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社会情勢が理解できる小説
先日、『君のためなら千回でも』という小説を読んで感動しました。 アフガニスタン・タリバンの政情に絡んで描かれた小説なのですが、 教科書や新聞を読んでも全く入ってこないような情報が、小説だとするすると入ってきます。 他に、歴史や社会情勢について興味を持って理解できるような小説がありましたら教えて下さい。 例えば、『風とともに去りぬ』では南北戦争や奴隷問題について、 『ワイルド・スワン』で文化大革命について概略を知りました。 題材の古い・新しいは問いません。 三国志や司馬遼太郎さんの本はいくつか読みましたが、いかにもな「歴史小説」という感じのものは少し苦手です。 よろしくお願いします。
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アレン・ネルソン著「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」は、ベトナム戦争の帰還兵の心の傷を扱った作品です。戦争に行くことが、人間にとってどういう意味をもつかを、深く考えさせてくれます。 今は、文学全集でも探すのが難しくなりましたが、パール・バック著「大地」は、中国が前近代の封建的な時代から、近代へと移行する過渡期を描いた作品で、3代にわたる王家の人々の生きざまを通じて、中国の近代化が、そこで生きる人々にどのような影響を与えたかが分かります。というか、中国の、根っこのようなものを垣間見ることができます。 有名な世界の文学作品には、ショーロホフの「静かなるドン」や、パステルナークの「ドクトル・ジバコ」のように、激動の時代を背景に描かれた作品が沢山あります。あまりにも大作なので、そういうのが苦手な人にはお勧めできませんが、長くても嫌でなければ、一度読んでみてください。
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- skip-man
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NO1の補足です。 第二次大戦後の紛争地帯から、記者の目を通して、反米的に見るのが多い。
お礼
あらすじを読むだけでは分からなかったのですが、そういう視点のお話が多いんですね。 重ねてのご回答、ありがとうございました。
- ginkuro814
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幕末の歴史の流れが読めます。 高橋克彦『完四郎広目手控』シリーズ http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4087473880.html
お礼
ご回答ありがとうございます。 高橋克彦さんは読んだことがありませんが、歴史物を書かれる方なんですね。 いかにもな歴史物は苦手なんですが、こちらは楽しく読めるかもしれません。 ご紹介頂いてありがとうございました。
- fedotov
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田中芳樹 『銀河英雄伝説』 政治・経済の勉強になります。 絶対君主政・民主主義・商業主義の長所・短所とか、 政治と宗教とか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 『銀河英雄伝説』は、学生の頃一度手に取ったことがあります。 どうもSFに馴染めなくてすぐに閉じてしまいましたが、政治・経済の勉強になるんですね。 実際の史実に基づいた小説を探していましたが、小野不由美さんの『十二国記』が大好きですので こちらも好きになれるかもしれません。 また機会があったら読んでみます。ありがとうございました。
- skip-man
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グレアム・グリーンの作品ならどれでも構わないでしょう。
お礼
グレアム・グリーンという作家は知りませんでした。 面白そうですね! 早速図書館で、『情事の終り』と『ブライトン・ロック』、『ヒューマン・ファクター』を予約しました。 面白そうな本だったのでご紹介頂いて嬉しいのですが、これはどのあたりの歴史や社会情勢が理解できる小説としてご紹介下さったのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」 興味深い内容です。早速読んでみたいと思います。 『大地』は大好きな本で、文庫で全巻持っています。 激動の時代を背景に描かれた作品、まさにこういう小説を探していました! 『静かなドン』、『ドクトル・ジバコ』、あらすじを調べてみたところどちらもズバリと刺さりました。 かなり読み応えのある長編のようで、更に嬉しいです。 是非手にとってみます。 こちらで教えて頂かなければ、きっと自分では一生手に取る機会がなかった本をご紹介頂いてありがとうございます。 もし他におすすめがありましたら教えて下さい!