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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:がんワクチンについて)

がんワクチンについて

このQ&Aのポイント
  • 父がステージ4の胃がんで肝臓にも転移しており、抗がん剤治療を受けています。がんワクチンを試してみたいと思っていて、久留米大学がんペプチドワクチン臨床試験とセレンクリニック神戸樹状細胞ワクチン療法について検討しています。
  • 久留米大学がんペプチドワクチン臨床試験とセレンクリニック神戸樹状細胞ワクチン療法は、がんに対する新しい治療法のひとつであり、注目されています。
  • この2つのワクチンは、がんの免疫療法に分類され、免疫システムを活性化させることでがん細胞を攻撃する効果が期待されています。ただし、効果や副作用には個人差があり、医師と相談しながら適切な治療法を選ぶことが重要です。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

こんにちは。 お父様の御容態、心配ですね。ご心痛のこととお察しいたします。 私の家族も同じがんなので、色々な免疫療法の説明会に行って勉強しています。 医療関係に勤務しているのですが、恥を捨てて、医師に突っ込んで質問してます。 我ながらかなり詳しくなったと思います。 実は先日、セレンクリニック神戸の説明会に参加しました。 このクリニックのがんワクチンは、久留米大学で研究されている「ペプチドワクチン療法」 とは大きく違うそうです。(セレンクリニックは、「樹状細胞ワクチン療法」という名前の治療ですが、 ともに「がんワクチン」治療の分類に入るそうです) 説明では、「ペプチドワクチン療法」が、ペプチドという“がんの目印”を薬として体に注射する治療なのに対して、 「樹状細胞ワクチン療法」は、オーダーメードで作るがんワクチン治療ということです。 この「樹状細胞ワクチン療法」という治療は、患者の細胞から大量の樹状細胞を作り出し、その樹状細胞に癌の特徴を覚えこませたワクチンを作り、そのワクチンを患者に注射する治療だということです。 注射した樹状細胞が体内のリンパ球に攻撃の指令を出し、リンパ球ががんを狙い撃ちで攻撃する!というもの。 ちなみに先日のNHKスペシャルの内容は、「ペプチドワクチン療法」です。久留米大のと同じものですね。 ちょっと分りにくいので違いを箇条書きすると、 <ペプチドワクチン療法>~久留米大 ・ペプチドという薬を注射する治療 ・薬の注射なので簡単 ・受入条件が厳しいので誰でも受けられる訳ではない ・金額は12回注射で108万円くらい ・体の中にいる数少ない樹状細胞を頼りにする治療 ・通院して治療する ※調べてみたのですが、2004年に『ネイチャーメディスン(Nat Med. 2004;10:909-15)』に論文発表  された臨床試験の結果では、ペプチドワクチン療法の効果は2.6%の奏効率しかなかったようです。 <樹状細胞ワクチン療法>~セレンクリニック神戸 ・患者血液内の細胞を取り出し、樹状細胞に育て、がんの特徴を覚えこませて  からワクチンを作り、注射する治療(オーダーメードの細胞治療) ・採血が特殊、また細胞培養するので若干手間がかかる ・自由診療なので、基本的に誰でも受けられる ・金額は7回注射で180万円くらい ・体外で大量の樹状細胞を作り、がんの特徴を覚えこませてから注射する治療 ・通院して治療する ・WT1という、世界で最も優れたがんの特徴(抗原)を使って治療する ・胃癌ではないが、FDA(米国食品安全局)で認可されている ・治療効果はすい臓がんのみ、現在、他のがんを調査している段階 ※参考になるかどうかですが、樹状細胞ワクチン療法の論文を探してみましたので一応載せておきます。  Dendritic cell therapy in advanced gastric cancer: a promising new hope? Tewari M, Sahai S, Mishra RR, Shukla SK, Shukla HS. Surg Oncol. 2012 Sep;21(3):164-71. Epub 2012 Apr 20. 説明会を受けて、自分でも調べてみた所ではこんな感じです。 これでもよく分らないと思いますが、久留米大もセレンクリニック神戸も樹状細胞を使った治療で、 基本的な治療メカニズムは同じものでした。 ただ、その方法が異なるようです。久留米大が薬の注射なのに対し、セレンクリニックは、 オーダーメードの細胞治療ということですね。手間がかかっているのでその分、割高みたいです。 あと、NHKスペシャルでのがんワクチン治療結果ですが、あれはすい臓がんの肝転移ですね。 一般に、すい臓がん肝転移は発見が遅く、予後も良くないそうですが、胃がんの肝転移の場合、比較的早く 見つかるケースが多いため、こういったがんワクチン治療の効果もより上がるのではないか、と思います。 また、胃がんの肝転移は抗がん剤治療も結構効きがいいと聞きましたので、こういうがんワクチン治療も 併用してさらに効果を出す可能性も高いのではないかな、と思います。 久留米大の説明会には行っていないのですが、セレンクリニックの説明会は演者の先生(院長でした) の感じが良かったです。 他の免疫療法みたいに「絶対効きます」とか一切なかったですし。(むしろ控えめなコメントでした) セレンクリニックは論文も出しているとの事なので、ある程度信頼できそうですね。 勿論、久留米大も大学病院ですのできちんとした治療をやっていると思います。 とにかく両方に問い合わせてみるのが良いのではないでしょうか。 お父様の治療がうまくいくことを願っています。

