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国公立大の授業料が安いということ
どうしてみんな、国公立大の授業料が安いことを自明のように考えるのですか?
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最初は何を仰りたいのかよくわかりませんでしたが… >>どうして安いのかみんな考えていないのが現実ですね. >>国に奨学金をもらっているようなものですよね. >>学生は国または自治体に貢献するという形で返す義務を背負っていると思います. ということですから、要するに「国公立大学はどうして授業料が安いのか」を考えず「授業料が安いから国公立を目指す」学生が多くいることに疑問を感じておられるのですよね? だとすれば、それはある意味で仕方ないと思います。義務教育課程ですら似たようなものですし、親が学費を払っているという自覚(自覚はあっても、それがどの程度の負担であるか具体的には理解し切れていない)の下で親に感謝して学生生活を過ごしている子供なんて皆無でしょうから。 逆にそこで「お国に感謝しましょう」などと出てきたら、某国に酷似した独裁主義的傾向も出てきてしまいますしね。 でも、日本国民は日本という国に生まれたことを感謝すべきだとは思いますよ。 そういったことにどこで気づけるかの問題なんですが、社会に出てしまえば染まってしまうほうが楽ですから。やはり学生のうちに世の中のおかしいところに疑問を抱き、自分が社会を良くしていこうと個々人が心がけてくれるべきではあるでしょう。
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横レス失礼。 あなたの補足>不運にも東大などの国立大に落ちてしまい、裕福でないながらも上記のような私立(早慶上智)に進学する学生も一定の割合でいます・・・ これらの私立大学に筆記試験で合格するなら,ぼくが勤める地方国立大学にもじゅうぶん合格できるでしょう。国立大学に進学できないことはありません。経済的に国立大学にしか行けず,かつ東大に落ちることが予想されるなら,はじめから地元の静岡大学でも岩手大学でも受ければよかったのです。うちの大学にも,そういう地元学生はいますよ。「不運」なのではなく,その人の受験戦略のミスです。
露骨に銭勘定のはなしをすれば,国立大学の経費のうち授業料収入は4分の1ていどです。したがって,おおざっぱに授業料を倍にして学生数を倍にすれば,授業料だけで運営できます。それをやっているのが私立大学です。もっとも,私立大学にも国から助成金はでています。 この事実のうえで,ある受験生やその家庭がどちらを選ぶかの問題です。ただし,入試を通らなければなりません。その公平性は,できるかぎり保たれています。国立大学の入試に落ちて私立大学に行かなければならないとしたら,たんに競争に敗れただけです。あなたの主張は,国立に落ちた負け犬の遠吠えにしか聞こえません。 またあなたの主張は,不況になると「公務員はけっこうなご身分だ」と批判するのにも近いです。「けっこうなご身分」になりたければ,採用試験を受けて通ればよかっただけです。その機会は受験資格があるほとんどの人にあったはずですが,受験勉強を避けたか,あるいは就職時には民間のほうが給料が高かったか,あるいは公務員体質を嫌ったか,単純に採用試験に落ちたかの理由で,その道を選ば(選べ)なかったのです。 ぼく個人は,国公立大学の授業料はタダにすべきだと考えています。そういう国もありますから,いまの額がその意味でも「自明」ではないのです。ただし「食い逃げ」はできず,国立大学を出て平均以上の収入があれば所得税が高くなる国もあると聞いたことがあります(この考え方はとても公平だと思います)。 No.5の方はぼくとほぼ同年代なのですが,1970年代に私立との差を縮めるためにどんどん授業料が値上げになった時期に,学生時代を過ごしています。それまで国立大学は,「貧乏人でも高等教育を受けられる」という希望の光でした。これは言葉のあやではなく,ぼくの実家は私立大学にやるほど裕福ではなかったので,かなり低い年齢でそう認識していました。ぼくが大学に入ったときにはすでに値上げが始まっていましたが,まだ現在の貨幣価値に換算して年額10万円くらいでしたから許容範囲内です。しかし,大学院に入ったときには「私立の半額」,つまりいまの水準に達していました。大学院で再び入学金をとられ,授業料が再設定されるとはつゆ知らず,不定期のアルバイト料が入らなかったときは授業料を滞納せざるをえませんでした。ぼくは国家にだまされたと思いましたし,いまでもそう考えています。
- tanuki4u
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自明だと考える理由 国が優秀な人材を育てるべきた という考えがあるから。 さらにじわじわと国公立の授業料を上げていって、大学の授業料を真剣に考えるのは、人生の中で、本人が入る時と、子弟が入る時という、一生に数回しかないから。 私の時は年間144,000円だったが、ちょっと留年していた友人は年間12,000だった。 なのでちょっとした認識タイミングの違いで、国公立は安いと考えてしまう。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/005/gijiroku/06052921/005/002.htm
お礼
国が優秀な人材を育てるために投資しているのだとしたら、将来の期待値が高い学生に投資する方が合理的です. では、地方国立大学(旧帝など一部大学を除く)と、私学の最高峰たる早慶上理では、どちらの方が期待値が高いでしょうか.私立は内部進学や推薦で入った人が多く、彼らはどうかわかりませんが、一般入試で入った人で考えれば、明らかに後者のほうが期待値は高いはずです. 私立は裕福な学生が通うところだから安くする必要はないという考え方もあるでしょう.たしかにそれは正しいかもしれません.しかし、不運にも東大などの国立大に落ちてしまい、裕福でないながらも上記のような私立に進学する学生も一定の割合でいます(背景として、近年後期入試の廃止が急速に進んでいます).人材の育成のためだというなら、私立の学費を下げないにしても、少なくとも国立大にあるような授業料免除制度を、国の負担で私立にも設けるべきではないでしょうか.(ただし、一定の水準を超える大学だけにしないと予算がとてつもない金額になってしまいますが.)
