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現代の国王の仕事

どんな仕事をしてるんですかね? なるたけ詳しくお願いします

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  • phj
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回答No.2

国王も大統領もほぼ同じ仕事をしています。 ちなみに内閣総理大臣はちょっと違います。 国王、大統領、中国共産党なら中国共産党中央委員会総書記が「国家の代表」ということになります。 代表ですので、次の仕事が必要になります。 ・国璽行為 国の法律や条約批准などにサイン(または判子)をして国として正式に認めた、という決裁をします。 ・総帥権  国の軍隊の総帥(最高指揮官)します。 ・任命権  国家の運営者、内閣総理大臣や最高裁判所所長などを任命する ・政治に対するコメント たとえばアメリカ大統領は大統領教書という形で、議会の決めた内容に反対意見をすることができます。ほとんどの君主国では君主のコメント(コミットメント)が議会運営や内閣運営で尊重されます。 ・国家の代表・象徴 国家行事や国際行事などで代表として活躍します。災害に遭った国民を直接慰めたり、外交の場に参加したりします。 日本の天皇についていえば、総帥権と政治に対するコメント権はほぼありません。任命権も内閣の助言を必要としますので、事実上は決裁だけなのですが、それでも威厳と格式はかなりのものだそうです。 また日本に来る外交官は、本国の代表者から信書を預かってきており、それを天皇に渡すのが来日最初の仕事になるそうです。信任状捧呈式といいます。 このときに、日本側は天皇陛下差し向けの馬車で外交官を迎えるそうで、世界的見て珍しく(君主国でもこの儀典を行っているのはごく少数)、非常に権威と格式があるものと見られているそうで、日本の国際的な格「先進国としての秩序と安定を保ちながら、同時に古きよき伝統も重んじる」にもつながっています。 どこの国でもそうですが、王国はそれなりの歴史を有しているところが多いです。世界一の大国であるアメリカ合衆国が約240年の歴史であり、ソ連は90年程度で終了しました。イギリス王室はどこからスタートするかにもよりますが大体4・500年の歴史を有していますし、タイ王朝は現在のチャクリー朝で240年ぐらいです。いくつもの国がこの間に生まれ消えたことを考えれば(特に植民地時代を考えれば)現存する王国は安定した国である、ともいえます。 また逆に最近になって王制に戻った国もいくつかあります。1977年には軍事独裁政権から王制復古したスペインがあり、同様にポルポト派に国をガタガタにされたカンボジアも1993年に王制復古しています。 これらは「だれが指導者になればみんな納得するか」という課題の答えとして「王」という歴史的にも権威的にも文化的にも納得がいく元首を求めた結果といえます。 そう考えると、国王の最大の仕事は今も昔も「国家の安定」なのだと思います。

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