ojisanshin
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ございません。 大変詳しく教えていただきありがとうございました。 両方に問い合わせ、久留米大学の臨床試験を受けようか考えましたが、 家から遠く、今の父の体力では通うのが難しいと判断しました。 早くがんワクチンの研究が進むといいですね。 ご家族の快復をお祈り致します。

その他の回答 (2)

  • rokutaro36
  • ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.3

結論から言えば、五十歩百歩ですよ。 多少の違いはありますが、基本は同じです。 がんワクチンというと、センセーショナルな報道が先行していて、 「すごい」というイメージが浸透しているようです。 これは、これで、重要なことです。 そうしないと最先端の研究は前に進まないのです。 「いや、実は、全然たいしたこない」では、 誰も研究費を払ってくれません。 だから、「すごいんです」ということが重要なのです。 実際、すごく効く症例があります。 だから、研究しているのですが、現実は、効く方が例外。 効かない方が圧倒的に多い。 だから、いまだに「研究段階」なのですよ。 しかし、ちゃんとした研究ですから、効く可能性がある ということです。 このあたりが、胡散臭い民間療法やサプリメントとは、 決定的な違いです。 後は、費用対効果という問題だけです。 そして、これが、最大の問題なのですよ。 ネットで、免疫療法の治療成績を見ればわかりますが、 最も多いのが「不変」です。 症状が重くならないので、不変も価値がある…… 確かにそうですが、その間、「何もしない」のではなく、 「治療を継続」しているのであって、つまり、 バカ高い治療費を払い続けなければならないのです。 つまり、金の切れ目が命の切れ目になりかねないのです。 「先生、貧乏人は死ねということですか」と 患者に詰め寄られた医師が絶句したというのは、 免疫療法では、有名な話です。 効けば、万々歳。 効かなければ、諦めもつく。 でも、一番多い、中途半端な人たちは、どうやって折り合いを つけるのでしょうか? 実は、これが一番、重要な問題なのに、誰も触れたがりません。 どうするかは、ご尊父様が決めることです。

ojisanshin
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ございません。 どちらも基本的には同じなのですね。 高い治療費を出して必ず良くなればいいのですが まだまだその段階ではないのですね。 早く研究が進むことを願います。 ありがとうございました。

  • buke7
  • ベストアンサー率16% (151/936)
回答No.1

NHKでやってましたが肝臓転移の患者さんはあまり効果がなかったみたいですね 見ましたか?

ojisanshin
質問者

お礼

見ました。 やはり難しいのでしょうか…。 ありがとうございます。

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