- kanakyu-
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はずかしながら、大学に入るまで、ぜんぜん知りませんでした。そういう発想もありませんでした。 日本育英会の奨学金をうけとりましたが、国公立大の場合は私立よりチョット低い金額でした。 私立ってそんなに高いのですか? いまだに知りません。
お礼
年間、文系で100万、理系で150万、医学部では300~800万します. しかし、けっしてぼったくっているわけではないようです. つまり、この額が本来の適正額ということです.
それは、つまり、明治政府以来の「官立=御上」の息が掛かった大学として、コントロールし易くしておくためなんですね。 学生にも、安く教育してやったんだから、卒業して真面目にお国の為に、納税してしっかり返してくれれば、御上は喜んでいられ、且つ又、天下り先も温存できますからねぇ...................。 確か、昭和四十年代後半から五十年代にかけて、国立医科大学作り捲りましたでしょう?学長職、事務長職、「お役人の天下り先」一杯作ったはいい物の、そのごの行政改革とやらの一環で、既存の国立大学の医学部として吸収されててしまいましたがね。 この様に、とことん、税金を勝手?に使いたい放題にたれ流した挙句のゆとり教育改革の瓦解、あぁ、なんとゆう壮大なる無駄使いであったのか、アーメン。 国民も、お役人に続けとばかりに、少しでも安く安く、しかし、お国に魂を売り払ってでも、草木が同じ方向になびく様に皆、国公立大学を目指した訳であります。 あぁ、偉大なる仔羊たちよ、盲目に追随せり。
お礼
>学生にも、安く教育してやったんだから、卒業して真面目にお国の為に、納税してしっかり返してくれれば、 そうですね.ただ、「私立は贅沢・親不孝、国立は親思い」みたいな風潮があり、どうして安いのかみんな考えていないのが現実ですね.国に奨学金をもらっているようなものですよね.学生は国または自治体に貢献するという形で返す義務を背負っていると思います.私立大生以上に.
- yama-koke-momo
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国や都道府県の運営つまり公営ですから、税金が使われてます。 高校だって公立と私立がある。これ以上の説明が要りますか?
お礼
公営のものは安い、これは果たして自明なことでしょうか. 鉄道を見てみると、果たしてJRは私鉄より安いでしょうか.安いどころかむしろ高いですね. NHKは民法より安いですか?受信料を取るのはNHKだけですね. 公営=安いは自明ではありません.
補足
すいませんJRは完全に民営化されてました
お礼
passersby2さんは、大学の意義を勘違いしているように思えます.志望する国立大学に受かりそうにない、あるいは落ちる可能性があったら下の国立大学を受験すればいい、そうしなかった人は戦略ミスだとお考えのようですが、そう簡単に志望を落としていいものでしょうか. 私は理系なので文系のことは知りませんが、理系では大学の授業は、学生のレベルに合わせた水準で行われます(知識の前提や、理解度の前提などに基づいて).例えば、東大で行われている、東大の学生がようやく理解できるレベルの授業を、偏差値50程度の大学で行ったら、おそらく誰も理解できないで単位を落としてしまうでしょう.(文系はまた別だと思いますが.) passersby2さんは、早慶上理に受かるレベルの学生でも地方国公立を受ければいいとお考えのようですが、本来の実力よりも10以上偏差値の低い大学に進学するということは、その本人にとっては相当水準の低い教育を受けなければいけないということです.その人の将来に大きく関わってくるでしょう.いくら貧乏であっても、貴重な4年間はできるだけ有意義に過ごしたいものではないでしょうか.低偏差値の私立大学の多くが学費免除入試を行なっていますが、それに群がる学生がごく少数であることからもみんなそう思っていることが分かります. たとえ学費が安くとも、得られるものの価値も下がってしまうのなら、学費が安くなるメリットはないのです. 失礼ですが、passersby2さんは大学を「大卒資格を習得するための場」程度にしか考えておられないように思います. 高い志をもって、自分の偏差値よりも大学で妥協せず、質の高い教育・研究環境を求めて旧帝などの国立大学に挑戦し、惜しくも届かなかった学生を、あなたは「敗者」と吐き捨てるのですか? ただ学費のためだけに、どれだけ偏差値を落としても平気な人よりは、少なくとも学費の補助を受ける資格はあると思います.将来、きっと日本の発展に貢献してくれるでしょう. ちなみに、私のことを国立に落ちた負け犬と思っているようですが、早慶と同程度の偏差値の国立大学に合格しています.