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「穢翼のユースティア」の英訳ですが
Eustia with Grubby Wing or Eustia with Impure Wing これらでおかしくないですかね? 文法、語彙的な観点からよろしくお願いします。 (この作品において、ある病気を発症すると羽が生えます。発症すると基本的に隔離されます。伝染するとされているので忌み嫌われています。) またもしご存知なら、実際にどのような訳で流通しているのかなど教えてください。
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Eustia of the Tarnished Wings 英語では「Eustia of the Tarnished Wings」として流通されていることがネット検索でわかります。英語版ウィキでも同様の記述になっています(参照:http://en.wikipedia.org/wiki/Aiyoku_no_Eustia)。 「Eustia」は天使なので彼女は「(the/an) angel with the tarnished wings」なのですが、「Eustia」は個人名なので、その個人を象徴する決定的要因である「the tarnished wings」(汚れた翼)との関係は、特定のカテゴリに限定して結びつけるための働きの「of」でつないでいます。これが「Eustia with the Tarnished Wings」だと、「穢翼をつけた(まとった)ユースティア」ということになり、たまたま彼女がいくつかバリエーションのある翼の種類のうち「今回は穢翼をつけてみました」というかんじの映像が思いうかびます。これは、ちょっとちがいますよね。なので英語では「with」 とはなっていません。その一方で「(the/an) angel with the tarnished wings」が「with」なのは、「angel」自身は汚れた翼の堕天使ばかりじゃないですから、「angel」全体を「of」で限定できないので、「with」でよいわけです。 アニメ作品のタイトルには「~の~」というのがよくあり、「風の谷のナウシカ」が「Nausicaä of the Valley of the Wind」となります(ここでの「of」は「~出身」などの意味ですけど)。日本語の「~の~」にも意味や使い方がいろいろあるように、英語の「of」もいろいろで、しかも「の」と同様、タイトルとして使うとうまい具合にキマった表現にできると思います。 「tarnished」は「汚れた」と訳せますが、欧米で堕天使(fallen angels)についてる翼(wings)はよく「(the) tarnished wings」と表されています。これは概念的に仏教用語の 「穢」とのマッチも理解できるのではないでしょうか。ところで、「翼」は両翼を想定して複数の「wings」としましょう。
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今まで様々な質問を当サイトでさせていただき、多くの方から回答を頂いてきましたが、こんなに素晴らしい回答を頂いたのは初めてです!ありがとうございました!