「年が年中」として考えた場合。 1)「年が年」 「AがAだ」という形で、「着目するAの性質に注意を喚起し、改めてAだと確認する(念を押す)気持で言うのに使う。」(「岩波 国語辞典」)用法。 「場所が場所なところへ…」「事情が事情なので…」 特に「Aが数量表現や「みな」「何」などの場合、そのすべての意。」(「同上」) 「10人が10人(とも)」「みんながみんな」「一事が万事」 ここから、「年といっても、外でもないその年すべて、まるまるの間中」の意味に。 2)年が「年中」 本来は1)の「年が年」+「中」の用法が、「年百年中」と混淆して、「年(百)が年中」となった可能性もあり、あるいはまた 「一事が万事」の伝で、「一年が百年」という言い方も、「年が年百」へと繋がる具合も。 このような類似した慣用句が多くあるため、以上のように、幾つかの可能性に触れるに留まりました。

tsukumoyo
質問者

お礼

なるほど、よく理解できました。ありがとうございます!

その他の回答 (1)

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.1

助詞がは 1、所有属集を示す用法にも使われる。のに言い換えられる。 2、後に来る数値を具体的に示すときに使われる辞書にありました。 !、我が国の経済発展(もとは、「わ」は代名詞「が」は格助詞) 年が年中は年の年中に言い換えることが出来ると思います。

tsukumoyo
質問者

お礼

回答ありがとうございます!

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